2009年 03月 30日
「は」と「が」
変な天気で、停電となり、せっかく書いた記事が消えてしまいました。
で、またここに書いておこうと思います。
なにしろきのうの天気(雲行き)はとても、変でしたからねえ。

「プールに わに は います。」という文と、
「プールに わに が います。」という文の違い。
微妙なニュアンス(意味合い、エンファシス)の違いですよね。
「は」と「が」の論争は、「象は鼻が長い」という文で落着した、という人は多いですが、この文を生徒に教えても、それだけで、「は」と「が」を分かったことにならないのが、教師としてはつらいところです。
どなたか「は」と「が」のわかりやすい説明のしかたを載せているWebsiteをご存知でしたら、どうかぜひ、教えてください。JLE-UKのメールリストにも投稿してみようかと思っています。
さて、ミチはだいたい次のようなことをしゃべって、あとは煙に巻くことにしています。
(1)「は」と「が」はかなりの場合、interchangeable. (交換可能。)どちらの文も正しい(ことが多い)。
(2)「は」はもちろん As for の意味で、他と区別して、話題を取り出す場合につかう。
上の例でいえば、「象に関して言えば、鼻が長い。」「キリンは、首が長い。」
「は」は文章の話題(トピック)を導入し、「が」は文字通り主語を示す。
(3)ただし、A=B(AはBです)というような文章のときは、「は」は主語をあらわす助詞=subject markerでもある。
(4)「が」はいくつかの決まった表現を覚えておく必要がある。たとえば:
あたまが いたい(です。)
ピアノが できます。
フランス語が わかります。
誰が 来ましたか?
これらを「は」に変えてみると、意味がだいぶちがってくることがわかる。
「あたまはいたいです。」(でも、熱はありません。 おなかは いたくないです。}
「ピアノは できます。」「クラリネットは できません。」
「フランス語は わかります。」 {イタリア語は わかりません。」(他と区別する「は」)
(5)どちらを使うべきか分からない時は、質問文(またはモデル文)にしたがって、同じ助詞をつかうこと。
たとえば
「にわに だれが いますか。」「 にわに たなかさんが います。」
「テーブルのうえに 花は ありますか?」「いいえ、テーブルの上に花はありません。」 「テーブルのしたです。」
などなど。
これだけ説明しても生徒はキツネにつままれた顔をしていることが多い。
もっと多くの用例が必要だ、とつくづく思う、といって、適当に悩ませておくしかない。あまり心配しないように、といつも言うことにしている。「は」と「が」の区別は、博士論文に匹敵するテーマだとGCSEの主席試験官がいってましたから、といって。
どなたかお知恵を貸してください。

Particle(助詞)は、語順の問題と関係していて、注意深い生徒はわりと早く習得してくれるものの、何度説明してもトンチンカンな助詞の使い方をする子もいますよねえ(笑)。ところで、Te-Formですが、Lilywhiteさん(Mitchi's Japanese Lesson でしたか)のサイトに、いちりって、みびにんで、きいて、ししして、とか・・・覚えやすそうな呪文言葉が載っているのに最近気がつきました。動詞のGroup1とGroup2は、理屈ではなくて、勘で使い分けるか、めぼしい動詞はそのまま覚えるか、しないといけないですよね。
またなにか 事例が出たら、記事にしてみたいです。
「は」は主題部を受けて叙述部につなぐ。
「が」は叙述部を受けて主題部につなぐ。
>ワニがいます。
主題部は「ワニ」です。
話し手は「ワニ」の説明をしています。
>ワニがいます。
主題部は「います」です。
話し手は「いる(もの)」の説明をしています。
日本人はラッキョウが好きだ。・・・主語=日本人。
ラッキョウは日本人が好きだ。・・・主語=日本人。
日本人は台湾人が好きだ。・・・・主語=????。
「は」も「が」も主語を決めるものではありません。
主語は文脈で決まります。
(訂正前 始まり)
>ワニがいます。
主題部は「ワニ」です。
話し手は「ワニ」の説明をしています。
(訂正前 終り)
(訂正後 始まり)
>ワニはいます。
主題部は「ワニ」です。
話し手は「ワニ」の説明をしています。
(訂正後 終り)
主題部をうける「は」、叙述部をうける「が」、というご説明、なるほど、とおもいました。ただし、これを英語話者に説明するのはちょっとむずかしいような気がします。英語話者は、主題部、叙述部というわけ方で文章をつくらない(考えない)ような気がするからです。
もっと考えてみたいです。
訂正はおっしゃるとおりです。
ネットで遭ったブログを参考までに示します。
<愛の英語遍歴「は」と「が」の違い>2007/9/25
NHK教育の「新感覚☆わかる使える英文法」に、
佐藤さんはこのプロジェクトのリーダーです。
→Mr.Sato is the leader of this project.
佐藤さんがこのプロジェクトのリーダーです。
→The leader of project is Mr.Sato.
上は要約です。
原文に当られれば幸いです。
おっしゃる通り、英語では、ほとんど
主題=主語です(主題を意識する必要なし)。
しかし、次の例はどうでしょうか。
There was a man.(男がいた。)
主題=there。 主語=a man。
これは学校英語に基づく、私の独り合点です。


