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紅茶国C村の日々

コロナ Day86  レナ―タの物語(20)

「続・紅茶国C村の日々」よりの転載です。


最初の8枚はC村散策中に撮った、毎度おなじみの(笑)教会とか牧草地の写真。
その次の4枚は今日の 食ひもの。
最後の2枚は レナ―タの本からの写真です。


変わり映えのしない毎日。コロナウイルスのせいで、ごくごく限られた毎日を送っています。
だから、このブログの記事もかなり狭い話題ばかり。
それでもちょっとずつ新しい何かを取り入れているような気もします。

そう、今日はこんなことを考えました。
「生きるということは、当然歳を取ることだから、だんだん若がえっていく生き方なんてありやしない。
だけど、自分の中の老いていく様子を知る、というのも新鮮味があることじゃないか。」って。
誰も老いについて、繰り返したり、知り尽くしている人はいないですよね。
その意味では、老いの中にも新しいものがあるかもしれない。
先が見えないのはちょっと怖くもあるけど、日々これ新しきなり、という気分でいたらいかがなものか、と。



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C村のセント・ニコラス教会は、まだまだ撮影の仕方によって、新しい景色が見つかるかもしれない。
今日は、この(↑)角度で、この白壁、藁屋根の家が珍しく「撮りたい」ものに見えたのでした。



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教会の窓(↑)も、よくよく見ると、石の掘り具合とか、飾りつけの意匠(デザイン)とか
けっこう凝ってるかも、と思えるようになりました。(ほかに見るもの、考えるものがないから、とも言える。)



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天気はあまりよくなくて、とてもとても寒かったんですが、
羊たちはいつも通りでした。




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お互い同士「ことば」は使わなくても、あきらかに、たしかに、
コミュニケーションはとれてますよね(↓)。



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この一団(↓)も、なんで、だれが、リーダーで合図するのか、
一斉に走り出して、どこへやら移動してました。



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牧草地から出たところに、C村唯一のバス停があります。
メグがここで毎朝7時35分にくるスクールバスを待っていた停留所。
メグは4年間、この場所からハイスクールに通いました。

実は、ここで言うのもなんですが、
レナ―タの物語の本を書いたレナ―タ・カルバリーさんは、
メグが行ってた学校の、英語、英文学の先生を長いことされていて、
最後はシックスフォーム(高校)の副ヘッドをされた方でした。
残念ながら、メグはシックスフォームで英語、英文学のAレベル試験科目を選択しなかったので、
カルバリー先生に教えてもらうことはなかったみたいです。全然覚えていないって。残念。



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そのバス停のあるところがC村唯一の十字路(クロスロード)で、バス停と反対側に
このソラナム、または ヤマホロシ または ツルハナナス という花がこんな風に咲いていました。
覚えようと思ってまた撮ったけど、なんだかまた忘れそうな気がします(涙)。



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そして今日の食ひもの。

おっと、その前に、先日食した冷凍のTVディナーっていんでしょうか?
できあいのこんな食べ物もみてください。コロナで外出、買い物が不自由な時、
緊急の時には、これは助かります。


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散歩の後、おなかが空いて、無性にそうめんが食べたくなりました。
かき揚げは、散歩に行く前に作った揚げ物の残り油で、ジャガイモと、玉ねぎ+人参のみ。




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月曜日にマーティンがポテトをたくさん仕入れてくれたので、圧力鍋で丸ごと茹でて、薄皮をむいて、つぶしました。
隠し味にマヨネーズを入れるというのは、むかし伊予の松山に住んでいた時お隣りの奥さんに教えてもらったこと。


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卵はゆで卵マシーンがあるので、とても便利。だけど、一度に5個しかできない。そうだ、今度この茹で卵マシーンも
写真にとって、ここに載せますね。オランダのティネカさんがC村に来た時、このマシーンが気に入って、
オランダに帰って早速ご購入されたというものです。


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小麦粉、卵液、パン粉、お決まりのコロッケ揚げ。
なにしろ、ひき肉がないので、真ん中にゆで卵を入れたのを5個、四角いチーズを入れたのを7個作りました。
形が崩れたのは、ご愛敬。もちろん、捨てませんよ。どうせおなかの中に入れば、形はなくなるんだもん。(笑)



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チーズの方を一つ試食しました。グーでした。中のチーズが溶けておいしかった!
ふつうのチェダーチーズ、マイルドのものを使いました。ああ、これもまた写真にとっておこう。
チーズは脂分が多くてあまり食べないようにしていたけど、イギリスでは、安くて種類も多いので、
食べはまると、けっこうクセになりそう。



今日のブリッジ、
午後はレシェクと、夜はルーシンダと、オンラインの、無料の、カジュアルのゲーム。
レシェクとやった2時間はぼろ勝ち。ルーシンダとやったのは、ぼろ負け。
「ヤ―ブラ」という言葉は、トランプのブリッジをするとき、絵札が一枚もない手札のことを言うんですが、
今日は「ヤ―ブラ」ばっかりでした。

それでは、いつものワールドメーターは。


COVID-19 Coronavirus Pandemic
Last updated: June 11, 2020, 22:58 GMT

Coronavirus Cases:7,577,533

Deaths:422,904

Recovered:3,832,656



世界の感染者、750万人、死者、42万人、(夜11時の集計ですから、まだ変更があるかも、ですが)
昨日からの一日で全世界の死者4769人、100人以上の死者が出た国は9か国。
米国888人、ブラジル1123人、ロシア174人、インド394人、英国151人、ペルー206人、チリ173人、メキシコ708人、パキスタン101人。


山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信  中の

新着情報 で  黒木登志夫先生の解析 の6月11日の記事

https://shard.toriaez.jp/q1541/926.pdf

では、まだまだコロナ禍が進行中ということでした。
イベルメクチンが死者を減らすことができたというデータについても書いてありました。
イギリスの病院って、イベルメクチンとか、アビガンとか、使っているのでしょうか?
日本からは薬や治療についての情報が入ってくるけど、イギリスのテレビやSNSではそういうことを
あまり聞かないんですけど、私が耳を傾けていないからなのか?









レナ―タの物語 (20)






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著者の覚え書き Author's Note

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この本は、私がポーランドで過ごした幼い頃のことを書いたものです。その頃のポーランドは、最初はドイツ、それからソ連に占領されていました。この写真は私の母の写真で、彼女は祖母と一緒にアウシュビッツで亡くなったのですが、これが数年前、思いがけず、私の目に触れたとき、それがきっかけとなって、私はこの本を書くことになりました。
あの頃、何百万という普通の人々にとって本当にひどいことが起こり、大勢の人たちが、私の母や祖母も含めて、生きながらえることができませんでした。でも、私は生き残ることができました。私は「物語」が大好きで、人から話してもらったものも、自分で読んだものも合わせて、恐ろしい毎日のなかでも自分の塞に入り込み、まわりのことを冷静に見て、いつかはきっと幸せがやってくると信じることができました。

私を襲った苦難に続く何年もの長い間、私はポーランドとイギリスで、まわりの人たちの親切と愛情に助けられ、慰められてきました。幸せで安全な家庭の暮らしができました。このおかげで私の心の傷は癒されて、私は同いどしの普通の子供たちがしていたのと同じ普通のことをして楽しむことができました。私は学校にかよい、すっかりイギリス人になりました。警官が武器を持たないで、親切な、この国、そして、ロンドンのど真ん中で木箱の上に立って政府の批判を大声で言ってもだれもお咎めをうけないこの国が、私は大好きになりました。

歳月が流れ、私は子供時代の私のおそろしい経験のことを次第に考えなくなり、とうとうそれは昔のこととしてすっかり忘れてしまうほどになりました。結局、それは私の態度にも、家族や友達との関係にも、なんの痕跡も残さなかったのです。ところが、ある日、ラジオでホロコーストの生存者のインタビュー番組を聞くことがありました。その人は、どっぷり味わった恐ろしい経験に影響されて、彼女の家族にまでその影響が及ぶようになったのでした。私は二人の娘たちに、私がそんな悪影響を受けてないのはなんて不思議なことでしょう、と言いました。すると娘たちは笑って、私は確かに私の苦しい体験から影響を受けているけれど、それも含めて彼女たちは私を愛している、と言ってくれたのでした。

長い間、私の体験談を聞いてくれた大勢の友達が私に、そのことを本に書くべきだと言ってくれました。それで私はやってみました。でも最初の出版社は、私が書いたものがあまり激しいものではないと言うのでした。2番目の出版社は、なぜ私がそれをフィクションとして書いたのか、なぜ回想録として書かなかったのか、と言いました。その時は、私は回想録としては書けなかったのです。それで、私の物語は何年ものあいだ引き出しの中にしまい込まれていました。

2年前、私が名付け親になった「名づけ娘」(ゴッド・ドーター)であるイモジェン・ヴァン・ベルゲンと私は再会しました。そして、私たちは一緒に私の引き出しにしまい込んだ原稿をもう一度見直すことにしました。私のよき友、グレアム・メイスがくれた編集上の注意書きを使って、私たちは作業にとりかかりました。ここ一年、イモジェンと私は休みなく作業を続け、原稿全体を子供の目から見た話に書き直しました。それから、偶然が重なって、お昼ご飯を食べて、家を売り出すことが決まり、ダイナ・レイノルズやレベッカ・カーターを含む大勢の友人たちに数珠つなぎで話が伝わり、ついにこの回想録がジェマイマ・ハントの机に届くことになり、彼女がエージェントになって、さらに改良を重ね、ついにアレクサンドラ・プリングル・ブルームスベリ―出版社の関心を呼び寄せたのでした。その結果がこの本になったというわけです。

私はイモジェンに心からの感謝を捧げたく思います。本当に彼女のおかげです。彼女の断固とした決意、助力、熱意、関心、そして励ましが本当にありがたかったです。私たちはとてもいい共同作業ができました。グレアム・メイスには、最初の原稿を何時間もかけて構成しなおしてくれたことに感謝しています。感謝の気持ちは、アレクサンドラ・プリングル、ジリアン・スターン、アレクサ・フォン・ヒルシュベルグ、テス・ヴィリョーエン、メアリー・トムリンソン、ローラ・ブルック、そしてブルームズベリーチームの全員(この方たちは、この本の制作から販売までずっと辛抱強く熱心に私を導いてくださった)に、捧げたく思います。 そして最後に、私の友人たち、大勢過ぎて名前を載せきれませんが、みんな私の話をじっと聞いてくれて、私に紙とペンを使うように、長い年月の間励まし続けてくれました。

私はこの本を、文字通り私を生かしてくれることになった人々に捧げます。まず、亡くなった人たち:ナチの強制収容所で殺された私の母と祖母。最愛の父、1989年に英国で亡くなりました。そしてポーランドで私を守ってくれた大勢の人たち、名前はこの本では仮名にしてあります。にこの本を捧げます。けれども、生きている人たちにも捧げます。デイディー、彼女の名前はこの本ではフレデリーカです。後日、彼女は私の愛する2番目の母になりました。彼女は、わたしが生きながらえてその後の人生を送れるようになるのに、本当に大きな役割を果たしてくれました。そして私の弟、アレックス。最後に、とりわけ52年間共に暮らした夫のブルース、そして二人の娘たち、サーラとケーイ、この3人は愛情と忍耐と力強さの揺るぎのない柱でした。に、この本を捧げます。みなさん、ありがとう。






Commented by のり at 2020-06-12 20:59 x
みちさん、こんにちは。 ready mealをきちんとお皿にうつして食べられるところがみちさんらしいです。私はトレーのまま食べてしまいますが、お皿に盛ると、とてもおいしそうに見えますね。
おそうめん、私も食べたくなりました。
Commented by agsmatters05 at 2020-06-13 06:18
のりさん、わっはっはです。
ほめられたのか、なぐさめられたのか、わかりません。(笑)
アメリカのレディーミールってどんなでしょうか?
たぶん、いろんな種類があるのでしょうね。
家主はロックダウン中とか、私がロンドンに行ってた時はずっとこれでした。よく飽きないとおもいます。
私は、月に一度食べるか食べないかぐらいです。
ちょっと色がきれいだったんで、それにいつもの食事と違うので、つい写真に撮ってしまいました。味は悪くないんですよね。
Commented by agsmatters05 at 2020-06-13 06:25
のりさん、
それからね、お時間があったら、エキサイトブログの海外生活部門のトップ、フィレンツエ田舎生活だより というブログをのぞいてみてください。ライターのチホさんのお母さんが東京で作られるというお食事の写真がときどき(いっぱい)載せられています。それで、そうめんのメニューの写真を見て、私食べたくなったんです。80歳以上のたぶんお一人暮らしのかたらしいけど、献立に目がびっくりさせられます。海外では材料がないという口実があるので、とても真似はできませんけど、おみごとなんですよ。
Commented by のり at 2020-06-13 20:53 x
みちさん、
早速おすすめのブログを見てみました。わーわーわー!!と心の中で叫びながら、お腹が空いてきました。 お一人暮らしであんなにきちんと料理されててすごいですね。最近、料理作りのストレスを感じていたので、いい刺激になりました。
アメリカのレディーミールはおいしくありません。イギリスのはおいしかった記憶があります。なので家主さんがずっと食べられていた気持ちもが分かります(笑)。
Commented by agsmatters05 at 2020-06-14 06:09
のりさんへ、ねえ、すごいですよね。

どうしてアメリカのレディ―ミールはおいしくないんでしょうね?値段はどうなんでしょう?イギリスのは、2から3ポンドぐらいかな。安いので、1ポンドというのもあるかも。味付けは悪くないけど、やっぱりレディ―ミールはレディ―ミールで、ビタミンとかあまりないような気がします(偏見かしら?)とにかく、同じものばかり食べてるのは、かならず飽きますよね。私は献立はお腹に聞いて、今日はどうしても白ご飯が食べたいとか、麺類が食べたいとか、パスタがいいとか、なんでもいいからあるものをすぐ食べたいとか、(笑)してます。とにかく、ロックダウン中の不自由さは、食生活がいちばんです。

のりさんご一家、お大事にお過ごしください。
by agsmatters05 | 2020-06-12 10:36 | bad news/good news | Comments(5)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ