ジェラルド君という13年生について今日は少しだけ書いておこう。ジェラルド君はミチの勤める学校での最初の日本語の生徒で、もうすぐAGSを卒業していく18歳の青年である。この生徒が、まあよくできるのなんのって、本当にブリリアントな秀才青年であることは間違いない。彼は、週2回、1回90分ずつのミチの日本語の授業に、1年目は二人の生徒のうちの一人として、2年目はミチとジェラルド君のマンツーマンレッスンの形で、日本語を勉強した。彼がこの間どんな風に日本語を習得していったか、これから少しずつフラッシュバックの形でここに書いていく予定。今日、その彼がミチの家に来た。卒業を機に、彼を家に呼んだのは、他に日本人学生が4人集まる予定があったから、つまり、ジェラルド君に生の日本語会話を聞く場をプレゼントできるからである。外国語を勉強した人なら誰でも、母国語話者がどんなに貴重な情報源かよくわかるはず。というミチの苦い体験知から・・・。
それで結局、初めての日本人のパーテイーにジェラルド君は堂々と日本語で加わることができた、と思う。日本人が英語を勉強して2年目で、これだけのレベルに到達できる人がどれほどいるか、と思わせるほどみごとな上達ぶり。その理由を考えることは、日本人の英語習得にもきっと役立つはずだ。
優秀な頭脳、といってしまえばそれまでだが、要するに、それは新しい知識をインターナライズする力、つまり自分のものに吸収する力の差ではないか、という気がする。その気になってやること。集中すること。そして、対象に取り組む気構えや動機付けがしっかりとそなわっているかどうか。そこら辺で学習能力も、学習結果もずいぶん違ってくるんじゃないか、と思う。(で、だからって?)