2014年 07月 22日
「有朋自遠方来 不亦楽 」
「有朋自遠方来 不亦楽 」
読みは、「朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや。」 意味(解釈)は諸説ありますが、一般的なのは、「友人が(珍しくも)遠方から訪ねてきてくれるのは、こんなうれしいことはない。」Yahoo知恵袋さんからお借りしました。
アイビスin アールスコートのホテルの8階の窓の景色(↓)

今から48年前の学生時代の寮の友達が、九州の宮崎から
「この6月の終わり頃、そちらイギリスに行くことになると思います。」
というメールをくれたのは、5月10日のことでした。
詳しい日程がわからなくて、何度も催促のメールを出したけど、超多忙な「彼女」は(1)本人もあまり詳しい日程がわからない (2)忙しくて返事が書けない の両方で、なかなか情報が伝わってきませんでした。
おなじく、アイビス アールスコート の窓から(↓)

団体旅行で、特殊なテーマで、ふつうの観光旅行とは違う仲間たちとの旅だとのこと。航空券は貯めたマイレージで自分だけ別枠で買うからというので、そんなら前後の週末とか、2,3日でも4,5日でも、できれば一週間でも、一人の時間をとってC村に来たら、とお誘いしたけれど、出版社専務という肩書を持つこの友は、結局お仲間とほぼ同じ日にイギリスについて、ほぼ同じ日にイギリスを去るという切符を予約してしまい、C村の私のところに来れるのはたったの一日程度、ということになってしまったのでした。ガッカリしたよ、道子さん。
それがこの7月5日(土曜日)のことでした。朝早くC村を出てロンドンのアールスコートまでホン・シビを走らせました。朝9時に御一行様がロンドンのボローマーケットのご視察に出かける前に、私もホテルに到着したかったから、でした。ホテルまではC村から約1時間強。無事到着して彼女の部屋がある8階に行って、上の写真を撮りましたが、結局、「オープン・ガーデン」の入場券の枚数制限があって私は入れないからということで、道子さんはこの日、お仲間と離れて私と一緒に行動することになったのでした。「C村を見てみたい?」と聞くと、「うん見てみたい」と二つ返事。よって、二人して、ホテルを出発したのは、それでも11時近くだったかしらね、道子さん。 (なんてここで書いても、たぶん彼女は忙しくてこのブログなんか読む暇のない人。ブログの存在は知っているけど、読んだことはないみたい。丸一日行動をともにしながらの会話の中に、「あなたは学校で何を教えているの?」なんていう質問をされてしまい、またまた ガッカリ(笑)。
A41のレイバイのさくらんぼ
それでも、48年のおたがいの歳月をおしゃべりで分かち合えるのは、幸せそのものでした。

M25(高速道路)からA41の道路に入ったとき、ちょっと喫煙休憩をしたいというので、車をレイバイにとめてみました。すると「まあ珍しい、これ野生のさくらんぼじゃない。」道子さんはしっかりつまんでお味見してました。私は棄権しちゃった。道子さんの好奇心と行動力には負ける私だわ。

C村に向かって車を走らせながら、「ねえ、お昼、何が食べたい?イギリスの食べ物がいい?それとも、白いご飯がいい?」と聞くと、なんとすかさず「白いご飯!」というではありませんか。どっちでもできるように材料は用意してありましたけど、これはこれは意外なことでした。結局、この遠来の友に食べてもらったお昼ご飯は、白いご飯に、納豆、野菜だけのトマトシチュー、サバの燻製、そして貴重な神戸からのこうなごのつくだ煮(繁子さんに感謝。)、四女のヨっちゃんが送ってくれたCOOPのインスタントみそ汁。それにメロンと、バウニャカウダを付けた生野菜のようなもの。つまり翌々日は日本へ帰るという人に、和食を食べてもらうことになってしまったのでした。そして緑茶。
道子さんは喫煙以外は相当健康に気をつけて、体にいい(やさしい)食べ物を選んでいました。アルコールもダメ。コーヒーもだめ。肉もいらない。納豆も添付の小袋の液はいやだって、ふつうの醤油をかけて食べてました。でも「定期健康診断受けてる?」と私が聞くと、「そういう数値にこだわるのはナンセンスだから受けてない」ですって。
ワデスドンマナーの入り口

さてせっかくロンドンの ボローマーケット (←をクリックするとこのマーケットを詳しく載せているブログ記事にとびます)や、大英博物館を振って C村のド田舎くんだりまで来てもらって、何をお目にかけられようかと考えたすえ、思いついたのは二か所。(1)ヨーロッパきっての大富豪ロスチャイルド家のお屋敷であるワデスドン・マナーハウスと、(2)大英帝国の産業革命を支えた物資の輸送用に国中にはりめぐらされた運河の眺め。その運河に水を供給する貯水池(レザボアー) を見てもらうことにしました。といってC村を出かけたのは3時をまわっていましたっけ。
このお屋敷は、見学できる時間が限られていて、上の写真の門についたのは4時ごろで、本当は入れない時間だったらしいのですが、とりあえず矢印に沿って運転していったら、とちゅうの門が開いて向こうから一台の車が出てきたのでした。そのあとすぐ中に入ったら、その寸前で門が閉まりかけたのでした。あと30秒遅かったら、あの門を通過することはできなかったはず。たまたま中から出てくる車がいてあの門を開けてくれたから、逆向きのわがホンシビが中に入っていけたのでした。ラッキー!ヤッター!
ワデスドンマナーの噴水(↓)

↑も↓も、車の中からちょっと車を停めて写真だけ撮らせてもらいました。本当は高い駐車料金、高い入場料を払わないといけないのに、誰も人がいないので、それもまぬがれました。へへ
ワデスドンマナー の建物

それから方向転換して、一路トリングの貯水池へ。 トムトム君(サテナビ)がとっても頼もしい道案内をしてくれます。(メグちゃんありがとう。とっても役立ってるよ、トムトム。)
トリング・レザヴォア ↓ (貯水池)

上に書いたように17世紀、18世紀には、この運河で石炭や羊毛や、ビールや麦やジャガイモや(勝手な想像ですが)を運び続けた運河。これが 雨の降らないときの運河の水を確保するため、イングランドで一番海岸から遠くはなれた内陸部、そして一番土地が高いところにあるこの場所(トリング)に、上の写真にあるような4っつの貯水池が作られて、水不足のときに運河の水量の調節に使われたとのこと。
道子専務

なにをかくそう、宮崎の鉱脈社という出版社は、タウン宮崎(たんみや)や、じゅぴあなどの情報誌のほか、ローカルにもグローバルにも、いい本をたくさん出しているすごい出版社です。道子さんと、旦那さんが大学を出て新聞社勤務の後、宮崎の地でゼロから興した出版社。道子さん、もうこの際あえて実名で書いてしまうよ。

ロック 水門:さすがジャーナリスト。動画も写真もさっさとカメラを駆使して、しっかりと撮影しまくる専務。

ボート:よって私は、景色ばかりのいつもの写真とはちがって、しっかりと道子さんを撮らせてもらうことができたのでした。

道子さんと運河:たまたま、クルーズのロングボートが来て、船の中で団体さんがフィッシュアンドチップスのご馳走を食べていたりしました。そしてそこがたまたま水門(ロック)の場所で、一部始終をカメラにおさめられた道子さん。ラッキーでしたよね。

キャンディー ボート:上の写真で道子さんが腕にぶら下げているピンクの縞のビニール袋。その中に、下の写真のおじちゃんから買った手製のファッジ。これはいい英国ミヤゲになるはず。ファッジというのは、キャラメルみたいな、甘い練り菓子みたいな。バターと砂糖がたっぷり入ったやわらかい飴状のお菓子です。

道子さん:ね、恰好いいでしょ。学生時代から 背が高くてほっそりしていた人でした。

道子さんと水門:この水門を開けたり閉めたりするのは時間がかかるのですが、見事に船(ロング.ボート)が低いところから高いところへ、あるいは高いところから低いところへ、堰き止めた水の水位を調節することによって移動していける、見事な仕組みです。見ごたえあったよね、道子さん。

石橋:どこかで名前を呼ばれていると思う人がいるでしょうけど、ごめん(笑)。カメラの中に、この写真(↓)が入っていて、これって、しっかりレンガを組み立てて水路のカバー(ここはトンネル)にしてるのがわかっておもしろかったんです。

運河コラージュ:というわけで、やってみました。(↓)

この後、二人でパブでお茶したよね。写真がないけど。おしゃべり、おしゃべり、おしゃべり。楽しかった。いろんなこと話したよね。専務は本当に話題が豊富。健康のこと、子供のこと、仕事のこと、家族のこと、政治のこと、それにあの人、この人、お互いに知ってる人も知らない人も含めていろんな人物に登場してもらったよね。
それで、運河を離れたのが7時半か8時ごろじゃなかったかな。まだ明るい時刻に、M25を通って、ロンドンは、アールズコートのホテルアイビスについたのは、9時半ごろでしたっけ。
このM25という高速道路を運転中、実は、今から考えると、朝から一日運転し続けたせいでちょっと疲れがたまっただけじゃないか、とも思えるのですが、あるいは、その前の日から飲み始めた心臓の薬に関係していたのかもしれません。ハプニングがありまして・・・・
真っ白

この先は、翌日の日曜日に予定していた「(2)JLPT監督キャンセル」の話に続きます。
「それで・・・それで」って、読み進めて行っちゃいます。道子さん!
良かったね。充実の一日を過ごされましたね。でも、まっしろなこと??
心配になりました。私最近運転が怖くって。あまり乗りません。
お互い気を付けましょうね。満杯にした水位を進む船の様子見てみたいです。
同じ一日でもとっても味の濃い、思い出深い一日となりましたの。楽しかった。お互い、生きていてよかったね、と思えるような時間でした。愚痴や怒りや後悔も、喜びや自慢や信念も、お互いに腹の底から分かち合えるっていうのが、ありがたいことでした。「小説のような!?」実はドラマはさらに続きました。次回もよろしくね。


