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紅茶国C村の日々

今年(2018)のアルバムから、落穂ひろいその二。

このブログは日本語オンリーなので、なんとなく日本にいる友人向けに書いている気がしています。
日本は今元日の10時45分ごろ。紅茶国のC村は,大みそか恒例の花火が終わって、午前1時45分ごろ。

この頃全然テレビを見なくなったけど、5分ほどテレビをつけて、ロンドンはテームズ川沿いのロンドンアイの花火をテレビ画面越しにアイフォンにおさめてみました。はるばる一日かけて出かけて行って、現場で花火を見ている人たちが大勢いるようですが、とてもそこまではできませんね。

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花火を見ると、ビンボー症の私はついついあれでお金がどれだけ使われているのかと、気になってしまいます。
そういう価値があるのか、と。きれいだけど、きれいだねえ、で済ませていいのかどうかわかりません。

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何を楽しめばいいのでしょう?その色合い?音?一瞬の美とすぐに消えてしまうはかなさを味わえだと?

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それはともかく、今日の大晦日、レイトンバザードの郵便局へ行って日本の身内と沖縄の友人に小荷物を送ったほかは、なにもろくなことはしてませんでした。冷凍しておいた寿司を解凍して蒸して食べたり、オンラインのブリッジゲームで乱打(!?)をし2018最後の垢落としの入浴をしたりした合間に、今日読み終わった本一冊。

メグが送ってくれた下巻。
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かなり読みごたえがありました。見事な筆づかいにもうならされました。
ずいぶん頭のいい人だったんでしょうね、高峰秀子さんって。
決して決して自慢をしない、あくまでも自分のことを悪く、低く、落とし、人(他人)のことは上手にほめる。
ただし身内のいざこざ、育ての母との確執は、それはそれはすさまじいもののようでした。
ことあるごとに「金くれ、金くれ」といわれ続けたようでした。
それにも負けず、潔く、度胸よく、きれいさっぱりと身辺をまとめ上げる力量って、本当に沢木耕太郎さんの名解説にあるように「メスライオン」のような存在だと思われました。
写真もいっぱいあって、あらためてこの人の映画をもっと見てみたいと思いました。YouTUbeに行こう。




というところで、以下は昨夜用意した、今年の総まとめ。落穂ひろいその二、です。



これは前にも載せましたけど、今年(2018)を振り返ってアルバムを眺めていると、やっぱり引っかかりました。
ううチャンが通っている学校(カトリック系)のモットーで、
「神はおまえに誰であれと求めているか?」
「どういう人間であることがおまえにもとめられているか?」
「誰になれ、何になれと、求められているか?」
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ううチャンのおかげで、このトシになってグランマ役をさせてもらうことができた私は、人並みであるという立ち位置(!?、identity?)が急にふってきたことに、かなり幸せを見つけ出せる気がしています。もちろん、いろいろ我慢したり、困ったり、悔しい思いをすることもあるのですが、小さいことは水に流して、とりあえず年が越せるめでたさをおぼえます。


これ(↓)は山梨の長姉からもらってきた本。読み終わったけど、あんまり楽しくなかった。この人(作者)の諧謔というのか、毒舌というのか、に共感できなかったから。まだ佐藤愛子さんの「90歳、何がめでたい」の方がもっと同じ作者の本を読みたいという気持ちにさせられたのでした。
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2018年のエピソードということで、下(↓)の2枚の写真のことを取り上げてみます。

これは2018年3月から4月にかけて沖縄に行って、ワークキャンプ仲間と50周年記念会をやったときのことです。

私らはみんな古希で、年金暮らしをしているわけですが、それでも経済状態は一人一人みんな違って、豊かな人も貧しい人もいるわけです。私などは紅茶国の教師年金が家賃にそのまま消えてしまうので、あと何年生きられるかわからないけど、貯金を下ろして必要な支出をまかなうほかは、とにかく極力、節約と倹約につとめる毎日を送っています。つまり私は貧しい。ひたすら貧しい。というわけで、古ぼけた時計の皮バンドが破れそうになっているのに、セロテープでそれを貼り付けてもなおその時計の皮バンドを使っている、という私のつましさ、あるいはケチぶりを、ワークキャンプ仲間の一人(ニックネームは厚生大臣)が、いたく感銘を受けたのだそうです。

古いものを大事にするのはイギリス流で、なんでも壊して新しく買いなおす、というようなことは日本人の特技。そういう話を聞いたことがありませんか?あるときスーツケースのキャスターが壊れてそれを修理する店を探していたら、日本に住んでいるイギリス人から、「あなたはイギリス人になってきたね」と言われました。

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セロテープで貼り付けた時計の皮バンドがあまりにもよれよれになってきたとき、10月のボーンマスのブリッジホリデーで、ちょっとおしゃれして上の写真の左のような時計をはめることにしました。これを沖縄でキャンパーたちに見せたら、何と言ったことでしょう。ミチさんはケチだってことになるのかな。貰い物の時計をタンスにしまい込んだまま使わなかったのを見つけ出したのでした。



まだ借金はしてないのですが、もうちょっと貯金の残高に気を配らないといけないような気がしています。
とはいえ、この経済状態は来年(2019年)もそのまま続くことでしょう。節約、倹約を第一にして、あとは野となれ、山となれ、です。


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これ(↑)も前に載せたことがある写真だと思います。
まるごと虹、って珍しい写真じゃないでしょうか。
パノラマ機能で撮りました。

2019年がどうかいい年になりますように。
すべての人にご多幸を祈ります。




Commented by konatum at 2019-01-02 13:34
こちらで、マリさんと初めましての時、確か、キャリーケースのコロコロが取れてた!なんてことを思い出してしまいました。
あれから、何年でしょうね〜?

私も、年金生活者、つましく生活をしていかなければ!です。
Commented by agsmatters05 at 2019-01-03 12:08
小夏さん、
以前のブログ、生きてますね。
Konatumに飛んだら、セピア色(というのかしら、たぶん、ちがう、白、黒の)スンバラシイ風景写真がでてきて、その下には美味しそうなパンがズラリ。2017年でした。

年金生活!なんとかなりますように!

そうなんです。あれは2007年、セガ&アコちゃんの結婚式の後、 marriさんと福山駅で合流して、しまなみ海道を松山まで。あのときキャスターの壊れたスーツケースを marri さんが見るに見かねて。今でもそのスーツケースを愛用してます。
by agsmatters05 | 2019-01-01 21:22 | 本を読んで | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

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