2014年 06月 20日
ロンドンの一日(その二、ジャズ・ディナー・ショー)Wednesday 11 June





ときどき(ふってわいたように)いただくクラブのご招待券。お食事つきのジャズ・ショーに行かせていただきました。ジャズってあんまりどころか、全然未知の分野。すみません。ふだん音楽と言えば、カーラジオでクラシックFMを楽しむ程度。ときどきユーチューブでポップスだとか、演歌を楽しむことはありますが、それだけ。うーん、ジャズねえ。酒場の暗い部屋で照明がうるさいほど点滅するま夜中に、ウイスキーみたいな飲み物を飲みながら聞く音楽、というイメージのジャズ。紅茶国でも一昔前、学校などでジャズをやる子は放校処分にあうほどだったとか。いまでも多少その手の偏見はつきものだと、当夜のバンドの一人、イケメンのピアニストが言ってました。英国の女性シンガー。彼女は日本ではまだ無名に近いが、本国ではジャズ批評家投票で1位に選出されるなど、実力派として知られる存在だ。そのヴォーカルの魅力は美しい高音域の響きと歌の物語を情景豊かに表現する力。伴奏も優れていて・・・。
というのも。演奏のあと食事のテーブルに着いた時、あらかじめ席が決められていて、なんと私はこの若いピアニストの隣の席だったのでした。ビビりましたねえ。だって私、ジャズのこと、無知蒙昧なんだもの。Barry Green といったかな、このピアニスト。座るといきなり、「なんでこのコンサートに来たんだ?」と聞かれましたねえ。正直にこたえました。自分で選んだんじゃないって。申し訳ないけど、ジャズのことよくわからないって。でも日本のアキヨシ トシ子 のことは知ってる、って言いました。(マーヒーさんのおかげです。ありがとう。)You Tubeで長いこと、日本の秋吉敏子を聞かせてもらった夜がありましたから。すると、トシコの名前は知ってる、と言ってました。私にはジャズといえばニューオルリンズ・ジャズしかわからん、やっぱりアメリカが本場?というと、それはそうだけど、各国にそれぞれ特有のジャズがある、と。イギリスのジャズと、ドイツのジャズはまた違う。日本にもぜひ行ってみたい、とも言ってました。ぜひ行ってください、と私。秋吉敏子が別府の米軍駐留軍でピアノを弾いてジャズに入っていったというと、そこが面白い、と言っていました。やっぱりジャズはアメリカの影響で世界に広がっていることがわかるから、って。
注1.秋吉敏子については こちら とか、こちら http://ja.wikipedia.org/wiki/穐吉敏子 が面白いです。
注2.このページ (←をクリック)の真ん中辺に バリー・グリーンの写真と英語の説明がある。
Mitsuko Uchida のことは 「つい先日もモーツアルトの演奏会に行ってきいてきたばかり」 と言っていました。
それから、ジャズって即興であることが持ち前の音楽なのでしょうか。この夜12曲ぐらい演奏して、4人(歌手のティナ・メイ、ピアニストのバリー・グリーンのほかに、ドラマーとベース・プレーヤー)がいたのですが、食事しながらの会話でわかったこと。この4人は一度も顔合わせや練習をしたことがなかったのだと。これにはまったくびっくりでした。その掛け合いの妙こそがジャズの面白さなのでしょうか。次はだれの演奏、次はだれ、という指示はこの夜は全部ティナさんが出していたんだって。やっぱりプロってすごい!


