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紅茶国C村の日々

三つのパーティー(その3)

C村のステイ先のインターネットの調子がどうも順調ではありません。インターネットも電話も、使っていると突然カットオフ(切断)、数十秒間(数秒では ない)待っていると、また(しぶしぶ)つながる、という状態を繰り返しています。これは BT(ブリティッシュ・テレコム)のブロードバンド`回線で、ホームハブというのを使い始めてから、このトラブルが始まったような気がします。BTブロードバンドの回線使用料を月に16ポンドぐらい払い続けて いるのですが、どうやら、ホームハブを使い始めてから、BTの電話使用料の口座からもインターネット料金が二重に引き落とされているみたいなので、これはすぐ何とかしないと。(とまあ、こういうことをブログ読者の皆様にお伝えしたところで、愚痴、ぼやき以外のなにものにもなりませ んわね。ごめんなさい。

今、勤め先の学校で、休み時間にこれを書いています。ホットメールの画面に書いているのです。これを自分宛に送っておいて、夜、短時間でブログの投稿欄に 貼り付ける。そうすれば長い記事を一瞬のクリックで失ってしまうこともないだろうから、というわけです。

さて長いまえおき(いつもそう)ですが、今回書こうと思っているのは、上の表題のように、三つのパーティー(その3)なのです。

昨日の木曜日(15日)の放課後、ほぼ1年間(正確には10ヶ月、40週)レッスンをしたH女子校の8,9年生の最後の授業がありました ので、形ばかりのお別れ会をしました。

生徒の一人(バウちゃん)がまえもって、「ねえ、ミチ!」(彼女は、「ミス=先生」とは言わなかった。)「最後の時間はパーティーしようよ。」っていうものだから、 ついほだされちゃって、もしかして、そういうのがこの国で慣例化しているのかな、と思い始めてしまった私。ドミちゃんが、「わたしケーキ持ってくる」と。「食べ物ならなん とか用意できるかもよ」と言うと、彼女(バウちゃん、目を輝かせて)「SUSHI!」というじゃあありませんか。

というわけで、前の日の水曜日、歯医者のついでにセンズベリーによって、野菜をいろいろ買い込みました。33ポンドぐらい、およそ4500円かな。

三つのパーティー(その3)_e0010856_1051162.jpg
野菜スティックを作りたくて、食べたくて、セロリ、ピーマン、きゅうり、人参などをたくさん買い込んでしまいました。
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センズベリーのチョコファッジ、大勢でたべるんだから、という口実でかってしまいました。ふだん自分用にこういうデカイチョコレートのケーキなんか、買うことないですものね。味?うん、グッドでしたよ。

幸い木曜日の午前中は、11年生と13年生が学校からいなくなって、授業がないので、たっぷりと調理する時間がありました。お米5号、すし酢、そ してきゅうり、かにカマ、玉子焼き、アスパラなどのスシ具をたくさん用意しました。

きゅうりの細まきは、半分に切った海苔で、おそらく15,6本。具沢山の太巻きも10本近く巻きました。こうし木曜日の午前中、延々3~4時間、調 理をし続け、できあがった食料をたくさん車に積み込んで学校に出かけていきました。

昼休みのクラブでは、太巻き1本を差し入れしてみました。結構みんな飛ぶように手を出してあっという間に売れました。

美術の作品の仕上げのためにすこし遅れてやってきた亜蘭君、どうにか二切れ残されていたお寿司に飛びついて食べていました。
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さて放課後H女子高の8.9年生、全部で13人いました。

でも、8,9年生はまだやっぱり子どもですね。

何人かは、私が「机を四角にして」というと手伝ってくれたけど、言わないと、知らん顔の子達も多かったです。

ミチが運んでいって、テーブルの上にならべた食べ物を、生徒たちはさっさと手に取り、さっさと食べ始める。「食べていいですか?」とも聞かずに。紙皿や箸やプラス ティックのコップを配り、なんとかみんながそろった頃、アミちゃんが音楽を聞いてももいいですかと、持っていたアイポッドから、スピーカーにつないで、 さっそく(ミチの知らない)モダンなポップスかなんかが教室に流れる。これじゃあ、話し声もあまりとどきません。音量をすこし低くしてね、とは言い ましたけど、まあその程度。

でとにかく、時間内にしないといけないことは、一年間放課後の日本語授業を受けたことの証明書を配ることでした。

これは前もって(数週間かけて)ボランティアで、アニーちゃんが、フォトショップというPCプログラムを使って、ドラフトを作って持ってきてくれていまし た。これに文字を入れ、生徒の名前を書き込み、教師のサインをし、全体をラミネートして、りっぱなサーティフィケート(証明書)が出来上がっていまし た。裏側には、この一年間使った教科書「日本語学級」の終わったところの章番号を書きいれておきました。これは一人一人みんな違うのです。全部で50章まである本なのですが、最後まで完全にやり終えたのは二人だけ。N君とバウちゃんでした。これはほんとうにりっぱなアチーブメント(業績)です。この二人の日本語学習に 対するコミットメント、集中度、熱意は本当に尊敬に値いすると思いました。よって、二人には筆ペンを1本ずつご褒美としてあげました。あとの子達 は、40/50 とか35/50 とか 23/50というような達成度でした。ま、50章のうちの20章までいけば、いちおう形容詞の基本的な語尾変化(おおきい、おおきくない、おおきかった、 おおきくなかった)や、です、ます調の文や、でした、ではありませんでした、ます、ました、ませんでした、などをクリアしたことになるので、日本語の基本の文構造はだいたい頭に入ったかな、という程度なのです。この生徒達は早い子であと2年、遅い子はあと3年かけてGCSE試験を受けることになるでしょうが、それまでには、10人が2-3人に減っているかもしれません。日本語のサバイバルゲームは、生徒にとっても教師にとっても甘いものではありません。

というわけで、一通り食べ物を食べて、宿題や終了証明書など、渡すものを渡したら、あとは、ふだんどおりの授業をしない限り、手持ち不沙汰の子がでてきます。アニーちゃんが、先生なんかDVDを見るんじゃなかったですか、というので、みんなに見たいかと聞くと、いちおうポジティブな返事。でもって持ち合わせていたポニョのフィルムを見ることにしました。でもコンピューターの相性がわるくて、いろいろ設定を試した後で、隣の教室に移動して、どうやらポニョの画面が出てきて、見れたのは授業の最後の5分ほど。それで、パーティーはお開きとなってしまいました。
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反省: 調理に時間をかけるのは、なんともないけれど、パーティーって、ただ人が集まって、食べ物を食べて、ダラダラとおしゃべりするだけじゃ、本当につまらない、ということでした。けっきょくミチは調理人としてのスキルのほうが、パーティーオーガナイザーとしてのスキルより、ずっと上なんだって、思わざるをえませんでした。

ところで、あんなに楽しみにしていたはずのバウちゃん、お寿司を結局一口も食べませんでした。何がいやだったのか分からないけど、見たことも、食べたこともない食べ物って、子ども達は嫌がるものなんですかねえ。

というわけで、余ったものはもちろん家に持ち帰りました。したがって、翌日の今日(金曜日)も、残ったお寿司と野菜スティックのお弁当でした。
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写真。

教訓: パーティーって、楽しむことなど期待しないで参加すべし。

Commented by Yoshi at 2010-07-17 18:42
ミチさん、

パーティのご用意、大変でしたね。8,9年生というと日本で言うと中学2年生くらいですか。まだ思春期と言うより子供っぽさがかなり残っている時期でしょうね。感謝したり出来ないのもやむを得ないのかなあ。でも食べる前に,日本語学級の子なら、「いただきます」は言って欲しいな。

ところで私も引っ越す前はBTのブロードバンドを使っていましたが、以前には一般の電話の請求とブロードバンドの請求は別々の請求書でしたけど、最近はひとつに統一されていました。そういうことで、何か混乱があるのでしょうか。イギリスでは、公共料金関連で余計に課金されることは結構あるようなので、注意が必要ですね。Yoshi
Commented by agsmatters05 at 2010-07-17 19:06
Yoshiさん、誰かに何かを食べさせる、というのは主婦感覚なのか、子育ての母親感覚なのか、習い性になっていて、全然苦労ではないのです。そりや一日中台所にたち続けていれば足が棒のようになって、くたびれたとおもいますが、それ以外は、料理、調理というのは、苦労とは思えないのです。もっともすべて思い通りの料理がいつもできるとは限らないのですけどね。それよりも、いかにそれを盛りだして、客(相手)にどういう風に食べさせるか、というところが私にはすっぽりと抜け落ちているのです。これでは、せっかくの料理もあまり活かされないことになりますかしら。そこまで考慮してはじめて自称シェフというべきかな。

BTの支払い、早く何とか手を打たなくては。
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by agsmatters05 | 2010-07-17 10:19 | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。
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