2005年 11月 21日
11月20日、霜、霧、悲報。
その彼女がもうこの現実の世界から永遠に旅立ってしまったというメールが、お嬢さんから届いた。それも今から4ヶ月も前の7月に、と書いてあった。いさぎよい人だったから、ミチに入院を知らせたって何のたしにもならないってわかってたからかもしれない。さっさと逝ってしまった。私より干支まわりがちょうど半分若かったはず。家族だけで、キリスト教でお別れをしたとも書いてあった。
去年のクリスマスと今年の7月始めにメグちゃんが日本に帰るとき、彼女あての手紙を関空から投函してもらったけど、とうとう返事が来なかった。夏休みのジェットのホームステイ中、もしかして時間に余裕があったら、すみれ野で彼女とジェットとの出会いが叶うといいなと思って、よろしくお願いしますという、あつかましい手紙を出しておいた。そもそも夢子さんと私が出会ったのも彼女の娘さんと私の息子が高校の同級生で、一緒にカリフォルニアの姉妹校から来る高校生のホームステイを引き受けることになったのがきっかけだったのだ。
それからいろんなことがあって、出会いとすれ違いを頻繁に繰り返してきた私達だった。
統計学の本を読みながら、思いが乱れて、つい呆然となってしまう。今日は朝からあたり一面が真っ白。気温が低いために樹木のこずえにとりついた霜が解けないで、一日中白銀の世界さながら。何をあやまろうと、うらもうと、問いかけようと、聞いてもらいたくても、いつもそうだったようにどんな頼みごとをしたくても、もう彼女がいないって、思いなおさなくてはならないのだ。
私より、二人のお嬢さんはもっとつらいはず。ご自慢の娘さんたちだったから、天国にも携帯電話があれば、きっとこんな風に返事がかえってきそう。「そうなのよ、もう来ちゃったのよ。もうちょっとそこ(下界)にいたかったんだけどね。くやしいわ。ミチさん、あなた娘たちをよろしく頼むわね。しっかりしてる子達だけど、私に似てそそっかしいところもあるから・・・窓外の霜と霧の景色を撮ろうと思ったら、デジカメが最後にほとんど勝手に動いて、この一枚が取れていました。天国が光にいっぱいあふれていますように。
夢見夢子さんの記事を読みながら、私の大好きだった患者さんのことを思い出していました。手術中に亡くなってしまったあの人とは、もし”その後”があれば、親友になっていただろうと思います。でも、不思議なことに、3週間しか知り合わなかった彼女との”その後”の関係が9年たった今でも、私の中で成長していっている、と感じるのですよ。不思議なもんですね。
ミチさんの思いは、天国へ届いていると思いますよ。もしかすると、彼女は天国のインターネットから「AGSの日々」を覗いているんじゃないかな…。
ミチさんの心が早く元気を取り戻せますように、そしてこの深い霧が早く晴れますように。
麗秋
もう少し、ミチさんを見習って頑張ります-_-)
次のブログで、ミチさんの記事のトラックバックでその患者さんのこと、書こうかなーという気になっています。でも、長くなりそうだなぁ~。気長に待っててくださいね。(おいおい、前述の反省が全然生かされていない!)
それでは。
麗秋


