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紅茶国C村の日々

ジャパントリップ物語(その11) ニューズレター11月号

♫ 旅はまだ終わらない。♫ 線路は続くよ、どこまでも・・・の続きです。


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     今日、勤め先の学校の
     11月号のニュースレターが発行されました。
     毎月の出来事を主にオンラインで一般公開し、
     実際に印刷するのは数冊のみらしいのですが。
     とりあえず、私もPCにダウンロードして、
     印刷して一部もらってきました。


     朝から何度も繰り返し、
     読んでしまいました。


     全部で14ページぐらいある月報の
     7ページ目。
     (↓)




ジャパントリップ物語(その11) ニューズレター11月号_e0010856_6294676.png


上手に編集してくれてありました。文章は95%がA君の書いたもの。それにO君がアドバイスして、C君が一語を変えて、私が2-3か所文章を変えて、結局最終稿はどなたの手になるのか、言葉が2か所ほど変更されていました。写真は全部私が撮って、係りのスタッフ、CBさんに送ったものがそのまま載せてありました。

Unforgettable Japan Experience「忘れられない日本体験」

というタイトルになっています。以下、拙訳ですけど。

「2014年の秋学期、中間休み中、ぼくたち11年生3人は日本へホームステイ旅行に出発した。二人の女子校の生徒と、卒業生のN君と、みんな日本語を勉強中または勉強した生徒たちばかりだった。ちょうど家族に会いに日本へ行く予定だったミチ先生といっしょに、(注1)僕らは10月25日の土曜日にヒースローを出発した。 それは、まぎれもなく僕らがこれまでに体験した中で最高に楽しい旅行の一つとなった一週間のはじまりだった。

12時間のフライトは、がんばって眠ろうとしたけれど、成田に着いた時はジェットラッグでフラフラだった。(何しろ東京はイギリスより9時間も先まわりしているのだから。)このことでぼくらが最初に覚えた日本語は「じさぼけ」という言葉だった。バスにかなり長いことゆられてから、僕らは日曜日の昼頃新宿についた。そこでホストマザー達に紹介されて、みんなと離ればなれになって、その日の残り時間はホストファミリー宅へ向かい、そうしてとにかく眠りについた。

翌日の月曜日から僕らは中野のイーストウエスト日本語学校というところに通った。外国人に日本語を教えるための、とてもいい学校で、生徒の日本語能力試験にも立派な成績をおさめている語学校だった。授業は一コマ50分で、毎朝4コマの日本語のレッスンを受けた。授業の後、午後からは毎日いろいろな文化活動が組まれていた。スタジオジブリの見学や、浅草のスカイツリー見学や、地域の中学校(英語部)訪問や、茶道の紹介などがあった。

日本はイギリスで見かける食べ物とは比べ物にならないくらい、まったく違う食べ物があるということで有名な国だ。よって、毎回の食事は冒険心をあおられる体験だった。(一週間の滞在の終わりには、僕らはみんな箸の使い方は 熟練の域 (注2)に達していた!) 僕らがおおいに楽しんだ食べ物としては、抹茶味のキットカットとか、焼き肉体験(自分で肉を焼きながら食べた!)や、 ラーメンや、ウニや、本マグロの刺身や、カニの内臓などの握り寿司だった!

ぼくらは日本人の礼儀正しさや、親切さに圧倒された。ぼくらの日本語はかなり未熟だったけれど、日本人はいつも言葉の壁を破って話しかけてきてくれて、僕らをできるだけきもちよくさせようとしてくれた。ぼくらのホストファミリーは極めて寛大で気前がよくて、僕らをとても暖かく迎え入れてくれたので、僕らはすぐに家族の一員になった気分を味わうことができた。大勢の人と友達になれたし、その上僕らの学校の卒業生、先輩二人にも会うことができた。フランキーとルーク、二人とも2007年卒で、学校で日本語を勉強した後、今は日本に住んでいて、一人は会社員、一人は大学生だった。

ぼくたちは確実に一生涯この旅行のことを覚えているだろう。この旅行の機会をミチ先生から与えてもらって、僕たちはとてもラッキーだった。先生はこの旅行に必要な情報をすべて集めてくれて、そのおかげでぼくらは夢にまで見た日本という国に行って、ホームステイ体験をすることができ、すべての予定を首尾よく終えることができたのだから。かならず マタ イコウ! (We will go again!) ありがとう、ミチせんせい!(注3)


(注1)A君は最初、この部分を Accompanied by Michi Sensei・・・ ミチ先生に連れられて・・・みたいな書き方をしていたので、そこは私があとから  Together with Michi Sensei と書き換えて、しかも「東京の家族に会いに行く先生と一緒に `who was going to visit her family in Tokyo とわざわざ付け加えることにした。これほどまでに私がオーガナイズしたプログラムではないととりつくろわなければならなかった事情は、学校の規則にのっとればどうしても認められないプログラムだったから・・・。

学校のトリップ中に起こった生徒の死亡事件で、校長が逮捕されて罷免された事件以来、スクールトリップに対する規則は一層厳しいものになってきている(のが紅茶国の実情)。

(注2)箸の使い方に熟達していた、のところ。最初A君が書いた文は
By the end of the week we were all proficient with chopsticks)!
C君がこれを  mostly proficient と変更。 最後にだれだか、たぶんCBさんが  quite proficient に変更。これが一番おさまりがいいと思う。

(注3)この最後の一文「ありがとう、、、」はA君が書いたのでもなければ、O君でも、C君でも、ましてや私でもないのです。CBさん(編集者)かも知れません。
Commented by konatum at 2014-11-19 10:37
やっぱり、大大大成功*\(^o^)/*のトリップでしたね。
Commented by agsmatters05 at 2014-11-19 18:44
小夏さんもこのプログラムの大大大成功に一役も二役も買っていらっしゃるのでございます。ブログがこのプログラムを支えてくれたことはまちがいありません。ありがたかったです。
Commented by marri at 2014-11-19 20:21 x
最後の行
「マタ イコウ! ありがとう、ミチせんせい」というところで
涙が出ました。嬉しい!ありがたい!思いもよらぬ感想なんで!
私たちが育っていたころとかなり違っていて、しつけの面が気になってました。
テレビ画面や、日常の生活ぶりから、若い人たちの変貌ぶりを嘆いていました。
でも、異国の人から見ると、ヤッパリ日本の控えめさ、キチンと整ったしつけ
お褒めの言葉とっても嬉しい私です。良かった^^♪
Commented by agsmatters05 at 2014-11-21 08:44
marriさん、ありがとう、ありがとう、ありがとう。
それを聞いて私まで、ウルウル・・・ってのは、大げさですが、しみじみとうれしいです。頼もしいブログ応援団の、marriさんは団長だったのですぞ(笑)。(ネェ、小夏さんっ!)
Commented by konatum at 2014-11-23 19:02
あら(⌒▽⌒) 嬉し。
by agsmatters05 | 2014-11-19 10:31 | Comments(5)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

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