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紅茶国C村の日々

6月30日〈土〉ロンドン BATJ セミナー

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ロンドンはユーストン駅の近くにある、タヴィストックスクエアという、ちょっとした公園の中のガンジー像〈↑)です。
いつもの ガンジー詣で。ここに来るのも私の大好きな時間です。思い出の場所だから。悩んだり、苦しんだり、楽しんだりした学生生活の記憶が甦るから。そして、この場所の目と鼻の先〈10メートルぐらい)のところで、あれは2005年7月7日のことだったんですね。ロンドン同時多発テロ。

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過去ログをのぞいてみたけれど、2005年の7月には14件の記事を書いているのに、この爆破事件については何にも触れてなくて、がっくり。でも、あの日のことはよくおぼえている。だって、夕方からロンドンへ行く予定だったのに、キャンセルしなければならなかったから。そして、お見舞いのメールを「矢田夫人〈!〉仮名」からいただいたこと。その矢田夫人のところへ、その夏、生徒の一人がホームステイでご厄介になったりして、思い出多い2005年の夏でした。〈遠い目〉。

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ガンジーさんは映画で見ただけだけど、ここで、今、読み直したら、複雑な読後感が残るものでした。うん、でも「非暴力」という考え方は女性にとっては特に好ましい。


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さて、脱線もいいとこ、でした。話を本題に戻さなくては。〈気分を変えて、文字の色を変える。〉

BATJ というのは 英国日本語教育学会(The British Association for Teaching Japanese as a Foreign Language, BATJ) で、ホームページは こちら。。その催しとは

2012年6月Japan Foundation/BATJ共催セミナー: 言語教育による異文化間能力の開発について


というものでした。土曜日の午後3時間あまりの研修会でした。
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〈これは休憩時間。もっとおおぜいいらっしゃいました。)

タイトルの「異文化間能力の開発について」ということですが、一言でまとめると、どうしたら生徒が異文化をすんなりと受け入れて、違和感なく異文化に溶け込んでいけるか、そういう能力を養う〈高める〉ためにはどうしたらいいか、 ということなんですが、これって、外国語習得とどういう関係があるか、鶏が先か、卵が先か、ということになりかねない、ものですよね。外国語〈日本語〉を教えるときに、日本の文化を教えることはもちろん大切だけど、語学教師としては目的と手段をとり違えたくない。

早い話が、日本語を学ぶ生徒がみんな握手の代わりにお辞儀をして、遠慮深くなり、自分の意見より相手とかその場の雰囲気を気づかうようになる、なんていうことは、決して日本語教育の目的じゃない、と思う。

ただし「人見知り」をする人はいろんな意味で「損」をすることが多い、とも言えるかと思う。そして、日本人はいったん外国に出ると借りてきた猫のようになってしまうひとも多いと思う。〈島国だから、かな。)特に外国語習得に関しては、引っ込み思案では会話力はつきにくい。つまり、異文化の中にどんどん入っていく〈いける〉人は「もらい」も大きい。語学習得は「習うより慣れろ」「当たって砕けろ」「間違いの数だけ上達がある。」-その意味では、異文化間能力を高めることによって、日本語能力を高めていくこともありえる。

だから、できるだけ興味を持たせること、動機付けを大事にすること。その意味で、日本旅行というのは、いつでも語学教育の 最強の宝刀となるのでしょう。

このワークショップでは話に出せなかったけど、あるとき授業に柿を持っていって生徒に食べさせた時のことが思い出されます。GCSE日本語読解の過去問で「祖父母から柿をもらった」という文が出てきて、この「柿」について、生徒に覚えてもらいたかったので、朝一番の授業に柿をもって行きました。ちなみに紅茶国では柿はあまり知られていない果物です。高いし、あまり売られていないです。6人の生徒達を相手に、一切れずつに切って皮をむいて見せたところ、二人は積極的に挑戦〈もっと食べたい)派。次の二人は、最初の二人の反応〈感想〉を聞いてから、ちょっとだけ、じゃかじってみようか派。そして最後の二人は、朝ごはんをいっぱい食べてきたからとか、おなかの具合がなんとか、かんとかと言い訳けして結局「ノーサンキュー」。もちろん私の目的は、柿を好きになってくれなくたっていい、柿 KAKI という果物の名前さえ覚えてくれればそれでいいわけですが。 例のN君は、「どんな味?」と食べない派の子に聞かれて、「It;s OK. 大丈夫だよ。そうだなあ、メロンみたいな味だよ」なんて言ってました。〈笑〉

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文化という言葉は本当に幅が広い言葉で、特に食に関しては、異文化のギャップはとても大きいと、つくづくおもいます。 日本人〈私を含む〉は、好意で、美味しい食べ物をプレゼントすることをいいことだと思いこんでいるふしがあります。でも、貴重な日本食を差し出しても、隠すようにしてゴミ箱に捨てられたりしたことが何度もあります。相手の身になることのむずかしさを痛感するのは、こんなとき・・・。



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さて、この日ロンドンへ出かけたのは、このセミナー出席にかこつけて、さらに二つのミッション〈目的〉がありました。ひとつは、このジャパンファウンデーションの図書室から借りていた5冊の日本語能力検定試験用参考書、問題集を返すことでした。(ダン) そしてもう一つは、それから数日後に予定されている学校行事のために日本食を作る必要があり、その材料購入のため、でした。〈ダン〉

で、のこのこといつものピカデリーサーカスまで。ジャパンセンターで、米、海苔、醤油、味付けいなり、ゴマ、ポッキーなどを買い込みました。それで、ちょっと気がゆるみ、財布の紐がゆるみ、時間もあるし、久しぶりやし、ということで、一人外食をしてしまいました。〈↓〉

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約8ポンド〈今の換算レートからすると、900円ぐらいかな)。高いでしょう。だって、ここは博多ラーメンの本場じゃない、異国ですもの、無理もない。え?お味?そうですね、具が多くて、まあまあ。焼き豚はちょっとにおいがよくなかったけど、量は多かった。もやしと紅しょうがが美味しかった 〈ふだん食べてないから〉。

というわけで、ミッションコンプリート。重い醤油やお米は背中に背負って、いつものようにユーストンからC村へ。ユーストンはもちろんいつ行っても、人、人、人でした。

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はい、ぶじにC村に帰ってまいりました。レイトンバザードの駅のそばに路上駐車しておいたわがトヨカロちゃんも無事でした。これで6月がおわり。
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by agsmatters05 | 2012-07-10 08:36 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。
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