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紅茶国C村の日々

13(木)よしあし。

まったく先週の金曜日に一通の手紙を開けてから、このところ、気が気じゃない日がずっと続いている。朝のメール、昼のメール、そして、授業、そして道一つ隔てた二つの学校のいろんな係の人に電話したり、メールしたり、探し回って行き会ったり。おっかない先生に許可をもらいににいったときは、ほろり涙さえ覚えてしまったフォーリン・ウブナ・ティーチャー ミチ。

ソリャ誰だって毎日はあたらしい一日で、同じ日はこのジンセイに2度ないって、決まってますよね。生徒を引率して、授業を休んで、しかも二つの学校の複数のクラス(月、火、木、金)にまたがる生徒たち、12年生と13年生をロンドン一日往復引率という企画、たくらみ、ぷらん、願望、欲。そんなものを振り払ってしまえば、安泰平穏な毎日、風邪を癒すことだけに専念していればいい1週間となったはずなのに。

これは日本語を選択している生徒のためになる。授業でたりないところをカバーできる。いいことはいっぱいあると思った。よく見通せなかったのは、昼からのプログラムでも朝から授業が全部つぶれること、日本語以外に、実は、はっきりいってもっと大事な科目、直接大学進学を左右するAレベルの科目を受けている子たちにとって、そういう科目をつぶすことはできない、というようなことがあまりよくわかってなかった。

それでもいろんなことをあらたに、発見した。
団体切符は10人以上で購入できること。16歳以下はロンドン往復(日帰り)が6.90ポンド=1035円ぐらいだということ。郵便で申し込むには1週間前に申し込まないといけないということ。(もっとも、ネイ君がいってたのは、グループティケットはその場で当日でも買える。インターネットでも買える、んだとか。)

学校の近くのA駅から、受付開始に間に合うように行くためには10時2分の汽車に乗らないといけない。二つの学校からA駅にいくには歩いて約7分。駅に集合する時間を9時45分とすると、生徒らは1時間目の授業(9時10分スタート)をほとんど出ないで駅に向かわなければならない、ということになる。

しかも一つの学校は、学外旅行を引率するためのトレーニング(講習)を受けた教師が一人引率しないといけないという決まりがあるのだそうだ。しかも片方の学校はこういう団体旅行の場合生徒一人から必ず50ペンスの事務手続き料を徴収することになっているけど、もう一つの学校ではそういうことはない。保護者からの承諾書をしっかり取り付けて、保険関係の書類を記入して。そういうことと同時進行で、学校のヘッドの許可をもらうために、その下にいる係4人のサインをもらい、しかもその計画書を学内の掲示板に3日間はり出して、異論のある人がいたらストップさせることができるように、というフィルターもある。

あれやこれやのハードルをまたいだり、たおしたり、くぐりぬけて、親の承諾書を3回ぐらい書き換えて、全員の分を2度印刷して、いざ、午後の授業にいった。そして、ここで、わかったこと。13年生の9人のうち、行かれない子が続出。その日は化学を選択している生徒は実験だか、コースワーク(課題)だかがあって行かれないんだと。結局13年生は最低二人、最高5人までの参加となるもよう。だったら、また汽車賃を計算しなおすか、赤字覚悟でこのまま突っ切るか、しかない。やれやれ。いろんなことがある。
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風邪はあれから1週間。でもあまりかんばしくない。あいかわらず30分に一回鼻水をかみつづけ、鼻水をかみすぎて、あたまや、目の奥がいたくてたまらん。

クラブは9人。ビデオ。

放課後は10年生。ひらがなのまとめ、復習テスト。でもテストじゃなくて、全員がいっせいに答を書き込んだ。たとえば、きのこ、こけし、いちご、ひよこ、ふとん、えんぴつ、えんとつ、ちりとり、ひこうき、それに複合音を持った言葉、きしゃ、ちょう、いしゃ、などなど。

ハリーポッターを見ながらこれを書いたけど、
ハリーのお相手役の中国人の女の子、演技はうまいけど、長い行列を作ってオーディションを受けた人の中からこの人が選ばれたわけはちょっとギモン。

そのほか、明日授業をキャンセルにしたために、11年生の二人オッ君、イッ君に、GCSEの漢字フラッシュカードを作るA312枚のプリントを配ったりした。

雨の一日。
黒豆を炊いている。
by agsmatters05 | 2008-11-14 07:07 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

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