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紅茶国C村の日々

14(日) バイバ、その3.

みなさま、バレンタインデー、おめでとうございます、って言っていいのかな。
どんなバレンタインデーをお過ごしでしたか?


(私はそれが気にかかる、とっても気にかかる、嘘)。

バイバ明けて3日目。少しずつ、うれしがってもいいかなあ、なんて自分に甘くなり始めてる感じです。
ホットメールのほうに、おめでとうのメッセージをプライベートモードですこしずついただくと、やっぱりうれしい気持がわいてきます。

昨日から、C村のステイ先に、ルイちゃん一家がやってきています。来週1週間、学期中間休みのために、働いている親のかわりにルイちゃんとララちゃんのお世話を数日引き受けることになったため。

きれいなお花をお祝いにいただいてしまいました。
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昨日も今日も、シェフをしているミチですが、ヒマさえあればPCの前に座って、ネットサーフィン。
2月5,6日の日記にルイシスの絵を写真にとって、記事にしました。それで、バイバ(=ヴァイヴァ0の実際の状況はどんなだったかということを、ルイシスに話して、より真実に近い絵を書いてくれ、と頼んでみました。

ミチの説明を聞いて、スラスラスラとルイシスが描いた絵は、こういうものでした。
14(日) バイバ、その3._e0010856_5561280.jpg

ルイシスは今月末に7歳になります。文字は、アルファベットの発音ではなく、フォニックスを使って覚えています。Aも E も Uも、どれも アとかエとかウに近い音でスペルを確認して書いています。どうやら、試験官(イグザミナー)の名前は、ほぼリアルに書いてくれました。でも、ちょっと真実とはずれているので、もう一度、自分で書き直しました。本当は、この場にもう一人(6人目の人物)がいたのです。

14(日) バイバ、その3._e0010856_632543.jpg

写真と違って、なんという省略!ほとんど暴力的なシンプリフィケーション!(笑)。
でも、でも、これだけでも、かなりのことを表現しようとしているのですよ。プライバシーの問題があるかどうか、よく分かりませんが、関係者のお名前をひらがなで書いてみました。(でも、ルイシスの絵で英語スペルになっているから、あまり意味ないか。)

どうしてこういうことになったかというと、話が長くなりますが、今日はこの辺を説明してみますね。

10万語に近い論文が序論から結論までほぼ全体像となって形をとり始めたころ、(去年の今頃だったでしょうか)、ミチの指導教官(スーパーバイザー)が、論文審査を依頼する人物を探し始めました。受験するミチにその審査員を選んだり、希望したりする資格があったのかどうかはわかりません。とにかく、論文と同じ分野の大御所が審査に当たるのが、望ましいのはあたりまえでしょう。でも、同じ分野をやっている人って、そんなに多くない、すくなくとも私のデーロンの場合はそうでした。イギリスの中国人留学生のことをかなり深く、広く研究されて、紅茶国の大学の国際化ということについて本を書いている方、いぼんぬさん、にまず最初の白羽の矢があたったのでした。(雪深いスコットランドのアバディーン近くにお住まいなので、1月のヴァイヴァが1ヶ月延期されたことは前に書いた通り。)

ふつうは、論文審査は、学内審査官(インターナル・イグザミナー)と学外審査官(エクスターナル・イグザミナー)が一人ずつで担当することになっているのですが、いぼんぬ先生に審査を依頼してから後で、去年の夏休みに、OB大の規則が変わり、内部、外部どちらの審査官の資格も一定の経歴を持っていないとだめ、ということになったのだそうです。いぼんぬ先生はもちろんピーエイチディーという学位をもっていて、本もいくつか書いている方ですが、ヴァイヴァをやったことが(あまり?OR 一度も?)なかったらしいのです。それでもう一人、外部試験官をきゅうきょ依頼することになり、バーミンガム大学でインターナショナルステューデントの問題にも詳しくて、論文審査の経験も豊富なみしぇーる先生が登場することになった、という次第。

ルイシスに説明したとき、いぼんぬ先生は太っている、といったので、雪だるまみたいな絵を書いていました。

みしぇーる先生は細くて、黒髪で、瞳がおおきくて、それと同じくらい大きい黒いネックレースをたくさん首からかけておられました。そして内部試験官のじぇーん先生は、長い髪で、優しそうな笑顔をしていました。教員養成や、TESOLの分野の修士課程の学生の授業を担当し、物語や詩(ストーリーテリング、ポエトリーライティング)を使って授業をする時の指導書などを書いておられる先生でした。3人とも、40代から50代ぐらいとお見受けしました。とくにみしぇる先生とじぇーん先生は、笑顔もやさしそうで、物腰もていねいで、全然怖さを感じさせない女性たちでした。(ラッキー!そして、サンクゴッド!)

ミチの正面にいたまーりん先生は、この日の司会者(マダム・チェアー)で、ヴァイヴァ全体をとりしきるためにそこにおられました。でも、受験生ミチの論文は読んでないようでした。OB大のドクターコースのヘッドのような立場の方です。白く、長いスカーフをゆったりと首にまわしてかけておられました。

さて6番目のかたはまぎー先生です。このかたは、10年以上ミチの指導教官として、おつきあいをしてくださった先生です。これも、最近の大学の規則変更により、受験生が望めば、指導教官をヴァイヴァに招待することができることになったのだそうで、ミチはいちおうマギー先生の臨席を依頼したというわけです。でも、指導教官(スーパバイザー)は試験官の見えるところにいてはいけないというので、後ろに座っていたわけです。

今日はもう一枚、当日のワタクシメの服装を一部お目にかける写真をのせさせていただきます、ね。去年(2009年)の正月じゃなくて、その数日前、つまり2008年のクリスマス後のバーゲンセールで買った、メグのお見立ての真っ白いジャケット。一度もこれを着るような機会がなかったのですが、やっぱり受験生は白黒できめるべきだろう、ということで、前の夜袖をちょっとおりこんで短くし、黒いスラックスとあわせました。(サイズが変わらなくてよかった。ホ)

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首からかけている黒い糸は、もちろん眼鏡(ローガン)紐です(笑)。



Commented by のり at 2010-02-15 10:15 x
ミチさん、おめでとうございます! 
日本語教師として働かれて、家ではきちんと食事も作られ、そして学業と本当に頭が下がります。ミチさんのパワーの源はなんですか? 私も見習わなければいけません。
本当におめでとうございます!!
Commented by konatum at 2010-02-15 11:08
おめでとうございます^^って言って良いんですよね。
その一、その二をよんでいて、そかな~?とは思っていたんですが、先日の勘違いもあり、??? でも ヽ(^。^)ノかな~って 思ってみたりしていましたよ。
今もう一度、おめでとうございます!!

素敵なジャケットですね! 
Commented by agsmatters05 at 2010-02-15 18:35
のりさん、ありがとうございます。
私一人ではできなかったことのような気がします。世の中はもちつもたれつ、ブログのみなさんからもたくさんパワーをいただきましたよ。それと、ちりも積ればなんとやら、石の上にも3年どころか10年かかりましたからねえ。1日は24時間、呼吸する酸素の量は老若男女みな平等とおもっています。とちゅう日本語教師の仕事が面白くなって、別に無理してデーロンしなくてもいいか、と思い始めた時期がありました。でも、下のロゴマークのところにあるように、木の根っこと同じで、流れにまかせて行動していると避けて通れないものにぶつかってアタフタしているうちに、自分でまいた種を自分でつみとるしかないことが何度もおこってきましたからねえ。何のことやらわからん文章でしたでしょう。今分かっていることは、これって大勢になんの影響もない、ってことです。
めでたさも中ぐらいなりおらが春
としておこうと思ってます(笑)。
Commented by agsmatters05 at 2010-02-15 18:51
小夏さんへ、ブログをはじめたきっかけがG学校の日本語教育記録・日記だったので、もともと留学生としてイギリスにきたことは、おさえてブログを書いていました。でも時々、O市にいったとか、本を借りたとか、返したとか書いていましたから、秘密にしていたわけではないのですがねえ。風のたよりに「ミチさんはブログを書いたり、日本語教師をやっていて、大事なデーロンのほうはどうなってるんだ?そんなことしていていいのか。」というお叱りの声も聞こえてきていましたからねえ。まだまだ、3000語残ってます。これも考えようによってはキツイことともいえそうです。9月に四角い帽子をかぶって黒いガウンを着て、紙切れ1枚もらうまでは、ほんとうはオメデトウをおあずけしておくほうがよさそうなんです。それに、、G校、H校の生徒達の口頭試験も確かにありますから。
小夏さんのお花とユーモアで息抜き、ひと休みができたのです。

ジャケット、誉めてもらってうれしいです。こういう時しか着れない服でした。
by agsmatters05 | 2010-02-15 07:21 | Comments(4)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ