日々の出来事を記録するったって、つまらんこと、ぐちっぽいことが多くて、楽しいこと、面白いことはすくなく、ましてやタメになることなんか、あまりありません。(笑)
それでも、ふと「お。これはブログネタだぞ」というタイミングに接してカメラを取り出す、というのが日常化しているのがブログ・ライター・マインドというものではないでしょうか。とかなんとか。
というわけで、もう昨日のことになってしまいましたが、昨日(9月30日)のアイフォンカメラを取り出してみると、下のような写真が入っていました。
これは、E街、ううちゃんちのボイラー。借家ですから、もちろんよそ様のものです。

これ(↓)はううちゃんちのキッチンのコンロ。ガスコンロです。(6口あります。)いずれも紅茶国仕様、けっこうりっぱにできています。(C村のおんぼろオーブン、おんぼろホッブ、おんぼろボイラーとはくらべものにならない。E街界隈の借家事情は、日本人が多く住むせいか、値段は釣り上げられているけれど、設備はやっぱり整っています。)

で、なんでこんな写真を?と思われましたでしょうか?ではそのワケを。
もう昨日のことになってしまいましたが、(なぜって、夕べは眠くて眠くて。何しろ朝6時半にううチャンに起こされるので、夜11時と言えば、グランマもこっくりこっくりする日常となってしまいました。夕べは写真だけアップして寝ることにしちゃった。)
朝、ううチャンを学校へ送り届けて、さあ朝の一人の時間をゆっくりしましょ、と思っていたら、玄関の呼び鈴がピンポーン。めったに来客などないこのあたり。物売りさんだったらやだな、鍵穴からだれがきたのかのぞけたらいいんだけどな、などと思いながら、えーい、朝だから隣近所も起きてるだろうし、と思ってドアを開けたら、でっかいいでたちの紅茶国人(おっちゃん)でした。「ブリティッシュ・ガス=BGの点検です」だって。ボイラーとコンロを年に一度点検が義務付けられているみたい。
家に招じ入れて、はいどうぞお願いします。私は裏庭のドア(窓)を開けて,紫蘇の鉢3っつに水をやることにしました。
するとこのガス点検の(むくつけき)おっちゃん: 「おまえは日本人か?」
私:「ええそうよ。(なにをかくそう、とは言ってない。)」
おっちゃん:「ラグビーワールドカップ、見てるか?」
私:「ええと、あの、その、ラグビーは私のフェイバリット・スポーツじゃないんだもん。あんまり見てない。(正直に言うと、テレビがない生活をしてる私。)」
おっちゃん:「すげえな、ジャパン。ようアイルランドをまかしたじゃないか。立派なもんだ。試合が終わってもまだ選手は余力があって、げんきいっぱいだったぞ」
私:「おっちゃん(とは言わなかったけど)ユー、ラグビーファンなの?どこを応援してるの?」
おっちゃん:「もちろん、アイルランドだ。トゥイッケナムのパブでみておったんだ。」
私: 「あらそうなの。あのね、聞いて。私、ラグビーのファンじゃないけど、退職日本語教師でね。前に教えた私の日本語の生徒(教え子)、リーズ大学へ行った後、卒業してから スポーツ・ジャーナリストになってね。今、日本に行ってるのよ。時々BBCのラジオ4に出たりしているの。(私にはこのほうがビッグニュース、とは言わんかったけど。)」
おっちゃん:「・・・。」

てな具合で、おっちゃんは水やお湯をかなり長いこと勢いよく出しっぱなしにして、しゃべっていたのでした。
その時なんだか携帯のバブリングの音。
私:「おっちゃん(とは言わなかったけど、ユー)の携帯鳴ってない?」
おっちゃん:「いや、わしのじゃない。」
私:「あらあら、私のだったわ。きっとマイ・サン(=ウウパパのこと)からだわ。今日ガスの点検の人が来るって、言い忘れたからそれできっと電話してきたんだわ。」
そういいながら、コートのポケットに入っていたアイフォンを取り出して通話をアクセプト(受信)クリックしたら、この会話が全部相手に聞こえたらしく、電話でいきなり
ううぱぱ;「そうだよ、それを言おうと思って、さっきから何回も電話してたんだよ。」
私:「ああ、それなら、今その人ここに来てるから。」
もちろん、ボイラーもコンロも異常なしで、上の2枚の書類に私がサインするのを見届けてから、おっちゃんはそれは受け取らずに、靴のカバー(土足で家に入るのを避けるためのビニールカバー)を脱いで、ズボンの横ポケット(太ももの外側についてるやつ)に突っ込んで、出ていきました。出しなに私が「まあ、なんて便利なポケットだこと。」と言うと、おっちゃん、「そうさ、このズボンにはありとあらゆる便利な道具がたっぷりはいっているのさ」と自慢げに言って、外に出て行ったのでした。
まとめ:ラグビーワールドカップ、ジャパン。いいニュースはやっぱり心ウキウキの材料になる。(笑)

その後12時過ぎにブリッジに行くまでの1,2時間。やっぱり夜ごはんの下準備。上はS村のMちゃんママからいただいたおからを炊いてみました。ありあわせの材料、ちくわ、こんにゃく、ニンジン、高野豆腐を入れてみました。

これ(↑)は、うれしい紫蘇のニンニクしょうゆ漬け。これもMちゃんママからいただいたものに、青い葉っぱをつけ足しました。3鉢9ポンドでスラウの街から買ってきた紫蘇がだんだん寒くなる季節にいつまで青々していてくれるのか、ちょっと気になっています。

コンニャクは、高野豆腐と合わせてシンプルに煮てみました。ううチャンはシンプルな煮物なら(コンニャクも)食べます、とううママから聞いていたので、混ぜ物のおからよりも、こっちの方がいいかな、と思って炊いてみたけど、夜、ううチャン、やっぱりママの炊いたコンニャクの方が好き、と言ってあんまり食べてくれませんでした。

いなりの袋。ゆで卵入りが二つ、おからとアミの佃煮と干し貝柱をほぐしたものを炊いて丸めていれたのが4っつ、あとの2枚は白ご飯をいれるための空の稲荷。全部同じ味付け。
そうして12時半。紅茶国で一番大きいブリッジ・クラブへ出かけていきました。先週トップになったときのパートナー、ルーシンダは風邪をひいてしまい、一人っきりで出かけました。ここはホスト・システムがあるので、一人で行っても誰かと組めるようになっているからです。今日のホスト、ベンさんとシステムの打ち合わせをしていたら、横から別のおっちゃんが来て、一人で来たからパートナーが要ると。こういう時、ホストのベンさんは2枚のバウチャー(次にプレイするときのただ券)をもらって、すごすご(またはホクホクと)引き上げることになっているんだって(初めて知った。)

よこから入ってきたおっちゃんは、マーティンAZという名前で、なにやら調子のいいおっちゃんだったけど、たぶんあれは入れ歯が口の中
でおさまりきれないらしく、話をするたびに顎を大きく開いて、口の中の入れ歯の位置を調整している癖のあるおっちゃんでした。

結果はぼろ負け。ビリでした。ひどいもんだった。どっちが悪いって、ブリッジは両方の相性みたいなもんもある。マーティンは36%、私は41%のパーフォーマンス率だった。
リッチモンドブリッジクラブはロンドンの南、キューガーデンをはるかに南に下がったところの、ケンブリッジ・パークという場所にあるんだけど、その通りの標識に、ほら、ガス点検のおっちゃんが言ってたトゥイッケナムという文字があったんで、ああこの辺であのおっちゃんはラグビーの試合をみたのか、と思ったことでした。