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紅茶国C村の日々

成績発表ー2012の結果(GCSEほか)

毎年8月、紅茶国では、全国的に18歳(13年生=高校3年生に当たる、Aレベルの試験を受けて、大学行きを決める学年)と、16歳(11年生=GCSE試験を受けて、中学卒業資格を得る学年)の全生徒が試験結果を受け取ります。これが済まないと、1年が終わらない。新しい学年が始まらない。

このブログでも、ほぼ毎年、このことを書いてきました。だから、これについて何も書かないままに9月からの新学期を迎えるのは、いわば「奥歯にものがはさまったような」もの。この記事を持ってこの夏の終わりとしたかったです。

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これ(↑)がリーグテーブルと呼ばれているものです。イギリス中の全高校がこうして順番に並べられて、評価されます。緑茶国で某週刊誌が 東大、京大合格率を掲載するみたいに、かな(?)。

親心からすれば、誰もがちょっとでもランクの高い学校へわが子を送りたいと思うのも、わからないではありません。でも、私立、公立、大規模校、小規模校、男子校、女子校、寄宿学校等々いろいろある中でどうやって順位を決める?とりあえずは、全生徒が受けた試験科目の得点(A,B,C=優、良、可)を点数化して、一人当たりの平均点をだして、その結果を一列にならべる。

やっぱり、これってすごい。教師も、生徒も、親も、学校管理者も、みんなこれに影響されます。

ただし、面白いのは、各学校が出す統計値がいろいろ。
うちはAからC(Dは不合格)100%です、といって自慢することもできるし、
うちはA*(最優秀)とAの割合が、全受験生の80%です、といって自慢することもできるわけです。
A*(最優秀)とA(優)とB(良)を合わせて100%といっても、それはりっぱな数値になります。

ことし、上の写真のリーグテーブルでは、私の勤務校では、女子校のほうがすこし男子校より上でした。女子の成績がいいのは、全国的な傾向のようです。

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さて、ここで話をとばして、例のN君のことを書かせてもらいます。すごいです。全科目A*(お星様)、日本語も、そうでした。でも、でも、でも1科目だけ、星がなかった。これは、今年教育相の介入で採点基準を厳しくするようにという通達による結果、全国的に英語の文学の評価が厳しくなり、どこの学校でも軒並みダウンしたためでした。教員組合や学校によっては訴訟を起こしたところもありました。学年の途中で採点基準を厳しくしたら、公平でないこと、そしてこの科目一つの結果によって将来の進学先も左右されるとあっては、だれだって黙ってはいられないのもわかります。当のN君は、そんなに怒ってはいませんでした。一科目でもA*(お星様つき)をとることはたいへんなことなのに、10科目も、13科目もA*をとるというのは、ふつうの状態じゃないです。N君はまじめで熱心で、学校の教師から与えられた課題はすべて自分のものにするという、並々ならぬ学習能力を持っている生徒です。がり勉というよりは、ひとつには知識欲、好奇心、学習意欲が旺盛ということのようです。何かを犠牲にするのではなくて、楽しみながら勉強する、ということに徹しているような。

さて、それでいざ、日本語の結果は?


あんまり、赤裸々に書かないことにします。(実は、恥ずかしくて、書けない。

よかったこと、極端なディザスターがなかった。心配していた生徒達は、なんとか最悪の事態をまぬがれてくれた。ショックだったこと。二人の生徒が、日本語だけAがとれず、他の科目は全部A,A*だった。

一人の生徒は「日本語」は他の科目に比べて時間数が少ない、むずかしい。A(優)がとれなくても、B(良)でもハッピーだと。私を慰めてくれました。でも、でも、でも、、、私には、「バッドニューズ」でした。最履修、リマーキング(採点再考願い)いろいろ考えて、生徒らと話し合ってみましたが、どうもだめでした。



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樹の運命。宿命のようなもの。

落ち込むために落ち込んだって何にもならない。
今目の前にある課題に前向きに取り込んでいかなければ、ですよね。

というわけで、9月の最終日。
これからこのブログは「9月をふりかえって」ということで、次回から書いてみたいです。いくつの記事になるかは、まったく未知数ですが。
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by agsmatters05 | 2012-10-01 09:09 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。