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紅茶国C村の日々

一冊読み終えておもったこと。

紅茶国の学校は今週はハーフタームホリデー中です。
一週間が、あれよあれよというまに、というより、なんだかふわっと軽くなって空のかなたに消えていってしまったような・・・。ま、とにかくあと3日、金、土、日あります、というか、3日しかない、というか・・・。

今朝ようやく一冊読み終えました。(もっと早く、さっさと読み終えたかった!でも、いちおう、完読した!よ。)

梶田正巳著「異文化に育つ日本の子どもーアメリカの学校文化のなかで」中公新書

なんてことはない、なんていったら作者に申しわけないし、ひどい感想だと怒られそうです。
読んでいて、途中で投げ出さなかったので、しかも日本語の本として、久しぶりのカンドクなので、それなりの意義はあったわけですが。

この本が役に立つのは、異文化教育を研究している人、アメリカの学校について知りたい人、それから、これから外国、とくにアメリカ(USA)に家族ぐるみ、短期、長期で駐在したり、移住したりする人、アメリカのESL(外国人向け英語教育)や、日本人学校、補習校などに興味のある人、でしょう。

在英邦人留学生のストレスについて知りたい人には、あまり役に立つことは期待できない本かもしれません。それより、なにより、この本を一通り読み終えた感想は、

これからすぐG校の11年生向けの、休み明けのレッスンのための教材作りにとりかかろう、ということなのでした!?(笑)。 これは飛躍に聞こえるでしょうか?「風が吹けば桶屋がもうかる」という類の話でしょうか?あながちそうともいえないのは、これは、アイデンティティーの問題をとりあつかっているということなのです。

11年生のクラスの、休み明けの教材は、これ(アイデンティティー)でいこうと思いました。(これはMOREで書きます。)

まわりくどい話になるかもしれませんが、どこの国でも、二つの国の文化にまたがって生活している人はたくさんいます。母親がイタリア人、父親がフランス人、父親が中国人、母親が日本人、等々。こういう両親が異文化出身の子ども達は大なり小なり、二つの文化を折衷しながら、学習や生活を続けているわけです。

この折衷がうまくいくと、ハイバイリンガル、ほどほどだと中間バイリンガル、どちらの言語も文化も教育もマスターしきれない場合は、低次バイリンガル(という言葉を著者はつかっている)になっていく。もっとも、言葉に限らず、片方をすっかり捨ててもう一方で高く成長していく子どももいっぱいいる。この場合は、異文化融合ではなくて、同化、帰化にちかい。

アイデンティティーということからすると、在英邦人留学生は、留学期間中に自分のアイデンティティーへの問いかけをすることを多かれ少なかれ避けては通れないものです。そして、帰国後、自分が一部変わったこと(たとえば、バターくさくなった(古い言葉!)とか、自己主張をするようになった、とか、留学中のあれはよかった、これは良かった、が記憶にのこり、ほとんどその人の人生を通して留学体験はつきまとうことになるでしょう。

留学体験の意義の一つは、この自分のアイデンティティーの問い直しにあると、いうのも当然のことでしょう。そして、留学期間の最後に自分を振り返って見た場合、自分が日本人であるという自覚を前より強くもつようになったと思った人は、リサーチャーミチのアンケートでは、285人の回答者中、180人(63%)いたのでした。

とはいえ、島国日本がこれからは、一国独自で成り立ってはいかれない、他国(世界)と人的にも物的にも交わっていかなければいけないグローバルな時代になった、なんていうことはあたりまえだと笑われるかもしれませんが、これがなかなか草の根で、実感として、日常的に、感覚的に、一般庶民の日本人一人一人に認識されているかどうか?やっぱりまだまだなのではないですか?

一冊読み終えておもったこと。_e0010856_227680.jpg







11年生の自己紹介文のサンプルテキスト

ぼくは(なまえ)です。(学校名)の(数字)ねんせいです。 (まちのなまえ)からきました。(すうじ)さいです。
かぞくは (すうじ) にんです。  ちちのなまえは xxx です。ちちは (すうじ) さい です。 ははのなまえは xxx です。 (すうじ) さい です。  (あに、あね、おとうと、いもうと)のなまえ は xxx です。 (そのなまえ) は (すうじ) さい です。 

それから、追加として、

ぼくは xxxx  がすきです。 
ぼくのしゅみは xxxx です。 
ぼくは xxxx ができます。 

を 付け加えたら、りっぱな自己紹介の作文になる!

Commented by 大崎繁子 at 2009-10-31 05:53
ミチさん!
いい自己紹介ですね~~11年生でなくても日本人の子達もこのような自己紹介が出来たらいいなあと思います。
私もこんな自己紹介なら英語で出来そうです(笑)
でもおばあさんがこんな自己紹介をしたら笑われそうですね~~
Commented by agsmatters05 at 2009-10-31 08:45
繁子さん、
「いい自己紹介」ですか?ありがとうございます。必要最低限の言葉をならべただけなんですよ。ほとんど BE動詞(=です) ばかりの文を中心に作りました。
これだけでも、覚えてもらわなければならない単語はいっぱいあります。

かぞく、しゅみ、しごと、そして、ちち、はは、あに、あね、なんねんせい、なんさい、云々

繁子さんがこういう自己紹介を英語でなさって、どうして、誰が笑うものですか。笑われることなんかないとおもいますよ。ただし、こういう英語の自己紹介をするチャンスがどのくらいあるか、というのはちょっと分かりませんが(笑)。
日曜日、楽しみにしてます。
Commented by 大崎繁子 at 2009-11-01 04:23
日曜日おじゃまします~~
よろしく!!
Commented by agsmatters05 at 2009-11-01 06:09
はーい、繁子さん、準備始めてますよ。楽しみにしてまーす。
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by agsmatters05 | 2009-10-30 22:07 | Comments(4)

紅茶国で(元)日本語教師(今は退職)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日常の出来事、イギリス風景、たまには料理や本やニュースや出会った人々のことや、家族のことなど。
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