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紅茶国C村の日々

(1)「あなたをレイク・ディストリクトに連れていくよ。」

「あなたを 〇〇 に連れていくよ。」 
- これは このブログにリンクさせてもらっているアパカバさんの言葉です。
毎年書いてきた「湖水地方」の記事ですが、今年は別の視点から書いてみますね。

レイク・ディストリクト (湖水地方)といえば、
イングランド北西部ウェストモーランド・カンバーランド郡・ランカシャー地方にまたがる地域の名称


(1)「あなたをレイク・ディストリクトに連れていくよ。」_e0010856_284435.jpg
(グーグルイメージより借りました。)


イギリスで一番大きい国立公園。
湖の数は大小合わせて100以上、山の数は(山の定義にもよりますが)一説ではおよそ250峰。

日本からだと、ヒースロー空港について、車でノンストップで5時間。約465キロ。これはケズウイックまで行く場合。ウインダーメアだとそれより30キロほど短い。ガソリン代は53ポンド=約7000円とか。汽車やバスを乗り継ぐと、もっとずっと時間がかかることでしょう。ヒースローについてから1日丸ごと移動にあてる必要あり、ですね。

湖水地方という言葉は、言葉自体が美しくて、いいイメージを伴っているでしょうが、日本の県を三つぐらい合わせた地域をレイクディストリクトと呼んでいて、山が250、湖が100あるとしたら、そのどこへ行って何を見るかによって、予定の立て方も全然違ってきますよね。

観光客のよく行くウインダーメアとか、グラスメア(メアというのは湖のこと)には、B&Bもホテルもおみやげやさんもたくさんあって、おそらく一年中観光客がいないときはないでしょう。ワーズワースの住んだダヴ・コテージも、ベアトリックス・ポッターの住んだヒルトップの家も、入場料を払って見物できる名所です。はじめてこの場所に行く人はやはりそういうものを見たいでしょうねえ。

ただ、観光客としていくのではなくて、山歩きのためとか、野山や自然の観照のためとか、避暑としてしばらくそこに滞在してのんびりしたい、そしてあまりお金を使いたくない、という人には、人のあまり行かない村や僻地をおすすめしたいです。数人のグループで湖水地方に行きたい人には、「コテージ」と呼ばれる家一軒まるごと借りて住む方法があります。人数、期間、時期にもよりけりですが、およそ200~300ポンド、豪華な家だと500ポンドぐらい(約6万5千円)。これは4人で割れば、一人1万5千円ということですから、かなり安く済ませることも出来るわけです。

このあたりの B&Bは 一人一泊最低約30ポンド(約4000円)。これは大量の朝ごはんがついていますから、昼、夜は合わせて一度の外食でOKでしょう。あるいは、果物か、軽いおつまみ一食にして、夜ご飯をしっかりと食べれば一日の予算は5000円あればおつりがきます。

つまり、日本からの往復飛行機代を15万として、1週間の滞在費を B&B(またはホテルでの宿泊)を含めて一日100ポンド(1万3千円)X7=91000円。全部で25万以内で一週間の湖水地方旅行ができますよ、という計算でした。

去年の夏、ツアコン見習いとして名乗りを上げた私ですが、冗談半分で思い付きを書いただけのことでした。とても本腰を入れてその道に進むことはありえないとおもうのですが、このブログ読んでくださっているおおぜいの日本の友人、知人、友人の友人、そのご家族、あるいは通りすがりの方。じゃ、ちょっと、この誘いに乗ってみようかと思われましたら、ぜひ、下のコメント欄で (公開、非公開どちらでも) お知らせくださいまし。

なにしろ、同じことを10年繰り返してきたので、ケズウイックで山歩き、B&Bの一週間、という旅行プランなら、「お安い御用です」と言って、ご案内できるようになったクライマー・ミチです(笑)。


以上がタイトルの記事。
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以下は、今年歩いた場所からカメラにおさめた写真です。


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a. ヘルベレン山(海抜950メートル)
(1)「あなたをレイク・ディストリクトに連れていくよ。」_e0010856_2115653.jpg

イングランドで一番高い山はスコーフェルパイク(978m)ですが、山のスケールが大きいので、初めて山登りをする人には勧められません。その次が「スコーフェル」。(フェルというのは、山を意味します。)そし、三番目がヘルベレン。上の写真が頂上です。黒いかたまりのようなものは風よけの石塀です。風が強いときが多いので、この石塀(四角になっている)の陰で持参するマーマレードサンドイッチを食べるのですが、お天気次第で、ランチそこそこに下山に向かうこともよくあります。

b. スキドー山(931メートル)
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これ(↑) も頂上の写真です。画面右上の角ばっている所が頂上。でも、丸い大きな山なので、マウンテンバイクをかついで昇ってマウンテンバイクで降りる人もいるほどです。一部傾斜の急な部分もありますが、全体的に、スキドーは本当に女性的な山です。というか女性のカラダを大地にたとえればこうなるか、というような・・・。
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きれいでしょう。前にも書いたけど、山の斜面の色の違いが、カメラからの距離を表わしているんです。遠い所ほどうすい青色に見えます。
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これ(↑)は帰り際に振り返って撮った写真ですが、スキドー山はこんな風に二つのいただきが並んでいて、本当の頂上は右側のピークなのですが、そうと知らずに左側のピークに向かってしまう人も多いです。二つの峰(ピーク)の間が、上の上の写真です。つまり最初の峰に登ったら、また下りて次の峰に登らないといけない。

ところで、上の写真、女性のカラダにたとえればどこになるか、一目瞭然ですよ、ね。スコーフェルが男性的な山、スキドーはとことん女性的な山です。子供でも、犬でも、お年寄りでも、大丈夫です。ただし、問題は(これも前に書きました、と、い、れ。この山を登るたびに、日本からのお客様をお連れして、ここで、もしもだれかがトイレに行きたくなったらどうしよう、って考え込んでしまいます。え?じゃあ、これまで私はどうしてきたかって? アハハ、それは、スキドー山に登りたい人にだけ、現場で教えてあげますね。(笑) それが理由で山登りをあきらめるなんて、ナンセンス。話変わって、日本語で「キジ撃ち」とか「お花摘み」という表現は、英語では 馬(犬と言う場合もある)の周りにいる人(男)に会いに行く (to see a man about a horse/dog というんですって。) MORE で英語の説明をどうぞ。

c. 湖について
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メア、ウォーター、レイクなどと呼ばれる湖水地方の大小さまざまな湖。上の写真はダーウエント・ウォーターで、スキドー山中腹から撮りました。絶景でしょ。

今回も、アルズウォーター、ウインダーメア、グラスメア、バタメアー、クラマックウォーター、サールメアと大小いくつかの湖を見る機会がありました。サールメアは、ヘルベレン山に登るときそのほとりのワイバーンと言う場所が登山口になっている(他にもたくさんある)湖ですが、これは大都会マンチェスターの水源となっている湖です。湖水をきれいにしておくために、水泳やボート乗りなども禁止だそうです。
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だいたい、湖水地方の湖はすべて山と山の間の峡谷に水がたまったものが多いので、どれもみんなかなり細長いです。やたら細長い。湖を一周する遊覧船もありますが、やっぱりただでは乗れない。そこへ行くと、山登りは無料なので、グッド(笑)。初めていく人は遊覧船も、一度は価値あり、でしょうが、何度も行く人、毎年いく人には、やはり山登りをおすすめしたいです。

d. 苔、森林、草、緑
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上の湖、ダーウェント・ウォーターのはずれあたりの降雨量はイギリス一だとか。過去10年あまり毎年1週間をこの地で過ごして、雨が降らなかった年はもちろん一度もありません。一週間の滞在中、雨は二日だけとか、三日だけ、というのはラッキーなほうです。今年、雨が降らなかったのは上の二つの山に登った二日だけでした。とはいえ、一日中降る日も、午後から降り始めるということもありましたが。
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朝から雨の日などは、高い山は無理ですから、低地を歩きます。湖の周りとか、川のほとりとか。
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もう600枚以上の写真を撮ってきましたから、上のような写真もごろごろ。全部載せられないのが残念ですが、とりあえず、こんなところで。

e. 雲のオンパレード

快晴の日の山歩きは、もう青い空がうれしくて、うれしくて、白い雲を見るだけで、カメラをむけたくなりました。よって、雲の形を取り集めたわけです。
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(スキドー山中腹から)。

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で、もう一枚。
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これは下山の最後に、ほとんど地面にカメラを置くようにして、撮りました。(心の中で、「アザミの唄」を歌いながら。(^-^)。



http://en.wikipedia.org/wiki/See_a_man_about_a_dog より。

To see a man about a dog, or To see a man about a horse is an English language colloquialism, usually used as a way to say one needs to apologize for one's imminent departure or absence – generally to euphemistically conceal one's true purpose, such as going to use the toilet or going to buy a drink.[1][2] The original non-facetious meaning was probably to place or settle a bet on a race, thus dogs or horses.[3]

Commented by apakaba at 2012-08-25 18:59
すてきな風景ばかりです。
私はトイレが非常に近いので、旅行中と映画館は気が気ではありません。
といいながら、青空トイレはたくさんやってきたんですが。
Commented by agsmatters05 at 2012-08-25 21:39
アハハ、アパカバさん。青空トイレ、ねえ。草の壁、石の床。そうそう、一回、とんだ赤恥をかきそうになりましたよ。なにしろなだらかな、だだっ広い傾斜地なので、はるばる5分も10分も本道を離れて人気のない、視界がさえぎられているところを用心深く探さないといけないのですが、ある時、これに失敗し、はるか下方の死角の岩から突如マウンテンバイクを押し上げる人たちが二人現れて・・・あわてましたネエ。そのまますわってるっていうオプションもあったかと思うのですが、とにかくいっきょに立ち上がり・・・ハハハ、旅の恥はかき捨て、もとの本道に戻ったとき、帽子で顔を隠して、敵(!)が通り過ぎるのをやり過ごしました。ああ、後ろから見たら、背の高さだけなら、私を子供と見間違えていてもらいたかったなあ。(爆)
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by agsmatters05 | 2012-08-20 07:28 | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。