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紅茶国C村の日々

ロンドン、レストラン「そう」と恐怖の40分。

日本でも連休が始まって、あちらこちらへお出かけする人がいっぱいいることでしょうね。今週の週末、土日は、前々から予定が入っていました。土曜日は同窓会。明日の日曜日は誕生会。

朝10時34分、レイトンバザード駅発のロンドンミッドランド鉄道でピカデリーサーカスへ。シニア・レイルカードが切れていたので、更新。1年間で30ポンド(約4500円)ですべての鉄道が4割引きになる。でも最近は車ばかりであまり使ってなかったけど。

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ここのレストランはちらし寿司がおいしいと聞いたので。 17ポンド。

デザートは、抹茶ケーキ。
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これはちょっとこってり過ぎて、腹に持たれました。9ポンド。個々人が食べた分を払うことになっていたので、今日の昼食代はサービス料とお茶(2ポンドを加えて)30.40ポンド=約4400円でした。

楽しい語らいの時は過ぎて、この日、5時過ぎからGCSE日本語試験の最後の生徒たちが電話で会話の練習をしたいというので、3時ごろ、早めにレストランを後にしました。

♬行きはよいよい、帰りは怖い??なんて歌がありましたよね。

今日はそういう思いを味わいました。

「そう」レストランを出て、ピカデリーまで歩き、ベイカールーラインでオックスフォードサーカスまで一駅。それからビクトリアラインに乗り換えて二つ目、ユーストンの駅について、地下鉄から地上へ出る階段を歩き始めて、ハタと気が付きました。今日の持ち物。ナイキのぼろリュックと、片手にハンドバッグ、のはずでした。ところが両手をコートのポケットに入れて、軽々と階段を登ろうとしているわが身に気が付き、そこで世界は暗転。ない、ない、ない!ハンドバッグがない!

もう息の根が止まるかと思いました。いつもは、ショルダーをかけているのに、今日に限っておしゃれを決め込み、同窓会のお仲間に見せても恥ずかしくないようなカバンにしようかとおもって選んだもの。2年前に山梨の義兄が他界し、そのお香典返しに、高価な印伝のハンドバッグが送られてきたのでした。義兄の形見と思って大切に(使わないで、苦笑)とっておいたものでした。どうしても普段の外出はポシェットが便利ですよね。メグは荷物が多いときはトートバッグにしたら、と言ってくれたんですが、手ごろなサイズの肩からかけるトートバッグがなくて。いえ、カバンというものは何十と数えるほど持っているのですが、とにかく今日は義兄の形見の印伝のハンドバッグを使わせていただくことにしたのでした。

それが手元にないと気づいたのがユーストン。愕然として、体中の血が逆流するような感じでした。そのハンドバッグの中には、もちろん財布、車のキー、銀行のカード、運転免許のカード、そして今日更新したばかりのシニアレイルカード、そしてアイフォン。大事なものばかり入っているものでした。幸か不幸か、上着(コート)のポケットに切符(ロンドン、デイトラベルカード、一日乗り放題券)を入れてあったので、ピカデリーで地下鉄に乗るときもポケットからすんなり出して改札は楽々OKなのでした。

とにかくレストラン「そう」まで戻らなくては。もうパ二クリ具合は、尋常ならず。ああGod!苦しいときの神頼みとはまさにこのこと。何度も何度も深くため息をついては、動き回りました。ユーストンで気が付いたので、そのまま逆のコースをたどってとにかくピカデリーまで戻ること。今考えられることはそれでした。その時、下りたホームの反対側に乗ればいいと、行き先も確かめずに乗った私。バカは死ななきゃ、どころか、これでは死んだって治りそうもないですよね。あわてて飛び乗った反対側の電車で、ふと気が付いたら全然見知らぬ駅、カムデン・タウンだと。あああああ、バカバカバカ。落ち着け、落ち着け、と自分に言い聞かせるものの、とにかくあれだけ大事なものがなくなったら、どんなに面倒くさいことか。金額ももちろん痛いですけど、車のキー、アイフォン、銀行のカード、運転免許証、現金も普段よりはちょっと多く(と言っても貧乏人だから20ポンド札(3000円札)が2,3枚程度でしたけど)。

レストラン「そう」に戻ったのは、カムデンタウンから、またユーストンにもどり、そこからオックスフォードサーカスに行き、ベイカールー・ラインでピカデリーサーカスまで、はやる心を持て余しながら、溜め息ばかりの十数分でした。最初にレストランを出てから45分ぐらいかかっていました。

トイレに置き忘れたのか、食事の場所に置き忘れたのかちょっと不確かなのですが、一緒に食事をして、ハンドバッグのことを「きれいね、印伝でしょ」と言ってくださった大大大先輩が、ウエイトレスの方に預けてくださって、その人が私を見たらすぐ、「カバンですね。」と言って奥から持ってきてくれました。「お気をつけください。」とウエートレスの方から言われて、レストランを後にしました。

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上の写真は帰りの電車の中で撮りました。私には似合わない品物だったかもしれません。これを姉が送ってくれた時、正直に品物の値段を送り状に書いたので、それはそれは高い関税を払わされた品物でした。

長くなったので、MOREに大大大先輩へのお礼メールと、大大大先輩からのお返事メールを貼り付けさせていただきます。




On 28 Apr 2018, at 16:13, Michi wrote:

T様
無事店に戻りハンドバッグを受け取りました。お世話になってしまいました。ありがとうございました。電車の切符をコートのポケットに入れていたため、ユーストンの駅につくまで気がつきませんでした。お店にもどるまでの45分間は息も止まっていました。トイレか、食事の席か、どちらかに置き忘れたと思うのですが、本当に助かりました。M

‎2018‎年‎4‎月‎28‎日 ‎土曜日 ‎16‎:‎27
Mさん、
私も今帰ってきてお電話番号を探していたところです。安心致しました。大分長くお待ちしたのに帰っていらっしゃらないのでとても不思議でした。日本レストランですので大丈夫と思い預けて帰ってきました。素敵な印伝のハンドバック大切ににしてくださいね。今日は楽しい会でした。

帰りの電車の窓から(↓)

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Commented by のり at 2018-04-29 09:05 x
みちさん、ドキドキしながら読ませていただきました。私はパリの駅で、斜め掛けしていたカバンの中からお財布を盗まれ、電車の中でお財布を盗まれたことに気が付いて目的地までドキドキしながら過ごしたことを思い出しました。警察に行きましたがもちろん戻ってくることもなく、ただ保険がおりるためのレポートを警察署で書いてもらいました。それ以来、出かけているときは1~2時間ごとにお財布があるか確認する癖がついています。怖い経験をするとこれからもっと注意するきっかけになりますよね。無事にバックがあってよかったです。もしかしたら、義理のお兄様が、「これからは注意してね」とお伝えしたかったのかも。。。なんて。
Commented by mittyan-buhibuhi at 2018-04-29 11:02
ほっ(о´∀`о)

しっかり者のミチさんのイメージだったのですが。。。。ぷっ!なのですね〜。

とにかく、良かった良かった!です。
Commented by marri at 2018-04-29 19:26 x
この記事は、ハラハラもので!シンゾーに良くないわ。
一気に、長文なのに読みました。甲斐の国の印伝、私も財布で愛用してます。鹿革でなめらかで伝統ある日本の産品よね。
その値打ちを更に深められた出来事でした。ヤレヤレ!
Commented by agsmatters05 at 2018-04-30 04:08
のりさん、
そうなんですか。パリでねえ。
やぁですね、スリって。アメリカ合衆国にもいるんでしょうか、いまどき? すられた金額にもよるけど、悔しいですよね。保険は効きましたか?

こういうの、なんて言うんでしょう。「あつものにこりてなますをふく?」いいえ、「用心に用心をしすぎることはない」「念には念をいれよ」かしら。とにかく、私、気をつけます。ハイ。
Commented by agsmatters05 at 2018-04-30 04:11
てへへ、ですよ小夏さん。
ふだん、自分でそんなにおっちょこちょいだと思ってないところが、落とし穴でしょうね。やあですね、こんな忘れ物。本当に昨日はぐったりしました。怖かったです。
こういうときに小夏さんのお花畑に行ってうっとりお花を眺めて癒されたいでしゅ。
Commented by agsmatters05 at 2018-04-30 04:21
marriさん、
値打ちを深めた出来事!の後に、ヤレヤレ!ですか。(笑)
ったく、人騒がせというより、自分騒がせでした。あのカバン、しばらく使う気にはなれないです。もうしまいこみました。もしもあのまま、バッグが出てこなかったら、今頃、断腸の思いで銀行に電話したり、車のキーのスペアを作りに出かけたり、一日や二日では事後処理は済まなかったでしょう。腐りっぱなしでしょげかえっていたとおもいます。反省あるのみです。
by agsmatters05 | 2018-04-29 07:35 | 行ったところ | Trackback | Comments(6)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。
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