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紅茶国C村の日々

22日(火)生徒のオモシロ作品と クリスピン先生のこと。

(1)この日の朝、10年生のクラスへ行くと、生徒らがなにやらおもしろゲームをしていました。

GCSEの日本語試験で一番画数の多い漢字は「曜」という漢字です。これを、すでにいろいろ漢字を覚えている栗君が、まだ漢字をあまりわかってないサイ君に、テストしていました。つまり、10秒間じっとこの「曜」という漢字を見つめて、よういドンで、この漢字を黒板(というよりも、ホワイトボード)に記憶を頼りに書く、というゲームでした。
私が教室に入っていたら、この秒読みが始まっていた。そして、サイ君がホワイトボードに書いた文字がこちら(↓)。

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ハハハ、かなりいい線いってますよね。惜しい。一本、線が多かった。

(2) これは、木曜日の放課後の8年生(13歳)のクラス。この中に一人、隣の女子校から加わった13歳にしては大柄な女生徒、その名をターニャちゃん。もう、一目見たとき、以前に教えた生徒の妹だってすぐわかりました。ふっくらとした頬、目も、鼻も、口元もそっくり。そのお姉ちゃんは、(古いブログを探し出せばきっと触れているとおもうけど)自分の名前を「春」と名付けて、署名はいつも「春」と書いていました。ロシアから移住してきた家族で、家族みんなロシア語が上手。 ターニャちゃんも、春ちゃんもとっても言葉を覚えるのが早いのは、母国語が英語じゃないから、でしょうか。

最近、断捨離を始めて、いまもなおゆっくりと断捨離が進行中の私。4-5年前の古い紙の山(紙束)の中から、春ちゃんの見事な漢字練習記録がでてきたのでした。

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春ちゃんは今は13年生。ここに載せた文字を書いていたのは、たしか8年生の頃でした。なんでも課題をこなすのが早かった。頼もしい日本語学習者でした。でも、残念ながら家族の(おとうさんの?)お仕事の都合で、このシートを返す間もなく突然学校からいなくなり、家族でインドへいってしまった、のでした。
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そういえば、春ちゃんは亜蘭君と同じ学年だったっけ。

(3)もう一つ、フォルダーに入っていた生徒の作品!?
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知らない漢字をコンピューターで調べて、難しい言葉も積極的に覚えようとすることは、いいことだけれど、
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面白半分でこういう作文をしても、この子はどこまでこういうホリブルな単語を覚えているのかな。地獄だの、煉獄だの、冒険本の読みすぎで使ってみたくなるのだろうか、栗君。覚えてほしい単語や漢字はほかにたくさんあるのですよ。

(4)ここで突然話題を変えます。夕べ(って、これを書いているのは10月28日の夜なので、10月27日、日曜日の夕方)5時半からBBC2のテレビで、「その年の最優秀教師」の表彰式がありました。

なんと今年は、デヴォンシャーのタヴィストック・カレッジで日本語を教えている先生がイギリス中のセカンダリースクールの教師のなかで最優秀教師に選ばれたのでした。クリスピン・チェインバース先生。

その記事はこちら(↓)。英語ですけど。
http://www.tavistockcollege.devon.sch.uk/news/archives/2013/10/entry_904.html

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とってもクリエイティヴな授業をされて、いろいろな活動をされて、本当にアメイジング・ティーチャー!
あれがない、これがない、と愚痴ばかりこぼしている私自身のことをいたく反省した次第です。
Commented by konatum at 2013-10-31 19:51
笑わせていただきました(⌒▽⌒)
地獄ねぇ。ん!刑務所ねぇ。。
Commented by agsmatters05 at 2013-11-01 10:22
小夏さんへ、
クラスの実際の友達の名前を使っていたので、消しました。ジョンは・・・とか、ウイルは・・・とかいう具合。こういうのは、お互いにやり返しあったりしてるみたいで、ほかの子の作文にも、仕返し風の文が出てきたり、するんです。ま、栗君のレベルはちょっと周りが真似ができないような言葉をつかってますけどね。
by agsmatters05 | 2013-10-31 05:00 | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

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