人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

紅茶国C村の日々

オッ君の試験(1)

時計をすこし戻して、6月8日のことを書いておかなければ、いえ、おきたい、のです。

水曜日のこの日、私は歯医者に行き、かみ合わせがよくないデンチャー(義歯)を調節してもらいました。例の、キャンディーキャンディーのテーマソングを子どものころに覚えたといって、患者である私の前で歌ってくれた、あのドクター・サラのところです。彼女はNHS(ナショナルヘルスサービス)の歯科医なので、あまり費用はかかりませんが、今回のデンチャー補修は、40ポンド(約5200円)ほどでした。

とまあ、これはどっちでもいいことなんです。

この日、ドクターサラは、失礼ながら、シー!ここだけの内緒話をさせていただきますが、実は、栄養指導か、オンライン・スリミング・レッスンかなにかが必要ではないか、と思われる体形をしていて、階段を5つも6つも上がった上にある彼女の治療室(建物のいちばん最上階にある)まで歩くのがさぞかししんどかろうと、私はいつも思わずにはいられないのですが・・・。

そのドクターサラが、この日、治療が済んだので、さようならと言って、部屋から出ようとしていた私に、こう言ったのです。「今日はこれから何をするの?なんかいいこと(anything nice) がありそうですか?」って。

でもって、思わず私は彼女にのせられて、長い説明をせずにはいられませんでした。

「え?いいこと?ああ、そうそう、そういえば、今日はいいことがあるんですよ。今日は、私のたった一人のAレベルの日本語の生徒が、Aレベルの日本語の試験を受けている日なんです。ほんとうに苦労したんです。もし、うまくいったら、A(優)またはB(良)の成績がとれそうなんです。A(優)だったら、ミラクル(奇跡)。なにしろ、ほんとうに苦労しましたから。とにかくこれが終わってうれしい。」と。

オッ君!の話でした。

10年生(15歳)のとき、今から4年前、まったくの白紙状態で1から、というより、あいうえお の あ から、日本語を習い始めたオッ君。2年目の16歳(11年生)のとき、GCSE (中学レベル)の日本語試験を受け、 A*(エースター、受験生のおよそトップ1割がもらえる、特優、お星様付きの優)をもらったオッ君。

その彼が、日本語を習い始めて3年目の去年、12年生(17歳)になって、GCSE の次の段階の日本語試験(AS と呼ばれているもの=Advanced Subsidiary レベル)を受けたとき、私は、谷底に落とされたように、視界が真っ暗闇になってしまったのでした。はっきり言って、恥ずかしくてブログにも書けなかった。 (そうなんです、ブログに書けること、書けないこと、の区別は微妙ですが、確実に存在してる、とおもわれます。てか、書かなくてもいいこと、書いてはいけないことを書いてしまったために、職場の上司から注意、警告、を受けた過去がありますので、ね。今だから言えることですが。 文字の上に線をひいたけど、左の部分は大事なことだとおもう、当たり前のことかもしれないけれど。ふつう、こういうのを人は常識というんだろうか・・・)

余談に余談を重ねますが、去年の夏(8月)には、このブログに書けなかった バッド・ニュースが三つあった。その一つが、オッ君イッ君のASレベルの日本語試験の悲惨な結果、でした。あとの二つとは、ええ、ええ、今だから書いてしまいましょう。二つ目はメグ(長女)のサッド・ニュース。このブログでもお願いした、コンサートツアー中のBFアラン君(仮名)と、こともあろうに日本の旅先で、5年間つづいたリレイションシップ(仲)に終止符を打ったそうな。そして三つ目は、同じ時期に歯医者通いをしていた私が、どうやら上の左の歯をごそっと失くすことになる、という診断結果を言い渡されたこと、でした。これらは本当におおきな打撃(ショック)でした。

そして、1年たった今、ほぼこの三つとも、なんとか最悪の事態から脱出することができた、とご報告できるような気がします。 では、オッ君の物語を続けましょう。その(2)へうつります。

オッ君の試験(1)_e0010856_8432718.jpg

名前
URL
削除用パスワード
by agsmatters05 | 2011-06-12 20:23 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。