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紅茶国C村の日々

クリスマスには。

紅茶国イギリスのクリスマスは、緑茶国日本の正月(元旦)とそっくりなんです。

子供の時からずうっと続けてきたこの日の過ごし方を誰もが繰り返すことを当たり前に思って、その通りにふるまう。それが「しきたり」「習わし」 「伝統」、というものなのでしょう。日本のお正月だってそうですよね。決められた順序で行動し、その日特別に用意された食べ物を食べ、特別なご挨拶を交わし、着るものも特別にして、いろんな意味でたっぷりお祝いしますよね。

かれこれ10数年、この国でクリスマスを祝うようになって、今年も無事これを済ませることができました。といいたいけれど、いろんなことがありました。インターネットが使えなくて、クリスマスの当日にこのブログの記事をアップできなかった。そのわけは、C村に大勢客人がやってきて、みんながアイパッドやスマホをたくさん使うので、BTホームハブの容量が足りなくなった(のだと思う)。私のアイパッドはずっと使えたけど、アイパッドでブログの記事を載せるのは時間がかかるし、写真もうまく編集して取り込めない。それで落ち込む気持ちをなだめつつ、半分がまんくらべ、半分ほかのことで気を紛らわしてました。

というわけで、クリスマスには、誰もが決まってすることがあります。(その一)

ツリーの飾りつけ。これは12月に入ってすぐにする人もいるみたいですが、怠けものの私。ステイ先の家のツリー飾りつけ係だとしてもぎりぎりまでほったらかし。ルイちゃんたちがやってくるほんの2日前に急いで飾り付けました。
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これにチョコレートのつるしもの(ハンギング)をすると、子供たちが食べる食べる。

クリスマスには(その二)
前もって準備しておかねばならないこともたくさんありますよね。クリスマスカードとプレゼントの用意。食料品の買い出し。もちろん私は必要最低限のことしかしません。失礼のほど、お許しください。(日本に帰ったら、きっと書くとおもいます。クリスマスカードというより、年賀状を・・・。)

ここで余談。クリスマスが近づいたある日、車を運転しながら昔のことを思い出してました。
松山にいた頃、手際のいい私ではなかったけれど、わざわざ選んで同僚の中から数人に年賀状をだしたことがありました。その中の一人の相手、年賀状が着いたともうんともすんともお返事がなくて、学校の休みが終わって正月半ばになり、その同僚に行き会ったので聞いてみました。「年賀状、着きましたか?」するとそのお返事が、「ええ着きましたよ。うちは虚礼廃止ですから何も書きませんでした。」って。ガチョン。


それでも、23,24日の二日にわたって、街中へ出かけて行って、クリスマス当日プレゼントをくれるとわかっている人にあげなければならないものを買いました。

クリスマスには(その三)
そうして、クリスマスの日。
今年はルイママ一家がC村にいて、クリスマス当日は全部料理をしてくれることになっていたので、楽でした。私は何もしませんでした。フェイスブックには載せたのですが、こんな感じ(↓)でした。

クリスマスには。_e0010856_452020.jpg

大きなターキー、といっても今年は中くらい、6-8人用のでした。
ルイパパが切り分ける係。


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メインのターキーに合わせるものが決まっていて、ローストポテト、人参、パースニップ、そのほか野菜いろいろ。ところが芽キャベツを入れ忘れ。原因は私が買っておいた芽キャベツを別の場所にしまい込んでおいたため。だけど、料理係りのルイママは私に芽キャベツのありかを聞くのも忘れて、パニクッていたことがありました。ターキーに添えるブレッド・ソース、ブランディー・ソースはタイムズ新聞のランキング欄を見て5点満点のお店(ものによってはM&S,ものによってはセンズベリー)でかっておきました。だけど、クランベリー・ソースがないと駄目だって私の頭の中には入っていませんでした。よって買ってない。ルイママ、相当パニクッテました。


イギリスの料理ブログでその名をはせてらっしゃるエリオット・ゆかりさんのブログ記事をご参照ください。あれもこれもしなければいけないことがたくさんあるけど、芽キャベツを忘れる人はこの世に一人っきりじゃないみたい。(笑) 

FBに上の料理の写真を載せた後、ルイママとルイパパから翌日言われました。芽キャベツのことをFBに注をつけといて、と。

クリスマスには(その四)
今年は恒例の女王のスピーチ前にディナーが終わってました。午後3時。これはやっぱり外せない。
ハーマジェスティー、エリザベス女王のクリスマスメッセージは1952年が最初だそうです。ということは今年で64回目。今年のはあまり動画の編集場面はすくなくて、もっぱら女王ご自身のスピーチ中心でした。
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90歳でカクシャク、立派ですよね。なかなか90歳までこんな風に生きられる人は多くない。

クリスマスには(その五)
女王のスピーチの後で、一同そろってプレゼント交換。偶然ルイママにマグカップを上げたら、ルイママからマグカップをいただいてしまいました。そのほかチョコレートとかもどっさり。


クリスマスには(その六)
大勢そろって、テレビではDr.Who ドクター・フーでした。1963年に始まったこのサイエンスフィクションのテレビ番組。2005年からクリスマススペシャルバージョンが放送されてきたとのこと。お付き合いで見たけど、のめりこむほどじゃなかった。それより今読みかけのスエーデンのミステリーを読みたくてムズムしてたんだけど、この日ばかりはちょっと好きなことも抑えてお付き合いしてました。これもクリスマスだから・・・(笑)
Commented by konatum at 2016-12-28 18:46
ツリーにチョコをハンギングですか、しませんでした。
それをたべられるなんて、大喜びですよね、子供達。


日本て、おかしいですよね、クリスチャンでもないのに、クリスマスクリスマスって大騒ぎして、
すうじつごにはr、そう、信心深くもないのに、混み合う神社にお参りに行くんですもん。


今年も後三日で終わります、早いです。。。ビックリですよ。
Commented by agsmatters05 at 2016-12-29 02:33
小夏さんは?
クリスマスに、なにかクリスマスらしいことをされましたの?ケーキ? ツリー? リース飾り? ターキー?それとも、プレゼント? あやかることは楽しいことかも。でも、クリスマスも神社詣りも、ほどほどにしておくのがいいかもね。こちらだって、その日のしきたりを踏襲するために家族でパ二くったり、ケンカしたり、泣きごとまでに至ることもめずらしくないですもの。今年はクランベリーソースだけで済みましたけど、大騒ぎになった年も何度もありましたよ。家族のだれか一人はかならずディナーの場面で機嫌を損ねて二階へ駆け上がって部屋に閉じこもってしまう、とかね。(笑)

日本の大晦日の年末恒例のTV番組がしのばれます。だって、こっちは「おおみそか」という概念!がないんですもの。(笑)
by agsmatters05 | 2016-12-28 10:00 | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ