2018年 08月 24日
最後(たぶん)のGCSE試験結果
G男子校へ行ってきました。校舎などあまり写真に撮ってはいけないのですよね。たまたま車寄せで一枚証拠写真。
GCSE試験の発表日なので、11年生は大勢来てました。でも、行ったのが遅かったので、もう終わりごろ。

結果に納得できない生徒とか、どこかが違ってないかと思う生徒とか、親とかが試験部長(イグザム・オフィサー)や係の先生たちとひざを突き合わせて相談をしてました。イグザム・オフィサーのスーさんの前には、長い長い行列ができていました。
ようやく行列が終わりかけたころ、スーさんのそばにいって、日本語の試験結果を教えてほしいと頼みました。スーさんは行列が途絶えたところで、私を連れて、別の建物のスーさんの部屋まで行って、一枚のプリントを渡してくれました。(下の写真です。)

何が書いてあるかというと、5人の生徒たちの名前と4技能(話し、聞き、読み、書く)の試験結果の一覧表でした。意外に思ったのですが、5人のうち4人までA*、つまりお星さま(トップ・ランク)の結果が出ていました。このうち3人は10年生、つまり一学年早い段階でGCSEを受けたので、ちょっと不利かなとおもったのですが、優秀な3人だったので、3人そろってAスターでした。この子たちは8年生の時から週一回、昼休みのジャパン・クラブに来て、文字通り「あいうえお」の「あ」から始めて、ひらがな、カタカナ、漢字と習い始め、最後の1年間は私に代わってO先生が指導してくださったのでした。3人とも、スピーキングとリーディングは満点でした。これも意外でしたが、例年聞き取りはやさしいと言われていたのに、3人とも聞き取り試験が一番難しかったようです。
上の写真の一部を取り上げると、こんな(↓)感じになります。rade とだけ見えているのは、Grade(段階)のことで、Aは優にあたるものですが、その下三つの*マークは 星、つまり、Aスターのことで、A(優)よりさらに上の特優のこと。5人受けて4人お星さまと言いましたが、一人は女子校の生徒なので、この表にはないです。あとからメールで係の先生に聞いたら、彼女GちゃんもA*(エースター)だったとのこと。Gちゃん、すごいです。授業とかで覚えたんじゃなくて、ほとんど独学に近い形で日本語を勉強した子です。


P2はスピーキングで、80点満点中、 64点とればA,72点以上とれば A*。
P3は リーディングで、 70点満点中、56点以上がA,63点以上がA*
P4は ライティングで、80点満点中、64点以上がA, 72点以上がA*。
つまり、それぞれの分野で、80%以上の得点ならA, 90%以上の得点ならA* (エースター)というわけです。
しけんはスピーキングは個別に10分間の録音で評価されますが、あとは50分から60分のペーパーテスト。
聞き取りと読み取りが70点満点で、スピーキングとライティングが80点満点なのは、やはり受動的な分野の言語能力のほうが、能動的なライティングやスピ-キングより点が取りやすいから、なのでしょう。全部の分野合わせて300点満点となり、そのうち9割の270点以上がとれたら、A*(エースター)になるというわけです。
3人の10年生、O君、E君、K君とも280点以上をとって、悠々と余裕をもってA*(エースター)でした。実は一人AだったT君は、学年も違うし、授業時間数もずっと少なかったのですが、ほとんど自力でひらがな、カタカナがわかるようになってから遅れて日本語のクラスに入ってきた生徒でしたから、Aだったこともすごい結果でした。本人も親もとても喜んでいることでしょう。
TP芸術学校の二人の日本人受験生の結果はまだ問い合わせ中で、わかっていません。リンちゃんは日本の中学を終えているので、日本語ができないのではないのですが、試験が全部英語でなされるために、英語の力がまだ足りなくて、あまり良くできなかったと言っていました。それでもA*圏内だろうと期待はしているのですが。
ちなみに、イギリス(イングランド)全体で、GCSE試験を受けた生徒(普通、大部分が15,16歳の、11年生)のうち、全受験科目でA*(エースター)を獲得した人は800人ほどいたそうです。ただし、科目数は個々人で違うので、15科目のひとも、10科目の人も含まれるのですが。
イギリスの中学校教育認定試験ともいうことができるのがこのGCSE試験です。中学校を卒業したかどうかという学歴は、このGCSE試験を何科目受けて、どういうグレードだったか、という形で履歴書に書きこまれることになります。将来につながる記録とも言えるでしょう。


