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紅茶国C村の日々

9(日)亜蘭君のスピーチ入選と、GCSEのスピーキングテスト進行中。

あっという間に5月も3分の一過ぎてしまいましたね。
さわやかな五月、晴天の日曜日でした。空気は澄み切って、一日中青空が見えて、陽がさしていたのですが、外に出れば肌寒いのが北国らしいところ。ジトジトしするほどの蒸し暑さがないのが、紅茶国の夏の天候のいいところだとつくづく思っています。寒いのは文句言わない。蒸し暑くないことをありがたくおもうように努めてマインドコントロールしています。
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さて、意に反して、一週間ぶりの更新となってしまいました。いろいろ書きたかったけど、時間もなく、書こうと思ったら、インターネットがつながらなかったりして、あいにくでした。
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この間の一番大きなニュースは、亜蘭君のスピーチの結果が発表になったことでした。

6月19日土曜日の本選に参加が決定し、ロンドンの日本大使館に行くことになりました。もちろん、亜蘭君も大喜び。賞品は何だろう、なんて今から何かもらう気になっています。(笑)

前の日本語弁論大会のときは、紅茶国全体で合計200人以上の録音テープによる応募があったように聞いています。このうち15人が、本選に選ばれるわけですが、応募者は3つの段階に分かれているので、平均して200÷3=約70人の中の5人に選ばれた、というように言えるかどうかはわかりません。
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紅茶国中の中学、高等学校を一括して、セカンダリースクールと呼びますが、このうち、7,8,9年生(日本の小6、中1、中2にあたる)をキーステージ3(KS3)と呼びます。亜蘭君はこの中の5人に選ばれたわけです。キーステージ(KS)4は10,11年生(中3、高1)。キーステージ(KS)5はいわゆるシックスフォームと呼ばれる12,13年生(日本の高2、高3)です。キーステージ5の最優秀賞では日本行きの切符をもらえるのですが、KS3やKS4は、はたしてどの程度の賞品だったか。ポータブルのコンピューターがもらえたかどうか、ちょっとはっきり記憶があやふやです。
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でも、考えてみれば、テープに録音したスピーチによる審査で最後の5人(ファイナリスト)に選ばれることだけでも、相当な栄誉でもあるわけです。入賞者本人と、保護者一人分の旅費ももらえることにもなっています。


実は火曜日(5月4日)に審査委員長の先生から、メールをもらったのです。亜蘭君のスピーチについて。ほかのKS3の子たちのスピーチと比べて、ずば抜けてできすぎなので、もしかして亜蘭君は日本へ行ったことがあるのでないか。それに学校のホームページをみると、日本語の授業はKS4の10年生から開講となっているのに、亜蘭君は本当にKS3の9年生なのか、もしそうだとしたら、だれかからプライベートの個人レッスンなどを受けてきたのではないか、というような質問でした。
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こういうメールは喜び半分、当惑半分、ですよね。急いで返事を書きました。亜蘭君の日本語はほとんど自分で習得したもので、ひらがな、カタカナも、クラブや女子校で放課後のレッスンをする前に、亜蘭君はもう自分で覚えこんでいたのでした。それに、無類のアニメ好き、音楽好き、で、おそらくふだん日本のアニメソングを四六時中聴いているのでしょう。漢字も、授業で教えるのよりは、自分で覚えてくるほうが多いのも事実なのです。そういう事を、審査委員長にメールで伝えたところ、翌日の水曜日に、おめでとう、亜蘭君ファイナリスト(本選参加者)に選ばれました、のメールがおりかえし送られてきた、というわけなのでした。

一人のファイナリストが4人分の招待券をもらえるのですが、そのうちの二人は同年代の生徒たちであること、という条件がついていました。これまでは、両親と先生が付き添うと、本大会で聴衆のなかに子どもの数がすくない、という主催者側の懸念があったようです。

さて、しばらく頭を悩ませなければならないのは、誰と誰を連れて行くか、そのためにどういう手続きをとらないといけないか、です。なにしろ学校の生徒を学外トリップに引率する時の手続きはほんとうに面倒なのです。親の承諾書、保険の計算、予算の計画書等々を、学内のいろんな責任者に届け出なければならず、どちらを先にして、どちらを後にするかも、面倒な決まりがあります。3月に『ベアテの贈り物』で生徒を引率した時も、この手続きで、たいへんでした。学校の手続きが終らないうちに主催者に出席を予約しておくことができなくて、学校の手続きが終った時には、ほとんど、席が残っていない、という状況でした。あぶなく参加できない寸前でした。
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というわけで、これから亜蘭君のスピーチの練習、これからが本番なので、しっかりと覚えてもらわなければなりません。なにしろ最初に応募した時は原稿を読みさえすればよかったのですから。そして、あと、6月19の土曜日に学校の子達を何人、どうやって連れて行けるか。あと1ヶ月と10日。おそらくあっという間にその日がくることでしょう。

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さてさて、亜蘭くん物語は今はここまでにして、もう一つ。

紅茶国はいよいよ全国的に試験の季節です、とは前にも書きましたっけ。GCSE(中学卒業資格試験)の日本語も、今年の受験者は5月15日までに口頭試験を済ませないといけません。今年は試験会社の意向で試験の日程が大きく変わりました。筆記試験、聞き取り試験、読解試験は6月の後半に行われることになったのです。

去年まで13年生が、学校を離れる最終日が、毎年、聞き取りと読解の試験日と重なっていたので、これは大問題だったのですが、少なくともこの悩みは取り払われました。
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もうすぐ11,12,13年生たちは、スタディーリーブといって、試験のため自宅学習期間にはいるので、学校の正規の授業はなくなります。でも、授業数の足りない日本語の科目は課外、補習、追加、特別セッションを設けないと、とても力がついてない子が何人もいます。火事場のバ〇力じゃないけど、最後の努力が一番効果的なのは誰もが経験済みでしょう。どうやって生徒らと補講の時間を確保するか、これも大問題です。生徒らの登校は、スクールバスや、交通網の関係で、日本のようにいついつ登校してください、と軽くいえるようなものじゃないからです。生徒の試験の時間割をみながら、個別に対応していかないと、日本語補習レッスンの時間はとれそうもありません。

気ガ気じゃない状況が40日間延長されることになった、というわけでです。
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せんしゅうの水曜日(5月5日)に女子校の3人に、口頭試験を受けさせました。教えている先生が試験官になるので、どこまで公正さが保たれるか、教師の良心やら、誠意やら、作戦やら、厳格さやらが微妙に関わってくるわけです。

ここだけの話ですが、GCSE日本語試験の最高責任者がはっきりといわれました。『今何時ですか?』という質問を、時計を指差しながらしていい、と。録音テープには、ジェスチャーはなにも残りませんものね。それでも、質問に答えられなくて、無言、ポーズだらけの録音テープも聞かせてもらったこともあります。

さいわい、女子校の3人は、さすが、よく準備してきて、バッチリ答えてくれました。よくできる生徒達ばかりで、助かりました。ところが一人、四人目のステちゃん、やっぱりリタイアしてしまいました。お星様(A*、最優秀)間違いなしの、よくできる子だったのに、だめでした。Aレベルのほかの試験科目のプレッシャーから、というのが大きな理由のようです。日本語は、勉強するのは好きだけど、試験のためにやったんじゃない、資格はいらない、といわれてしまいました。女子校の先生も、何人か慰留に当たってくれたけど、すんなりやめるならやめていい、無理して受けさせることはできない、というシックスフォームのヘッドの態度で、すっかリ気を良くしてしまったステちゃんでした。もったいない。お星様100%の子だったのに・・・。
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Commented by konatum at 2010-05-13 20:59
本選参加のアラン君、おめでとうございます^^
良かったよかった。
ミチさんが あれだけ、色々されたんですもんね、苦労が 報われましたよね~。
本選でも ぜひとも、頑張ってもらいたいもんですね。
Commented by agsmatters05 at 2010-05-14 03:21
小夏さん、ありがとう。
なんだかこのブログを読む方、皆さんが応援してくださっていると勝手におもってます。それにしても、亜蘭君、苦労が多そうな毎日です。また物語の続きを書こうと思っています。
Commented by Yoshi at 2010-05-14 06:32
ミチさん、
 亜欄君、おもでとうございます!というか、その位、日本キチガイなら、当然かも知れませんね。こういうユニークな親日家は、真面目すぎの日本国民には有り難い存在ですね。そう言えば、今度の政権の文化・スポーツ・オリンピック大臣になったJeremy Huntさんは日本語が流ちょうだそうです。日本で英語の先生を2年もしていたそうですね。

GCSEの語学に口頭試験があるのは凄いなあ、と思っていましたが、さすがイギリス!現実は相当にアバウトなんですねえ。笑っちゃいました。日本なんか、共通一次のリスニングのために関係者はどれだけ脂汗をかいていることか・・・。ほんのちょっとでも不始末があると大変なことになりますから。日本人は規則通りにやることに神経質になりすぎですね。 Yoshi
Commented by agsmatters05 at 2010-05-15 05:38
Yoshi さんへ、スポーツ・オリンピック大臣のことは、日本の友人からのメールで、ご友人ですって。ふわ。でも、それで、何かが期待できるのか、なんていう風に考えてはいけませんよね。(笑)

GCSEの口頭試験、『現実は相当にアバウト』というのは、一面の真実。でも、12分以内の録音テープで20点満点。でもこれは、GCSE日本語資格の全体の約11%にすぎないのです。生徒はあれだけ苦労して、20点(4スキルの合計は175点です)しかもらえないのか、と言っていた子も過去にいました。生徒によっては、ほとんど何もしゃべれない、というような場合もあるみたいですけどね。今年、一人、全然できてない子がいました。
毎朝何時におきますか?ときくと、毎朝何時におきます。と答えてくれました。眼が白黒になってしまいました。その子は顔が真っ赤になってましたけど、ね。用意された質問がかれこれ150問ぐらいあると、全部は覚えきれないし、実際はそのうちの約5分の3を使うわけです。じゃまた。
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by agsmatters05 | 2010-05-10 05:57 | Comments(4)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。
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