2014年 10月 20日
アルバムから(インセットデー、10月10日、金)

この日、生徒の授業はなし。教員研修という名目ですが、予定としては救急法のトレーニングを受けることと、わがボス、キャ先生との面談が入っていた。
光と影に包まれた校舎の一部(↑)。そういえば、今年の4月、イースターの頃、南の方にブリッジホリデーに行ったとき、桜の木が半分光の中で、半分影の中に入っていた写真を撮ったっけ。ジャパン・トリップがどうなるか、全く先行きがわからずもどかしく、いらだたしく、腹立たしささえ感じていた時期があった。その時の記事は これ (←をクリックすると、その記事に飛びます。)
あれから半年。あと六日でジャパン・トリップ決行となる。ここまでやって来れたのは、生徒らの日本への興味と、東京のホストファミリーを引き受けてくださったホストマザーたちのおかげ。

写真は、ヒマにまかせてキャンパスの一部を撮らせてもらいました。これは、マルメロ(果林)の木。今年もこの季節になりましたねえ。今年はこの果実はなかなか豊作みたい。
カリンとマルメロの違い、という検索語をグーグルしたら、こういうブログ(⇐をクリック)に出逢いました。お母さんや身内の介護を35年間続けた一人暮らしの画家さんのブログでした。ついつい読みはまって、時間がだいぶ経過してしまった。ううう、明日は月曜日で210月20日。25-20=5、そうして4,3,2,1、いざ出発となる。すわだいじょうぶかわたし。

この日(10月10日)は、めずらしく早起きして8時前に家を出発。9時から12時まで救急法のトレーニングを受けた。これも、生徒と一緒に旅行するときの一助になればと思ってのこと。ほら、備えあれば憂いなしっていうでしょ。だけど実際には、おそらく生徒のほうが私を助けてくれる場合のほうが多いように思うのだけれど・・・。
救急法は、倒れている人を見てどういう行動に出るべきかという注意事項がメインだった。人形を使って息を吹き込んだり、両手を組んで心臓をぐんぐん押さえつける練習もした。(Marriさんもこういう風にやったのかなあ、なんて思いながらやりました。)
この日の参加者は若い人たちばかり10人ぐらいだった。みんな教師見習い(PGCE) とか、学科助手とかで、ベテランの教師たちはあまりいなかった。トレーニングを担当したインストラクターは、刑務所などの指導員をしてきた経歴があると言っていたけれど、ときどき品のない冗談を言っていた。倒れている人の体を点検するとき、ポケットに携帯やお金が入っていたら、自分のポケットに入れておくように、などという冗談を言うので、だれも笑わなかった。英語で「ヤング・オフェンダーズ」という、非行に走った若者たちの矯正のためのトレーニングをしていると言っていた。価値観の違う世界に長くいると、指導員の立場に立っても冗談が違ってくるものなのか、と思わされた。
このインストラクターは、息をしていない人に人工呼吸をした経験が、実際には2度あると言っていた。一度は成功、一度はだめだったと。

12時にトレーニングが終わり、予定では12時15分から、実際には30分からわが上司キャ先生との面談があった。これがインセットデーの私のもう一つの予定だった。この学校に勤める全員が、直接の上司をもち、その上司にはまた上の上司がいて、最終的には校長が全スタッフ、全教職員の上に立つ責任を持っている。キャ先生はフランス語のヘッド(日本語も含まれている)なので、フランス語を教える先生たちはみんなキャ先生から観察授業をしてもらい、その結果を面談で知らされ、一年間の働きぶりの評価と次の年への目標などを話し合ったりする。これを PM という言葉で表していたので、PMって何? まさかプライム・ミニスター(首相)じゃなかろうに、とおもっていたら、パフォーマンス・マネジメント (要するに勤務評定)ということだと。

いろいろな評価項目があるのだけれど、一番大事なのはやはり教えた生徒の試験結果がどうだったか、ということ。もっとも成績優秀の生徒を教えれば、試験結果(ここではGCSEとかAレベルとかの国家試験)は良くなるのにきまってるので、単純にそういう評価はしない。どういう生徒をどういう目標で教えてどれだけそれを達成できたか、という評価になる。 それ以外には、学校行事、学内活動その他への貢献とか、自らの向上のためにどんなことをしたかとか、なんやかや、いろいろな項目を総合的に判断して、4段階評価を下される。一番上は アウトスタンディング(優秀)。私のような生徒数がすくなくて、フルタイムの2割程度の教師がアウトスタンディングの評価をもらうことはまずあり得ない(と思う)。というか、四六の24時間、精根使い果たしてこの学校の教育活動すべてに全身全霊を注いだとして、アウトスタンディングを果たしてもらえるのかどうか疑問。(傍白、どんな先生がアウトスタンディングをもらっているのか、そっと誰かに聞いてみたいな。)その次は グッド。 それから サティスファクトリー(まあまあ)というレベルがあって、最低の評価は 「改善の余地がある、二ード フォー インプルーブメント」という評価。毎年ずっと私の場合は グッド。これで目いっぱい。かなり頑張ってもそれ以上はむずかしい。下がるのは簡単かもしれないが。

上は休み時間に配られたレモンタルト(風)のお菓子でした。甘い、甘い。でもついつい二つ、三つと食べてしまい、嫌な気分になってしまいました。美味しかったけど、健康上よくないし、ダイエット上もよくないとわかっているのに、、、。この日は学校でランチを出してくれて、またまた甘いデザート付きで、完全に甘いもの食べ過ぎの一日だった。

キャ先生が私の前のスタッフの面談をしている間に隣の教室の窓から撮らせてもらいました。(↑)

キャ先生のアドバイスは、教師が生徒に一方的に話しかけて教え込むだけの授業ではなくて、生徒らがペアやグループになって自分たちで学ぶ時間も授業の中に適当に含めるように、ということでした。もっとも、キャ先生はまるまる一時間いなかったので、先生がいなくなってから、そういう時間があったのだけど、いいわけみたいだから黙っていた。それから、指導上どんな事にもっと工夫していきたいかという質問があったので、ふだんの授業の中に動画やインターネットでのプログラム(YouTube)などももっと上手に取り入れられるようになれたらいいなと思っています、と言っておいた。これが今年一年の重点課題となった。なんだかすぐ忘れてしまいそうなので、あえてここに書いておこう。

この朝のウイードンの丘ですよ。晴れているとほんとうにいい場所でしょでしょ。


