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紅茶国C村の日々

お出かけ3回。ロンドンとオックスフォード。(15,17,18日)

先週はちょっと遠くへ3回出かけました。
ロンドン二回、オックスフォード一回。
写真があるので、載せておきますね。では、どうぞ。

(1)10月15日(月)ロンドン、トークディナー
突然入ったトークディナーのチケット。剣道初段をキャンセルして、車でパルマルまで。

新しく入ったアイフォンで、朝のメール。

「パルさん、おはようございます。突然ですみません。今日のレッスンは、キャンセルさせてください。急にロンドンにいかなければならなくなりました。ごめんなさい。来週会いましょう。I hope you have a good day! よい一日を。ミチ」

剣道初段はこのくらいの日本語は大丈夫です。そして彼の返事は。

「 大丈夫。 実は私は病気に生りました。 流感です。 死ぬと思います。 じゃ、 来週会いましょう。」

本来なら、「生りました」を訂正してあげるのが、私、日本語教師の役目。でもこれはレッスン以外のコミュニケーションで、時間もないので、とりあえず:

「水をたくさん飲んで、あたたかくして、ゆっくり休んでください。お大事に。」

と書いて、ドタキャン解消(したつもり)。もちろんその分収入減だけど、ロンドンはパルマルのトークディナー体験はいろんな意味で捨てがたい。この夜のお話の主題はセントアンドリューズ大学で新しい学寮(その名も ニューカレッジという)をはじめたヘッドマスター(学長)による「21世紀の教育」みたいな話。かなりエリート教育を売り込んでいて、しかもサイエンスばかりではなく、人文系の学問も21世紀のエリート(または指導者)には必要だという主張をしていて、けっこう聴衆から反論をくらっていた。このクラブ(会場)のメンバーはサイエンス系が多いからだろうか。話自体はいまいちインパクトに欠けたけれど、今回はディナーの撮影に成功。(前回は遠慮してカメラをポシェットから取り出せなかった。なぜ、今回それができたか。一つには隣の紳士が反対側のゲストと話こんでいる時間を利用できたから。(笑)

この夜のメニューは ヴェ二ゾン (鹿肉)。付け合せの白いのは、ポテトをスライスして幾重にも重ね、クリームチーズと合わせてオーブンで焼いたものでした。とてもおいしかった。
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でもって↑の一枚目。遠慮してフラッシュなしで撮り、ここにアップするために自動修正を二回クリックしたものです。暗いなあ、と思ってあつかましくフラッシュをオンにしてもう一枚(↓)。
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すると、すかさず、ウエイターの一人が私のところにやってきて、耳元で、
「マダム、ここはノーフラッシュでお願いします。」だと。ああ、そうなのか。ノーフラッシュで、というからには、フラッシュなしなら写真をとってもいいのかぁ、と思ってデザートもとらせていただきました。(↓)
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パイナップルの上にアイスクリーム。もちろんこのクラブの厨房で凝りに凝ったオリジナル・アイスクリームでしょう。美味でした。ロンドンで「クラブ」というと、会員制の社交場でレストランや宿泊施設付きの建物(会館)のようなもののことです。お金を払えば誰でもメンバーになれるクラブもあれば、メンバー10人ぐらいの推薦(署名)がなければ入れないような敷居の高いクラブもあります。紅茶国の王子達が夜な夜な遊ぶクラブというのもこういう閉鎖性(または、プライバシー)の高い金持ちまたはエリート用(?)のクラブなのではないかと、愚考します。

さて、お隣の紳士との会話。おたがいの自己紹介で家族のことを聞かれ、娘がこのほど生化学のリサーチャーライフをやめて、ビジネス界で就職する予定というと、「私は生化学の研究を一生の仕事としてきましたよ。」とすかさず言われてしまいました。ノーベル賞の話がでたとき、山中氏と一緒に受賞したゴードンさんは、「ぼくの友達で、ニューヨークのカーネギー研究所(?)で一緒に研究した仲」だって。山中さんの研究は ground-breaking(革新的、画期的)な仕事だと何度も言ってました。M口とか言う人の恥ずかしい話は周りの人もまだ誰も知らないようでした。

前回(エズラ・パウンドとT.S.エリオットの講演のとき)とってもおいしいビーフ・ステーキだったのですが、つけ合せの野菜が、細長く切った人参とインゲンをゆでてかっこよく束ねたもので、その束ねる帯がかんぴょうのような感じ。野菜であることは分かったけど、ひも状になる野菜って何だろう?とおもって、ウエイターを呼んで聞いてみた。最初、彼は「それはベーコンですよ」といったけれど、彼がそれを食べてないことは明らかだったので、「いいえ、これは何らかの野菜のはず、名前を知りたいの」としつこく要請。しばらくして、このウエイターが厨房から答をたずさえて戻ってきて、教えてくれました。「マダム、あれはモウリーだそうです。」 ハハハ、紅茶国では mouli  「ムーリー」 というような名前で売られています。要するに、なあんだ、大根だったんだ。私の大好物の・・・。ひも状に細長く切ってやわらかくして、野菜を束ねる飾りに使う。フーン、凝ってました、ワ。

車で行ったので、おいしい赤ワインが飲めなくて残念でございました。(笑)

(2)10月17日(水)ロンドン、ジャパン・ファウンデーション、ライブラリー
水曜日は仕事がオフの日。
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( ↑ はロンドンの地下鉄で。たしかピカデリー。)

ロンドンのラッセル・スクエアにあるジャパン・ファウンデーション(日本交流基金)には、ライブラリーがあって、会員には一回5冊まで資料、本を貸し出してくれます。これは郵送してくれるのでありがたいです。電話やメールで、一度借りれば3週間。延長して2週間。その期限がこの日(17日)までだったので、どうしても返却しないといけない、ということで、昼過ぎから「おのぼりさん」してきました。汽車賃16ポンド(約2000円)よりも、郵送で本を返却して、延滞金を払ったほうが安かったはずなのに、「馬鹿」を承知で出かけてきました。JLPT(日本語能力検定試験)の一番やさしいレベル(N5)を来年7月に3人の生徒に受けさせるために、その資料、公式問題集などを借りる必要があったのでした。買えばいいのだけれど、節約、節約。
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今回は、ユーストン駅を利用せず、マリルボーン駅を使ったので、ラッセル・スクエアまではピカデリーの一回乗り換えでした。これは11月9日(金曜日)に生徒を数人連れてSOAS(ロンドン大学アジア、アフリカ研究所)のジャパン・デーというイベントに行くときのルートの下見も兼ねていた。

図書館では、いろいろと制約があって、同じ本をその場でまた借りることはできなかったけれど、棚にある別の本なら借りられるということで、棚からとりだした同じ本をまた借りて帰ってきました。ふう。やっぱり「馬鹿」だったかな。生徒がこれらを吸収してくれなければ、こういう労力は水の泡になってしまう。まだ若い(14,15才)の生徒達だから、自分でやりなさい、というわけにはいかない。

(3)10月18日(木)オックスフォード、シェルドニアン・シアターでコンサート「国境のない合唱団」チャリティーコンサート。

その翌日も遠出をしました。これは前々からトロさんのお誘いで、オックスフォードのコンサート。この秋からオックスフォードで大学生になったロレンちゃんを誘って、彼女のお友だち二人(日本語を勉強している学生たち)も来てくれました。

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会場はオックスフォードの 目抜き通り(ブロード・ストリート)にある シェルドニアン・シアター。外から眺めたことはあるけど、入ったことはない立派な建物でした。外も中も、ものすごく立派なシアター(劇場)でした。

トロさんの前の職場の同僚だった方がこの夜「国境なき合唱団」 (←をクリック)に出演なさるということで、ラッキーなことに一番前のかぶり席(!?)みたいなところに座らせてもらいました。

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日本のなつかしい歌がたくさん聴けて、とっても心から愉(たの)しむことができました。ベートーベンの第九の一部もメニューに入っていて、生でこういうのを聞かせてもらったのは、はじめてのことでした。

トロさん、ありがとうございました。

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そしてここでこの記事が終われたらどんなによかったか。そこはズッコケ・ミチ。楽しかったコンサートの前と後には、いつものように ミニ・ディザスターがつきまとっているのでした。

前 - 木曜放課後ビッグ・クラス。H女子校で20人の8,9年生を教え始めて5回目。生徒の行儀がだんだん悪くなり、「シズカニイ」 Be quiet ! Hush-hush! なんて叫んでも、全然通じないうるさいクラスになってしまった。この日は、その対策の一つとして、PPT(発表用のパワーポイントファイル)を作って、アピールすることをねらったけど、どうにも生徒がそろってこちらの話を聞いてくれない。幼稚園レベル。言葉が通じない。机を叩こうが、名前を呼んで注意しようが、この年頃の子供たちはやんちゃ。そして一人を叱っていると、ほかの子が「先生これでいいか」と自分の答を見せにくる。20人いると一斉授業は本当にむずかしい。何とかしなくては。

後 - 楽しかったコンサートの後、ロレンちゃんとお友だち二人を乗せて寮に送り、オンボロ・シルバー・マイ・トヨカロちゃんで、無事11時半ごろ帰宅。ヤレヤレ楽しかったオクスフォードのコンサートが無事終わってよかった、よかった。あんなにすばらしいコンサート、もっと大勢の人たちに聞かせたかったなあ、などと思って眠りに入ったことでした。

その翌朝の金曜日(19日)、やっぱりこの頃耳の調子が変なので、仕事休みの日だからお医者様に見てもらおうと、電話で予約してGP(登録医)の所へ行こうとして、車に乗ろうとして、やおらムムム!? フロントガラスにどでかい貼り紙があるではないか。ぎゃあああ、やってくれた。なんで夕べ気がつかんかったんやろか。ロレンちゃんを助手席に乗せていたのに、彼女、目の前の大きな貼り紙(貼り封筒)、見えんかったんかしら。夜の運転はライトの映った遠くしか見ないからフロントガラスのドデカイ貼り紙も全然目に入らないものなんですねえ。
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つまり、どういうことかというと、オックスフォードで路上駐車したとき、その駐車位置が白線の外側だったために、駐車違反の罰則に引っかかってしまった、のでした。うーん、2週間以内に払えば35ポンド=約4500円。それを過ぎると70ポンド=約9000円。いたーい。馬鹿でした。時間があったのに、もっと劇場から遠くてもちゃんと白線の内側の許可された駐車位置に停めるべきでした。(中心からはずれる程、駐車のスペースは多くなる。)長い授業の後で、足が疲れていたので、あんまり歩きたくないと思って、タビストック通りの一番端に停めたのがわるかったのです。夜6時過ぎだから、駐車違反の見回りに来る人も働いてない時間だよね、などと甘く見ていた私が悪かった。オックスフォードというところは駐車にむずかしい(うるさい)ので、有名な場所。

そういえば、時も所も同じ、去年のこの時期この場所で、駐車違反の罰則で25ポンド=約3250円払わされたのでした。あれは、さそさんと 教え子F君とそのご両親といっしょに 吉永さゆり、原爆詩朗読会+坂本龍一(教授!?)のピアノ演奏鑑賞会のときのことでした。

そのときの記事はこちら(←をクリック)。 = なんとこの記事は写真を25枚も載せて、去年10月の出来事をいっきょに掲載してる長編でした。
Commented by トロ at 2012-10-25 06:04
ミチさん、駐車チケットの件、本当にかわいそうに。ホールの素晴らしい写真も何時の間に!ミチの写真は構図がイイですね。皆で撮った写真もよろしくお願いします。お時間ある時に。ハーフターム楽しんで下さい!
Commented by agsmatters05 at 2012-10-25 09:58
トロさん、おそくなりました。写真、添付で送りましたよ。お引越しされたんですよね。ついでのときにご住所をお願いします。デスノート、ハーフターム中に見たいのですが・・・。駐車チケット、「懲りてなかった私」がわるいのでした。かわいそうに、と言っていただいて、なぐさめられました。ステキなコンサート、また同じような機会がどうかありますように。お誘いいただき、ほんとうにありがとうございました。ロレンちゃんも大喜びしてました。
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by agsmatters05 | 2012-10-24 20:59 | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。