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紅茶国C村の日々

病院へ行った件 - 心臓の話。

紅茶国の医療制度について書くといったらおおげさですが、それにまつわる話です。

日頃、病院のお世話になることがない、というのが私の数少ないとりえの一つと思っていました。

3人に一人はかかるかもしれない病気、ガンのことは、気にしてましたけど、心臓だけは気にしたことがありませんでした。

胸が何となく息苦しいとはじめて思った時、この記事 (←をクリック)は、ブラジャーがきついからじゃないかと思って、それを取り替えてみたりしました。10代、20代の青春時代じゃあるまいし、胸キュンをおぼえても、心当たりがとんとない。「心臓がドキドキする」ったって、だれもがドキドキしてますよね。してなかったら、困る。
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年に似合わない胸キュンが夕方から夜にかけて繰り返し現れるのは、身に覚えのない不気味な現象。胸キュンだけならまだしも、頭のまわりをひもで縛りつけるような感覚もあって、5分、10分、ときには30分と、こういう状態が続くと、はてさてこれはいったいどういうことなのだ? と考え込まざるを得なくなった。

よしこさんから、「心筋梗塞、動脈硬化って、かならず前兆があるんだって。」と聞かされて、ああこれは何かの前兆なのかもしれないと思い始めました。そしてかれこれ2週間後、6月25日の水曜日のことでした。

紅茶国の病院といえば、NHS (ナショナル・ヘルス・サービス 国営医療サービス事業)という言葉を知らない人がいるでしょうか。良くも悪くもNHSは有名な組織。よいことは医療費が全員無料だということ。よくないことは、待ち時間が長くて、専門医にかかるまでにずいぶん手間がかかりまたされること、でしょうか。

ウイットチャーチ村の サージャリ―へ。
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私のかかり付けのお医者様(GP= Genereal Practitioner)は ウイットチャーチ村の診療所にいます。もともと私の登録医は、数年前に耳をみてくれた「妖精の石」先生(ドクター・エルフィンストーン)でした。でも、この先生が都合がわるかったら、この診療所内のどの医師に見てもらってもいいことになっていました。3名ぐらいいるらしい。

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とはいえ、診察の予約をとるのも「めんどい」ことでした。朝8時きっかりに診療所に電話する! これを守らないと、その日の診察受付人数はすぐ満杯になってしまう、というわけです。時間に関係なく午後からの診察をs電話で予約することもできるので、 最初私は6月27日(金)の午後に仮予約を入れておきました。でも、やっぱり待てない、と思って25日の水曜日。たまたま早起きしたので、8時きっかり(というか電話口で時間が来るのを待ち構えて)電話してみました。すると、妖精の石先生はまもなくリタイアなさるので、予約はできないと。それでRN 先生の診察予約をいただくことができました。ヤッター! 予約ができただけでも一歩前進なのです。

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RN先生はとっても優しい(優しすぎるぐらいの)男の先生でした。GP (ジェネラル・プラクティショナー)という名前の通り、どんな病気でも最初の診察をして、必要とあらばしかるべき専門医に紹介するという形をとるわけです。 この日、RN先生は脈拍、血圧、問診、その他一通りの初診を終えて、それじゃ血液検査と心電図をとりましょう、と言ってくれました。血液検査は朝ごはん抜きでないといけないので、次の週の月曜日朝8時半に診療所に来るように、と言われました。心電図は2種類で、一つは、診療所で二日後の金曜日に、もう一つはハイウイカムにある心臓病の専門クリニックに行ってウオーキングマシーンを使って検査してもらい、それを見て専門医に診断してもらうように、とのことでした。

ウイットチャーチ・サージャリ―の看板。
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私は血圧は正常、むしろ低いくらいで、心配ないのですが、やはり一番思い当たるのは、コレステロール。2010年に日本(京都)で人間ドックに入ってみてもらったときの結果も、高脂血症に要注意と書かれていました。その後、4年間、なんにも検査や対応をしてなかった。一応食事には気を付けていたつもりなんですがねえ・・・。

待合室の椅子
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結局、次の月曜日6月30日朝8時半に、水を2杯飲んだだけの状態で血液検査を受けました。その結果を見て、RN先生が午後電話をくださいました。コレステロールが9だと。それですぐその日から スタチンという薬を飲み始めるように、と言われて、夕方診療所まで車で薬をもらいに行きました。

私がいただいたのは Atorvastatin (アト―ヴァスタティン)という薬、3週間分でした。これはイギリスのNHSで使われている薬の中では最大使用量を誇る薬で、700万人ぐらいがこの薬を処方されているらしいです。あまり副作用もなく、コレステロールを抑えることに効果があるそうですが、週単位ではなく、数か月から数年の長い期間服用する必要のある薬らしいです。 これを夜一錠、そして朝ごはんの後でアスピリン(75MG)を一錠(これは勝手に自分で買ってきて)飲み始めました。

そのほかRN先生は、大事をとって(なのかどうか) こういう薬があるがどうするか?と私に尋ねたので、それも飲みますと言ってもらった薬、Bisoprolol Fumarate バイソプロール・フマラーテ。

ハイウイカム
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困ったのは、RN先生が紹介してくれた専門医に診てもらう日付と時間。これは一方的に向こうさまから 7月14日(月曜日)2時、と指定されてしまいました。前に耳の治療のことであきれた話。細菌感染している耳を見てもらうのに、3か月も後の専門医との面会日を与えられて、唖然として断わった苦い経験がありましたから、この際、異例の速さで専門医に見てもらえると、向こう(さま)から言ってきてくれた面会時間を断ったら、次がいつになるかわかったもんじゃない、ということでしかたなく、生徒に事情を話して、放課後の二人の生徒には別の日に時間を換えてもらうことにしたのでした。

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ここ(↑)は、麗秋さんが集中治療室付きの専門看護師としてしばらく勤められていた病院じゃないでしょうか。いかにも大きな建物で、いわゆる病院らしい建物でした。

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トムトムを使って初めてやってきた場所で、ここ(↑)が駐車場入り口。ラッキー、ヤッター、入口のポールが上がったままだ。きっと故障なんでしょう。誰でもどうぞおはいり、状態でした。ということは、お金をとらない。いえ、むしろこの日は駐車料金を取ることをあきらめたのでしょう。治療費も薬代もすべて無料なのに、駐車代だけは決して安くない紅茶国の病院。助かりました。

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ここでは、心電図を2回、静止状態と、足踏み状態と。ただ、この検査を受ける時は、二日前から心臓の薬(バイソプロール・フマラーテ)を飲まないでおくように、という注意書きを私は読み間違え、ほかの薬のことだから関係ないと思って、普通通りに飲んででかけたものですから、 ウォーキングマシーンの強さをいつもより特に強くして検査したと言われました。最後はかなり早足で歩かされました。歩くのは何でもないので、心臓もびくりともせず、私の心臓はとても正常で、優良だと、看護師さんの言葉では Behaved (お行儀がよい心臓だ)と言われてしまいました。

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その翌日、もう一度ハイ・ウイカムの専門の看護師さんからわざわざお電話があり、データをすべて専門医に見せて診断を仰いだところ、私の心臓はとてもいい状態なので、 バイソプロール・フマラーテ は飲まなくていい、とのことでした。

ただし、アスピリンと、スタティンはこれから先、かなり長い間服用を続けなければならない薬のようです。
いつまで?次に血液検査をして、コレステロールの値が正常値に下がっていたら、これらの薬から解放されるのでしょう。10月の日本行き前に、チェックしてみる必要がありそうです。

以上、長々と、こまごまと、私のメモ帳代わりの心臓にまつわる記録にお付き合いさせてしまい、退屈されたことでしょう。でももし、同じ悩み(症状)をお持ちの方がおられたら、ぜひご様子を比べてみてください。日本と紅茶国の医療制度もずいぶん違うと思うのですが、せいぜいこれから 食事と運動など生活スタイルに気をつけて、血液をきれいにするように、できるだけ努力していきたいと思います。食べ物にも、実は、迷いが生じてきてしまいました。何しろ今まで気を付けて体にいいモノを食べてきたつもりでしたので、何を食べたらいいのか、わからなくなってしまいました。場合によっては、薬を飲んでるからいいか、なんて思って暴食に走ってしまいそう(苦笑)。

それでは、この記事の予告に従って、次回は 
4)埼玉県の中学校へ手紙を送ったこと。

の記事。ではまたあした。

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Commented by konatum at 2014-07-25 15:58
ほっ!でしたね。良かった(⌒▽⌒)
とりあえず、コレちゃんと下げることなのですね。
薬、しっかり忘れないように??
Commented by agsmatters05 at 2014-07-26 08:26
はあい、小夏さんちの「おっちゃん」のまねして(?)頑張りたいと思います。

「これちゃん」 と付き合うの、なかなか手ごわいですよ。よいと思って食べていた食べ物がよくなかったりしたら、もう何食べていいか、、、逆に今まで食べてなかったものをドーンと食べるようにしてみたらどうかな、とか???ハハハ、

小夏さんの「おっちゃん」のお薬も「なんとかスタティン」というのですかしらん・・・?
Commented by marri at 2014-07-26 09:52 x
先日の壱岐旅行中、体調を崩した。怖かった!
知らない土地で医者にかかるってこと、最大の信頼感がいる。
このことは数年前のカンボジア旅行中で最も痛感した。
日頃感じていない我が国の、我が町の医療に全幅の信頼を持ってたってこと
その時再確認しました。だから、貴女のお話聞いて安心しました。
貴女が住む町で、健康に助けられて10年以上も頑張ってこられたこと
細かい症状をしっかり伝えられて診療が受けられているからこその毎日。
健康って、本当に大切です。何もなくって良かったね。ところで
母は心臓発作で頓死、妹は去年心臓バイパス手術、私も心臓肥大^^;;
Commented by agsmatters05 at 2014-07-26 10:15
marri さん、ご心配いただきありがとうございます。自分で車で運転していけるぐらいの病気だから、まだましなほうですよね。そういうことができなくなったら、どうなるのかは全くわかりませんが。慣れない病院はそれだけで、冒険しているような面もあります。
心臓は、やっぱり、怖いです。ほかの場所ならなんとか時間を稼げそうだけど・・・。Marri さんが運転を見合わせてるとかって聞いて(読んで)びっくりしてます。お互いに一日、一日を精一杯大切に生きていきたいですよね。
Commented by 大崎繁子 at 2014-07-28 00:09 x
私も、久っさし振りに、10年以上になるでしょうか?6月10日に腎臓内科(コレステロール値がたかいので)を受診しました。ピタバスチンCa.OD錠を処方され夕食後のみ服用していました。さて、7月22日受診した時の検査結果はあまり下がっておらず、尿検査で、タンパク尿が2+だったので、まず腸でコレステロールを吸収すると言うゼチーア錠を追加として朝食後に処方されました。そして、腎臓のエコーをしましょうと9月に予約しています。すり鉢茶は効いていないのかな?と思っています。30日には癌の定期検診CT検査があります。お互い健康管理はしっかりしましょうね
Commented by agsmatters05 at 2014-07-28 02:06
繁子さん、ありがとうございました。スタチンにはいろいろな種類があるみたいですね。今度、医者かだれかに聞いてみたいです。日本とイギリスで対応の仕方もだいぶ違いますよね。私は腎臓とか、尿検査とか、エコーとかって全然言われてないので、そちらも気になります。はい、お互いに、もう50代以前ではない(あと3年でで70代!?)、それなりの気を付け方があるのでしょうね。すり鉢茶は 朝一杯飲んでいるのですが、アスピリンとのクラッシュ(競合?)が気になります。今後ともよろしく情報等、おねがいします。^-^
by agsmatters05 | 2014-07-25 08:09 | Trackback | Comments(6)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。