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紅茶国C村の日々

10(土)ロンドン、GCSEトレーニング・デイ、「よしの」で夕食。

毎年この時期に、GCSEの日本語試験を作成・販売(!)している会社EDEXCEL(エデクセル)主催の説明会があります。イベントのタイトルは

GCSE09 Japanese :Preparing for Successful Examinations 試験を成功させる準備

注: 「09」とは、この年から新バージョン(モデルチェンジ)になったから。

これは参加費がけっこう高いのです。普通に申し込んで150ポンド。早めに予約して130ポンド。個人の日本語の先生は、とても参加する気にはなれません。しかも会場となるジャパンファウンデーション(日本基金)はおそらく会場費がただのはずなのに。

でもって、今回はH女子校にお願いして行かせてもらいました。

いつもより早起きして、9時前の電車にのりました。これだと、シニアレイルカード(2割引)が使えない。ま、費用は学校で負担してくださるはずだから、公務出張です。レイトンバザードの駅からいつものように、ユーストンへ。
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ユーストン駅と、ジャパンファウンデ-ション(ラッセルスクエア)との間には、いつものように、タヴィストックスクエアという公園があって、そこにはいつものように、ガンジーさんが。
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そして会場到着。
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今日のイベントを一日取り仕切られるのは、チーフ・イグザミナー(主席試験管)のMG先生。
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4時ごろまで、缶詰状態でした。でも、行ってよかった。
新しいGCSE日本語試験は、試験に出される語彙数や文法項目が違うばかりでなく、試験のやり方も体裁も、盛り込まれる問題形式も大きく変わっていることが分かりましたから。特に、4技能のうち、スピーキング(オラル)テストでは、これまで一人12分間の録音だったのが8分間となり、生徒のスピーチは前は1分だったのに、今度は2分間。前は3つのトピックについて答えるべきだったところ、二つのトピックだけとなり、しかも両方とも受験生本人が選んでいい、とか。そのほか、読解も、聴解も、筆記試験も大きな様変わりがありました。

4時ごろトレーニングセッションが終わって、さそさんといっしょにピカデリーへ行きました。ジャパンセンターや、ライスワインなどの日本食材店で、納豆や油揚げなどを買い、二人で「よしの」というレストランに行きました。

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昼間のお弁当がまだ胃に残っている感じだったので、軽く「雪」。手前左は、インゲンの胡麻和え、真ん中は漬物、その右はきゅうりの酢の物、真ん中はよく冷えたサーモンの刺身にナッツや貝割れがたっぷりかけてあるもの。そして手前右はマグロの細巻き。奥の左はサバの塩焼き。大根おろし添え。その右は野菜の揚げ物(これは美味でした。)。それにアサリのお味噌汁がついて、9.8ポンド(約1400円?)グリーンティー(お茶)をいっぱい飲んで、サービス料込みで、全部で約16ポンド(2200円ぐらい?)でした。パートの仕事で、薄給で、カツカツに生きる(先の見えない)異国の日本語教師としては、とてもヒットだったかな。ふだんはあまり外食をしないので、たまには、ね。

さそさんのステキなカーディガンを部分撮影させてもらいました。
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これ(↑)はご本人の許可済みです。お顔つきの写真はもう添付メールでご本人に送らせていただきましたので。

それから、汽車の中に残されていた、大衆紙「サン」の表紙。
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このごろの紅茶国はこのニュースで持ちきりです。大学の授業料が9000ポンドになるって。学生達が怒ってるって、日本でも報道されてますよね。

え?コメントせよって?海外からの留学生は、(EUの学生でなければ)長いこと年間、7000, 8000, 9000,1万ポンド(それ以上も)、払ってきたのですからねえ。同じ授業を受けているのに、です。しかも、紅茶国の大学生は、生活費と授業料を、卒業後、ある程度の収入が得られるようになったら、少しずつ返済していけばいいという制度がしっかりとととのっているのです。大きな意味で、時代の流れだと受け止めざるをえないような気がしています。授業料値上げに反対する学生達の気持ちは分かりはしますが、私はやむえを得ないこととして、どうしても投票せよといわれたら、賛成票を出すと思います。これによって、教育が一握りの金持ちのエリートのためだけのものになってしまう、とはちょっと思えないのですが・・・?
Commented by Yoshi at 2010-12-14 07:07 x
レストラン、Yoshinoですか(^_^)。何か縁があるような。一度行ってみようかしら。美味しそうですね。わたしは、極端な胃弱なので、外食する事が全くないのですが、そのうち、体調がましな時に行ってみたいな。
Commented by agsmatters05 at 2010-12-14 09:27
Yoshiさん、場所わかりますか?ピカデリーサーカスからちょっと歩いてすぐのところです。あの辺は、Yoshiさんは、よく行かれますか?ランチメニューのほうが、たぶん安いことでしょう。良心的な味つけで、丁寧につくってありました。私、今回初めてでした。
Commented by Yoshi at 2010-12-14 19:27 x
ミチさん、ありがとうございます。私は繁華街を歩くのは苦手なので、ピカデリーのあたりもよく知らないのですが、もし行くことがあったら、ネットで調べます。余程の事が無い限り外食しないし、できないので、来年の帰国までに行くかどうか分かりませんが・・・。

クリスマス休暇も間近ですね。お休みを楽しみに、頑張って下さい。Yoshi
Commented by marri at 2010-12-15 17:44 x
美味しそうな和食だこと。
探せば・・・あるのですね!値段もリーズナブルですよね!
食材に苦労はない、流通時代だからでしょうか。安心しました。
表紙のカミラ婦人、表情が険しいですね!何となく!
Commented by agsmatters05 at 2010-12-16 00:08
marri さん、
あるところには、あるんですね。ま、日本食レストランはイギリスに増えていると聞いています。でも一般的には、高いという評判なんですが・・・。
marri さん、
カミラさんの上の写真は日本では、でまわらなかったですか?こちらでは、テレビも新聞もこればっかり流してました。ロンドンの目抜き通りで、授業料値上げに反対するデモ隊のなかを通過したチャールズ&カミラの車が怒る学生達にアタックされて、窓ガラスは割られるは、物を投げつけられるはで、大事でした。これだけびっくりした顔をしていても、あとから「どうですか?」と聞かれて、「ファイン、大丈夫ですよ。いつでも始めての体験と言うものがあるものですねえ。」と言ったとか。でもかなり危なかったですね。警察の長官はこれで辞職を申し出たとか。
by agsmatters05 | 2010-12-11 10:08 | Comments(5)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ