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紅茶国C村の日々

9月のまとめ、その四 「ミレニアム」その一発端

読みました!
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ふだんあまりミステリーとかを読んでいない私です。どうしてこの本を?--はい、まずそこから始めさせてください。

(4)の1、発端。

話は去年の10月にさかのぼります。大学卒業後40周年目の記念同窓会がありました。そのときの記事は こちら です。

さて、この同期会のパーティーで、幹事さんたちが用意されたパーティーのプログラムの中に、同期のお仲間の中の数人にお願いして、近況を話していただく、という企画がありました。よっこさん(仮名)もその一人として選ばれていました。彼女の話はとても印象深いものでした。

卒業後、結婚、二児(二人とも男の子)の母となり、円満で、順風満帆な生活を送っていたさなか、突然最愛のご主人が病気になって短期間のうちに永眠されてしまわれた、そうです。もう、目の前が真っ暗になり、生きる気力をすっかり失くされて、辛い、暗い、悲しい毎日を過ごしておられたそうです。そうしているうち、「ああ、このままでは自分がダメになる。」と思われて、少しずつ、「外」にではじめた、とか。その一つが、コントラクト・ブリッジのゲームを覚えたこと。そして、もう一つは、子育て中、ご次男さんが中学生のころ(?)、交換留学生としてスエーデンに行ったことがあり、それがきっかけで、スエーデン語を習い始めていたので、またそのスエーデン語学習を再開してみようと思い立ち、とうとうスエーデン語の絵本を翻訳するまでに至った、というのでした。パーティー会場では、トランプの「コントラクト・ブリッジ」という競技が、酸いも甘いも人生を映し出すゲームなんですよ、と皆さんに楽しそうに紹介しているところで、よっこさんのお話は終わっていました。

よっこさんはそのあと、国分寺の喫茶店での2次会にも出られて、もっと話の続きを聞くことができました。
よっこさんと私は、同じクラスになったことはなかったけど、学部卒業後、2年間の大学院が一緒で、専攻はちがったのですが、一度松島へ院生の研究会に参加するように、という指示をうけていっしょに東北旅行をしたことがある仲でした。卒業後、しばらくは 年賀状などの交換も続けていましたが、いつの間にかそれが途絶えてしまっていました。

それで、2次会の喫茶店もおひらきとなり、国分寺から中央線にのって東京へ向かう電車の中でも、私たちはおしゃべりを続けていました。

そこで、よっこさんが「ぜひ、読んで。すごい本があるから。」と。私はポシェットからちいさなメモ用紙を出して、走る電車のなかで、よっこさんがいう言葉をかきとめました。題は「ミレニアム」。作者はスティーグ・ラーセン。なんと、3巻から成っていて、それぞれ上下があるので、全巻6冊本だというではありませんか。「文庫本になってるよね。6冊もそろえるのは、たいへんだわ。」と私は言いました。

「作者は亡くなってるの。わたし、きっと殺されたんじゃないか、って思ってるの。」とも、よっこさんは言いました。

「なにしろすごい」そういう表現で、よっこさんはこの「ミレニアム」という本を私に紹介してくれました。「とにかく、すごいから、読んでみて。」と。

同窓会のあと、私は京都へ行き、そこで本屋も2―3軒まわったけど、この本にめぐり合うことができませんでした。日本を離れる前の日は、東京、豊島区の妹宅に泊めてもらいました。そこで食事中、「ミレニアム」という本を読むように人から勧められているんだけど、どうやったら手に入れられるかしらねえ、という話になりました。すると、義弟が即、
「ああ、この間まで家においてあったけど、こないだブックオフにもってっちゃった。」
「え?ブックオフってなあに?」と私。
「古本センターみたいなの」
「うちの人(妹が旦那さんをさしていうことば)ね、本を読むのが ものすごーく 早いの。」

というわけで、紅茶国にもどってきても、この本はまだ幻の本のままでした。1-2度、ロンドンのジャパンセンターや三越地下のJP-ブックス(書店)をまわったときにも探し回ったり、アマゾンも開いてみたりしましたが、なかなかゲットできませんでした。

今年になって6月ごろ、セガが紅茶国に出張の予定があると聞いて、すぐに本代を送金し、「ミレニアム6冊を買って持ってきてくれ、古本でいいから、文庫本でいいから」と頼んでみました。するとしばらくして、セガは、今度の出張は、ドイツ、テルアビブ、南アフリカ経由のあとのイギリス行きだから、大きい荷物は持って行けない、というのでした。(お金はどこに消えた?

ちょうど同じ時期に長崎の大先輩Chiz先生がC村に一泊してくださることになりました。セガとスカイプで相談したあげく、セガをあきらめて、Chiz先生に甘えてお願いすることになりました。

・・・そういうわけで、今、ここに、こういう風に、立派な早川書房の6冊本がある、のでした。

Chiz先生、ありがとうございましたっ!

そして、朝な、夕な。 夜は寝床の中で、眠くなるまで。 週末は、朝起きてすぐ、ベッドの中で、おなかがすくまで。夏休み中、カンブリアのB&Bにいたときも・・・。ずうっと読み続けました。速読はめざさず、ていねいにゆっくりと読みました。

スエーデン語の名前を消化するのに、時間がかかりました。

ブルムクヴィスト、ヴェンネルストレム、ヴァンゲル、パルムグレン、ビュルケル、ビョルク、ビュルマン、
(舌を噛まずにぜんぶなめらかに発音できますか?笑)

先日、本を読み終わったあとで、

   DVD 3巻 アマゾンで買いました。 
 
偶然とは重なるものなんですね。捨てないでほこりをかぶっていた英国週間情報誌「ニュースダイジェスト」をある日、パラパラと中味をめくって眺めてから捨てようと思っていたら、なんとなんとこの「ミレニアム」の 映画が上映されたという記事でした。2010年11月号でした。この記事のためにこの冊子を棚にしまっておいたのかな。すっかり忘れてて、最近になって読み終わったときにこれがでてきたのはフシギ。
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この記事は第三巻についてでした。あらすじだけでも、読みたいという人のために、アップの写真はMOREにのせておきます。余計な先入観は持ちたくない方は、したの MORE を見ないでくださいね。(笑)
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アマゾンで買ったビデオ三巻。スエーデン語に英語の字幕でした。だから安かったのかな。全部で15ポンド(=約2000円ぐらい) でした。夕べ第一巻をみました。その感想は?うーん。

あとは、その二で書きましょう。
とりあえず、この記事はここで終わり。




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Commented by kazumi1713 at 2011-10-03 20:17
ブルムクヴィスト、ヴェンネルストレム、ヴァンゲル、パルムグレン、・・・
声に出して読んでみました。たしかに難しいな!
貴女が読みたくなったいきさつ、経緯が良く解かります。きっと、きっと期待通りの作品だったのでしょうね?
話は変りますが。
貴女のお友達、凄い人ですね。尊敬します!
私は男あさりばかりして、真っ直ぐな道を歩かずジグザグ人生。
人は70歳になると、過去の成績がしっかり採点簿に記載されてるようでして^^;;話がアチコチ飛びまして(すんません)
貴女の興奮度が、もの凄く伝わってくるお話でした。
私には一枚目の写真が出ていませんでした。どうしたのでしょう?
Commented by agsmatters05 at 2011-10-04 08:22
marriさん、一枚目の写真、出ませんか?おかしいですね。もう一度やってみてください。でるはず、とおもうんですが。
アハハ、男あさりばかりしてたんですか。それはそれは。ジグザグ人生、尊敬します。それで、16周年歌の祭典も、ブログも、お店も、旅行も・・・いやあ、Marriさんの 真似ができる人はどこにもいないとおもいますよ。

上の本、インパクトが大きかったです。でも、サスペンス、ミステリーものなんで、あんまりズバリ書けないでしょ。でも、書きたい。そして、誰かとこの本を共有したい思いがずっと続いているんです。読んだ人だけで内緒話、打ち明け話をしたくてたまらないんです。でも、その二をまたあとで、書くつもりですけど、ね。
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by agsmatters05 | 2011-10-02 23:54 | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。