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紅茶国C村の日々

バーゼル旅行記(6)バイエラー、ピカソ、動物園、回転ずし


バーゼル三日目。(2月20日水曜日)

今日のお目当てはこれ(↓)。この人です。

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これは、紅茶国を離れてチューリッヒ行きの飛行機に乗るまで全然考えてないことでした。バーゼルの市立美術館にピカソの作品があることは知っていて、それを見るのは楽しみにしていたことの一つでしたが、まさか、この時期にバーゼルでピカソの特別展があるなんて、知りませんでした。これは本当にラッキー、ボーナス、思いがけないグッドニュースでした。

とはいえ、油絵の一枚も描いたことのない私。ド素人の見物人の一人で、絵画に詳しいわけでも、絵画に特別の知識や興味があるわけでもないのです。ただ原田マハの本を2冊(「楽園のカンヴァス」と「暗幕のゲルニカ」)を読んだというだけの「ご縁」なのですが、それでも勝手に「縁は縁」として、いくつかの知識や行動がつながったり、重なったりするとうれしいもんじゃあないでしょうか。「ああ、それ、私、知ってる!」と言えるものがある、ということは・・・。(笑)

とまあ、その程度の動機で、朝10時、ホテルから電車(トラムカー)に乗り込みました。
昨日バーゼルの街中を歩いた時も気が付いたのですが、この時期ピカソの特別展があることは、バーゼルの町中こぞって宣伝していることでもありました。今回は特に若い時期のピカソ、青の時代とピンクの時代と呼ばれている1900年から1907年にかけてのピカソの生きざまと作品を集中的に見ていく展覧会でした。

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場所はバーゼル郊外のバイエラー財団美術館というところでした。



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トラムカーを降りるまで気が付かなかったけど、降りたら大勢の人がゾロゾロト歩きだしたので、びっくりしました。人気のほどがうかがわれました。

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長い行列のあとで、入館料を払って館内へ。
余談ですが、バーゼルではホテルに泊まると美術館などの入館料が割引(ほぼ半額)になるのと、市内の公共乗り物が無料になるって、ありがたいことでした。

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オーディオガイドを借りて、一つ一つ丁寧に作品を見ていきました。

今日もたくさん写真を撮ったけど、ピカソの作品の中味についてここに書き出したら、とてもとてもまとめきれない分量の知識というか情報をいただいたので、それは昨日と同じく別の機会に記事にしたいと思います。

とりあえず、簡単にアイフォンで撮った(撮影を許された作品のみの)スクリーンショットのほんの一部を載せておこうと思います。


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あえて、素人の感想を書かせてもらうと、この時期ピカソ19歳から26歳のころ、親友の自殺をきっかけに青色を多用した暗い絵、しかも弱者、貧困者を多く描いた時期から、恋人フェルナンド・オリヴィエに出会ったり、作品が売れ出したりして、少しずつ明るいバラ色(ピンク色)の作品が増えていき、ついに「アビニヨンの娘たち」というキュービズムの先駆けとなった作品を発表するまでの7年間のピカソ。絵葉書を買おうと思ったけど、どれも暗くて陰鬱で買う気になれなかった。だけど、キュービズムと呼ばれるピカソの作品はただ思い付きの気楽なデフォルメとして生まれたのではなく、おびただしい数の習作を経て、次第に作り上げていったスタイルで、そのユニークさ、オリジナリティーとも、誰も真似することのできない絵、やっぱりさすが20世紀を代表する画家、巨匠なのだと思った。

この時期以後の有名になったピカソのその後の絵画などの作品と生きざまは、上の7年間以上に大きい意味を持っているのかもしれないけど、この巨匠の出発点となったものをつぶさに見ることができて、「行ってよかった、得した気分」になりました。ただ「得した」というよりももうちょっとこの後、ピカソの何を注目すべきかの宿題ももらった感じです。

なんてったってヌード、エロティシズムをピカソの作品から除けて彼の作品を見ることはできないでしょうけど、私がいいなと思ったのは目玉の描き方で、初期でも後期でも目玉をどこにどう描くか、それが画家の本意をよく表しているような気がしたのでした。(あくまでも素人評でえす。笑)



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(この↑画像はグーグルイメージよりお借りしました。)



3時過ぎまでたっぷり粘って、ピカソにどっぷり漬かったので、気分転換に上のような緑のトラムカーに乗って動物園に行くことにしました。電車代も動物園の入場料もタダでしたから、今日のうちにこれを利用しない方はない、と思ってのことでした(笑)。
いつものようにウイキ様からの引用です。(↓)
 バーゼル駅(Basel SBB)から徒歩10分弱のところにある、1874年オープンのスイス最古の動物園(Zoo Basel)。欧州の動物園としては小さめの13ヘクタールの敷地ですが、スイスの動物園での飼育数は最多の628種、7017匹。生体の生息環境を再現する飼育施設のビバリウム(VIVARIUM)内で、魚貝類、爬虫類、両生類等を飼育しているのが飼育数最多の要因です。 

ドイツ、フランスの国境に近く、外国からの訪問者も多いので入園者は年間200万人以上で、国内最多。珍しいソマリノロバ、レッサークーズー、ヘイゲンバイソン、コルドファンキリンなども飼育しており各動物の敷地の殆どに池などの水場があり、緑も多く動物にストレスを与え難い作りです。


バイエラー美術館からいきなり電車に乗り込んだので、動物園に行けるのかどうか何も調べてなかった。あいにくなぜかアイフォンのインターネットが切断されていた。(涙) 電車内で、英語のしゃべれる人に聞きまくって、ドイツから来たカップルが急いで地図を開いて動物園への行き方を教えてくれた。ダンケシェーンだけドイツ語で言わせてもらった。(笑)

最初に乗ったのは6番電車。シアターという停留所で降りて、10番のトラムに乗り換えて、二つ目が動物園だって。だけどこちらは運転手が左側で乗り降りは電車の右側から。そして乗り換えた場所で待っていた場所は反対側だった。一人の運転手からは、英語はダメと言われた。別の運転手は ズーへ行きたいと言ったら、ああゾーか、と言った。ZOOはドイツ語でゾーと言うみたい。


途中で、マジョルカ島のメグ一家3人と、グリンデルワルドのセガ一家3人に様子を伺い、それぞれからアイクラウドのフォルダーで楽しげな写真を送ってもらって一安心。

動物園に着いたのは5時10分過ぎで、受付の人から20分しか見れないと申し訳なさそうに言われた。もう閉まっているかもしれないと思ってきたので、20分あれば十分。早足で園内をめぐってみた。


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ペンギンたちに会えたのはうれしかった。この写真を後からううチャンにも見せてあげられる。


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カンガルーもいた。


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おみやげに動物のぬいぐるみを買ってあげたかった(もちろん、孫たちに)けど、お土産屋さんはもう閉まっていた。よって、写真のみ。(笑)


それからまたトラムでシアターという乗り換え地点まで戻ったのは6時前だった。そのままホテルに帰って昨日と同じレストランで夕食を取るのも芸がないとおもったので、あたりをぶらぶら歩いてみた。本当は水分の多いスープか麺類を食べたかったけど、なかなか思うような店が見つからなかった。けど、犬も歩けば棒に当たるって、このことでしょうか、ふとこんな(↓)お店を見つけてしまいました。 

SUSHI NEGISHI  ですって。

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回転ずしのお店でした。赤い皿は12.8フラン。一番安い青い皿は5.8フラン(細巻き4切れ)。大雑把に言って、一番高いのは1280円、安いのは580円という感じで受け止めました。味噌汁とお茶(こな茶と言っていたけど、普通の煎茶でした)を別注して全部で37.4フラン、約3740円。お寿司の皿は2枚のみで、タコサラダをつけて、十分な量でした。
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ここでも、味噌汁とお茶がとてもおいしく感じられたので、よかったです。まさかバーゼルでお寿司を食べるつもりではなかったけど、日系のお商売に貢献?応援?するつもりでいただきました。普通にコースの食事をとれば5000円(50フラン)は覚悟しなければという感じのスイスの物価なので、まあこれでちょうどよかったかもです。
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この(↑)ニンジンともやしは生(ナマ)でした。(残念)でもダシの味はよかった。


無事ホテルに戻って、いよいよ明日はチューリッヒに戻るので、それとなくカバンの中味を整えたりしました。

そこでハプニング!

ふと見たパスポート入れの中のパスポートが一冊しかない!2冊ないといけないのです。古いのは、紅茶国の滞在許可のスタンプがあるので、新しいのといつも2冊持ち歩かないといけない。なぜ一冊だけないの?

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一瞬、血が凍り付きました。
カバンの中味を全部外に出して、スーツケースからリュックサックから全部調べて、やっぱりない
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どうしたらいい?大使館に電話する?警察?ホテルのカウンターにまず話す?


ものの3分もたっていなかったと思うのですが、とりあえず、セガ+アコ+メグ+メグハビの4人につながるメッセンジャーに書き込みました。

「パスポートがない。盗られたと思う。」

これが20:16のことでした。

それから一分とたたないうちにアコちゃんから
「セガさんが持っています!空港で渡しそびれてしまったようです。」

そういえば、月曜日(18日)の午後、ホテルに着いた頃、セガからメッセージが送られてきて、
「身分証は、UKの運転免許とか出しとけばよいと思う。」
って。
私はそのメッセージを読んで、いいねマークを押したけど、なんで身分証明がいるなんて言うのかわかりませんでした。その上のメッセージ二つ、「グランマのパスポート持ってる。ホテルで必要かもしれないけど。」と書いて、私のパスポートの顔写真のページを送ってくれてたのを、おっちょこちょいのグランマはそれを読まずに最後のメッセージだけ読んで、いいねマーク(親指を上にあげてるマーク)を押していたのでした。なんで身分証明のことなんか言うんだろう?パスポート持ってるのに、と思ってました。チューリッヒの空港で入国するとき、セガが4人分まとめて手続きしてくれたからでした。その時、赤いパスポートケースと古いパスポートだけを私に返してくれていたという、、、

5分間の恐怖でした。今のところ大きなハプニングはまだないです。(笑)セガがスイス航空の機内でスチュワーデスさんからコーヒーをズボンにかけられたこと以外は。(笑)ジョーの味噌汁火傷、セガのコーヒー、はてさて3度目はあるのかないのか。あと二日、旅は続きます。

おやすみなさい。



by agsmatters05 | 2019-02-21 08:20 | 行ったところ

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。
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