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紅茶国C村の日々

ヒアリング・エイド問題、 補聴器のこと


しばらく前のことでしたが、
日付は関係なく、一時期、Kじいちゃん関連の出来事として、ヒアリング・エイド問題
というのがありました。



娘さんがじいちゃんの医療関係はすべて担当していて、この補聴器も
専門家に自宅に来てもらい聴力を調べてから、購入という段取りになったのですが、
いざ大金(1000ポンドー20万ぐらいかな?)を払って購入したものの、
ご本人が納得してなくて、使う、使わない、のやり取り、すったもんだのあげく、
ちょっとじいちゃんがこれをどこかへしまい込んで(隠して)しまい、
返却もできず、ああだこうだと・・・・

どうやら返却する方向で、(ゴンタも説得に一役買った、誰にも言ってないけど)話がまとまり、
じいちゃんが補聴器をどこかから取り出してきました。(置いた場所を忘れてなかった!)

これに関しては、値段もさることながら、この補聴器の性能の良さ、ハイテク性をふくめて
私は、亡き父のことを連想せずにはいられませんでした。

父は、10代の頃近所の川(笛吹川の支流、日川)で泳いでいて、耳に水が入り、
それがもとで慢性中耳炎にかかり、生涯「耳が遠い」というハンディを背負っていた父でした。
それで、戦争にも行けなかったというか、行かなくて済んだというか・・・

子供は女の子ばかり4人の父、日ごろの生活には、
周りの家族が大きな声を出せばなんとか会話はできる状態でしたが、
あるとき、多分私らが小学生のころだったとおもうけど、
補聴器なるものを買うことができ、それがあるとだいぶ会話がスムースにできて、
まあ、明るいニュースだったような気がします。

その昔の補聴器、昭和30,40年代のことですが、
今頃の手のひらサイズの録音機みたいな黒いボックスで、そこから
耳栓までコードをつないで、テーブルの上やこたつの上において、使っていました。

その補聴器をつくっていたのが、
東京通信工業株式会社
という会社で、父はその会社を高く評価して、なんと「株」を持つまでに
ひいきにしていました。

そして、あるとき、その会社が、社名を変更するということで、一般に募集をして、
父は、太陽にちなんだサン、サニーはどうか、などと案をつぶやいていました。
結局、投稿はしなかったのですが、なんと大募集をしてその会社が名前を変更したのが、
なんと、なんと、今、知らない人はいないでしょう、大きく成長したあの会社、
そう ソニーだったんです。

小学生のころ、このソニーの株が毎日ものすごい勢いで値上がりし、
家族そろってラジオの株式市況の時間には、ラジオに耳を傾けたりしたものでした。
いまでもそうなのかどうかわかりませんが、あの頃は「ストップ高」というのがあり、
一日のうち株価は200円以上はあがらない、あげてはだめ、ということで、
その「ストップ高」というアナウンサーの声を聴いては
家中で大騒ぎ、大喜びしたのでした。

このお金を使って四人姉妹の長女は高校から上の学校(短大)に
進学できたと、あとになって聞かされました。
あの頃家で飼っていたスピッツのワンちゃんも 名前は「ソニー」でした(笑)。

Kじいちゃんは上の写真に入った最新鋭のハイテクのヒアリング・エイドを返却してしまい、
今では時々声を張り上げないと会話ができないこともあるのですが、
聞こえない(聞こえることもある、笑) もとの状態のまま暮らしています。

このハイテクのヒアリング・エイド(補聴器)を 私は父に使わせたかった。
父はソニーのあと、晩年はコルチトーンという会社の製品に出会い、
もっとよい性能の補聴器を愛用するようになっていましたが、
それでも、このKじいちゃんが試しにつかってみた補聴器の性能とは段違い。
びっくりしたのは、ゴンタがじいちゃんと一緒に散歩中、携帯でポケゴーをしていたら、
携帯の音は消してゲームしてたのに、じいちゃんのハイテク補聴器は
ちゃんとポケゴーの音楽を、かなりの音量で、拾い出して聞こえていたのでした。



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by agsmatters05 | 2025-03-10 07:39 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。
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