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紅茶国C村の日々

物語のゆうべ & スクールトリップの壁。

オックスフォードブルックス大学(OBU)、日本語学科のイベントがありました。
5月7日(水)のことでした。Japanese story telling。
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大学が市民に向かって広がっていくというような意味でしょう。「アウトバースト」というこのイベントの名前。Outburst = 「爆発、ほとばしり、感情などがドッとあふれること、突発、噴出」。

5名の招待券をもらっていたけど、手続きに手間取り、誰一人生徒を連れて行けなかった。というより内々でこの催しを生徒に伝えてはいたけれど、誰も積極的に行くと言い出す子もいなかった。平日だし、夜だし・・・。なによりも、車では片道1時間足らずで行けても、バスではゆうに往復3時間以上かかってしまう。3-4人ならホンシビ・マイカーに乗せて行ってあげられるけど、「万が一事故にでもあったら大変=リスクアセスメント」 という壁にひっかかって、それができなかった。つまり私の運転免許では、生徒を乗せて事故にあった時の保証がない、という理由でそれができない。よってプランはバスにした。

学校に、スクール・トリップ(生徒引率旅行プラン)の許可願いを出したのが、OBUから正式な招待状がきた4月28日(月)。なかなか許可したという書類が回ってこなかった。4日後、その週の終わりの金曜日になって例のエル先生からメールがきて、「これは生徒の授業はつぶれない(つぶさない)のか」と聞かれた。旅行プランには(ちゃんと)3時45分に授業終了後、学校の正面玄関に集まってそこからA市のバス停まで歩き、4時のバスでオックスフォードに向かう、と書いておいた(のに、だ)。すぐエル先生に返事を出したけど、それは金曜(5月2日)の夜おそくだった。月曜に出した書類がどこをどうまわってエル先生の金曜日の反応になったのか、10年以上勤めても組織上のことは謎だ。会計、事務局、教務、SLT(シニア・リーダーズ・ティーム、学内運営委員会みたいな上層部)、そして最終的には校長のサイン。どこかでちょっと書類が止まったら、4日5日はあたりまえか。

あいにくが重なった。土、日は休みで、翌週の月曜(5月5日)はバンクホリデーマンデー、つまり祭日。火曜日に旅行許可の書類を受け取ったとしても、その日に生徒の親あてに用紙を配ったとして、親から旅行参加承諾書(または参加希望)をもらうのが翌日になってしまう。翌日と言えば5月7日(水)、つまり、イベント当日ではないか。

こうした一連のスクールトリップ(遠足)の手続きは、ほんとうに面倒だ。たとえ生徒の親からすぐ返事をもらったとしても、そのあとで事務手続きがいろいろとある。主に保険関係の手続きだけど、こまごまとリスクアセスメントの書類を書きこんで、バッキンガムシャーの教育委員会からのスクールトリップ保険認可をもらわなければならない。それにスクールトリップには、生徒の健康申告書とか、連絡先とかをコピーしたファイルを携行しなければならず、救急箱も持参しなければならない。かくして一連の手続きは たったの一日ではほとんど不可能。

それに、(前にも書いたけれど)、いたちごっこのようなこの手続き。旅行プラン(許可願い書)には連れていく人数をだいたいの予想として書くようになっているが、実際、生徒にこういう旅行プランがあると公表する(してよいとされている)のは、まず学校からトリップの許可をもらってからでないといけないのだ、という。

だから一人で行ってきました。のこのことホンシビちゃんを運転して。
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オックスフォードは郊外のペガサス・シアターだと。だいたいの地図は前もって見ておいたので、見当はついていたけれど、トムトムちゃんがこの劇場を認識してくれなくて、うろ覚えの記憶だけが頼りだった。しかも途中でぺトロール補給が必要だった。オイルもついでに入れたので、合計60ポンド(1万円)以上もかかってしまった。
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マグダレン・ロードにあるという記憶を頼りに夕方(6時前)のラッシュの通りをのろのろ進んでいって、ヤッター、あったあった!ペガサス劇場があったー、という時にはすでに6時の開演時間だった。どうしよう、駐車。
これが問題。
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とにかく劇場からすこしずつ離れながらも、目につく駐車できそうなところを道路の右左の標識などをみながらゆっくりとめざす劇場から離れていった(涙)。結局、一度劇場のある通りから左折して少し進んだところ、上の写真の場所にとめました。標識を見ればこの辺りは6時半までは Permit Holders Only  つまり駐車許可証を持っている人だけが停めていい場所だって。あと20分以内に、係員がチェックしにきたら、罰金35ポンド=6000円か。うーん、つらいなあ。だけどもう遅れてる。この種のイベントって最初がだいじだよね。しっかたない、開き直るしかない。(と思った時はもう、遅れていましたけどね。)

(↑の写真は、イベントが終わってから、戻ってきたときに撮りました。7時45分ごろ。)

場内に入った時は最初の演目の真ん中へんでした。「もちもちの木」。こわがりやのマメタが夜にトイレに行くのがこわくて、、という話。おじいの病気をきっかけとして、マメタはこの臆病風というやまいを克服できたのでした。とても上手な英語の語り手が、英語で話を読み、生のピアノ伴奏がつき、舞台のスクリーン上には、この絵本の絵と文字が映し出されていました。

そのあとは、OBU大の日本語科の学生たちでしょうか、日本語の朗読で「花鬼」。
そのあと、10分の休憩がありました。私は、駐車したところが気になって、よっぽど車まで見に行こうかとおもったけど、ちょっと遠い。また遅れてはつまらない、と腹をくくって、とりあえず、トイレへ。

休憩後の最初は 「つるの恩返し」でした。


上のユーチューブでは、若者がツルを助けて、鶴が嫁にしてくれというようになっていますが、この夜の学生たちの朗読バージョンでは、鶴を助けたのは、じいさまで、老夫婦が登場していました。

そうして最後は
百万回生きたねこ

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舞台のスクリーンには、この有名な絵本の画面が拡大されて映されていましたが、学生たちの朗読は全部英語でした。1977年に出版された佐野洋子作の絵本。
百万回生きたねこ

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この夜はるばる出かけて行ってなにがよかったかと聞かれたら、やっぱり四つの日本の作品の重さというか、内容の濃さが印象に残った、というところ。

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あ、パーキングチケット! 無事でした。 ホッ!!!

メモ 
出発時 61065
帰宅時 61126
________
差  61マイル (97.6キロメートル)


それでね、結局、木曜日(5月8日)に学校へいったら、私のメールボックスにこのトリップの許可書がはいっていましたの。だから、それじゃあ遅いんだってば。う、たぶん前の日(7日、水曜日)に処理されたんでしょうか。私、水曜日はオフの日なんだもの。
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by agsmatters05 | 2014-05-11 06:42 | Trackback | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。
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