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紅茶国C村の日々

コルマールの家並みと、研修会のテーマ

フランスのアルザス地方にある、コルマールという街。「ハウルの動く城」の舞台になった街だそうです。ここの家並みの写真をもう少しアップしたいのですが、写真の間に挟む記事は、今回の「欧州日本語教師研修会」の中味です。何を研修してきたのか、できるだけ自分の言葉で説明してみたいと思いまして。

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ヨーロッパは EU (欧州連合)という共同体に、28の国が加盟していて、そこで使われる言語は23(24というサイトもある)でも、ヨーロッパ全体では230言語あるそうです。普段の常用語は英語、フランス語、ドイツ語だそうですが、ヨーロッパ議会などの書類は、お金と時間をかけて、加盟国の言葉にすべて翻訳したりしているらしいです。陸続きの隣国が近いような遠いような、不思議な感覚になるのではないでしょうか。

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この複数国家の複数言語問題を発端として、外国語として言葉を教えたり習ったりするときに、ヨーロッパ全体で共通の基準(枠)を使おう、ということから「ヨーロッパ言語共通参照枠」というものが作られました。これについて、ウイキペディアには、次のようなことが書かれています。

ヨーロッパ言語共通参照枠(ヨーロッパげんごきょうつうさんしょうわく、英語: Common European Framework of Reference for Languages; CEFR あるいは、 セフアール)とは、ヨーロッパ全体で外国語の学習者の習得状況を示す際に用いられるガイドライン。1989年から1996年にかけて欧州評議会が「ヨーロッパ市民のための言語学習」プロジェクトを推進したさいに、ヨーロッパ言語共通参照枠(セフアール)がその中心的な役割となった。セフアールの目的は、ヨーロッパのすべての言語に適用できるような学習状況の評価や指導といったものの方法を提供することである。


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外国語のレベルを表すのに、A1,A2,B1,B2, C1,C2と6段階に分けて、だいたいこのくらいのことができればあなた/わたしの外国語はどのレベル、というようになっています。(これを Can-do ステイトメント とか、能力記述文リスト、などと呼んだりする。)

たとえば、A1は外国語の初級の学習者で、「ごく簡単な表現を聞き取って、名前や年齢を伝えられる」レベル。C2は、「あらゆる話題を理解して、細かい意味の違いも表現できる」

ここのサイト
とか、こちら とか、にも説明が載っています。 

イギリスの中等学校の日本語試験(GCSE)は、セフアールでいうとA1とA2の段階らしいです。AレベルはA2からB1のレベルだとか。

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またセフアールは、これこれができる、というような能力(課題)遂行型の言語教育を推進していて、これを行動中心主義というような言葉で呼んでいます。これを評価するときには、ポートフォリオと呼ばれる学習記録帳が効果を上げると考えられているようです。ポートフォリオとは、「教師と学生の交流ツール」だと言ったのは、ハンガリーのブダペストから来られた日本語の先生でした。「ポートフォリオとは、教師と学生がともに作っていく外国語学習のプロセスとプロダクト。」これは、私の造語。プロセス(過程)とプロダクト(結果)だなんて、これもまたわかったような、わからないような・・・。でもね、講師の先生方が見せてくださったポートフォリオの実例はとても参考になりました。これからの私の授業にとっても役立ちそうな気がしています。

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by agsmatters05 | 2013-07-15 10:10 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。
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