2009年 05月 23日
22(金)夏学期前半終わり
最下級生の7年生から、最上級生の13年生まで、全学年試験一色。
といっても、11,12,13年生は全国統一の学外試験を受けて、7,8,9,10年生は学内のテストを受ける。
そして明日(土曜日)から8日間、ハーフタームと呼ばれる学期中間休みにはいる。
今日(金曜日)も試験監督が入っていたミチ。
午後の最後の一コマ、75分。これが、どうしてどうして、とってもしんどかった。あわや大惨事になりかねない状態だったといえるほど。
監督に割り当てられたのはL2という教室。8年生と10年生が15人ずつ集まった30人クラス。両学年とも科目は物理。
この子らはおそらく今日一日、同じ組み合わせでこの教室でテストを受けてきたのだろう。
試験の週間最後の金曜日の最後の4時間目、これが終れば1週間の休みが待っている日。
どうしたって、緊張感が出なくなるのは無理からぬこと。
問題は、8年生と10年生が席を交互に座らないといけないのに、勝手に自分たちで席を替わっていたことだった。こちらは 生徒の顔が分からないものだから、一人一人確かめたりしていたら、どんどん時間が過ぎてしまった。
10年生が相当ヤンチャ。悪くなりかかっている子がいっぱい。そして互いにそれに乗じ合うものだから、クラス全体が気分をそろえておふざけをはじめかねない。正直言って、窓の外を何度も眺めて、手の空いている先生を見つけたら、SOSを出したくなったのも事実。
しばらくしても静まらないので、「この調子だと校長にレポートしないといけなくなるわ」と言うと、少しは静かになった。そのあとも、所定の席に座らず、10年生どうしが並んで座っている机を発見。隣の子の答をもろに眺めあっている。ちょっと、そこのジョージ、あなたの席はそこじゃないでしょ。決められた席に戻りなさい。10年生どうしが並んで座ってはいけないでしょう。
このジョージ、本当に悪かった。まともにテストに向かおうとしない。最初から投げているみたいだった。
途中である子(8年生)が、ミスあと何分ですか、と聞く。こういう一言が、クラスの静寂をかき乱す。ここでミチは大失敗。1時15分から2時15分までが昼休みなので、15分という時間が頭にこびりついて、3時15分まであと30分、と言ってしまった。本当は3時35分まで45分あるのに。そうしたら、わっと生徒が騒ぎ出した。ジョージが、金曜の最後の試験は3時15分までなんだぞ、と大声を上げた。
ちょっと、そこのあなた、名前を言いなさい。といって、ミチがジョージの名前を紙に書きとめたところ、僕は何も悪くない、ぼくが何をしたというんですか、と文句を言ってきた。そのこと自体悪いことなのだけれど、よほど名前を学年部長や学校長に報告されることが怖いことだと分かっているのだろう。何とかして名前が報告されることを未然に防ごうとして,ミチの処罰の不当を訴えてきた。ぼくが何をしたって言うんですか。
いいから、すぐテストに専念しなさい。If you keep working there will be no problem. テストに取り組んでいる限り、困ったことにはならないはずよ、といったら、少しはおとなしくなった。
そのほかコマゴマあぶない瞬間はいっぱいあった。トイレに行ってもいいですか、という子も2-3あらわれたけど、10分待って、と言って行かせなかった。もし一人、トイレをOKしていたら、次々とトイレに行く子が続いて、これまた収拾できなくなっていたことだろう。赤ん坊じゃないんだし、授業のはじまる前にちゃんとトイレぐらいは済ませておきなさい。10分や15分、ガマンができないほどの子供じゃないでしょ。と言わなければならない。
テストが終わり、大部分の生徒が教室から出て行ったとき、一人の生徒に「このクラス最悪だったでしょ」と言うと、ええ確かに one of those ひどいクラスの一つでした、という返事が返ってきた。ハイ、これまでの最悪でした、と言わなかったのは、その子の社交辞令だったかもしれない。
このテストが無事(?!)終って一番うれしかったのは、ほかならぬ担当教師ミチ。下手したら、真面目に受けようとする生徒のテストさえ、つぶされていたかも知れなかった。まったくいやなクラスだった。一人一人はまともでも、クラスそろってノーティーになるというのが、この年頃の傾向じゃないだろうか。7,8年生はまだコントローラブル。でも、9,10年生(14,15歳)は本当に手に負えない暴れん坊ぞろい。これが12,13年生になれば少しは大人のフンベツというものがついてきて、暴走することは抑えられるのだろうけれど・・・。
金曜の夜はミルキンでデュープリケイトブリッジ。いろいろスリルがあって、昼間のトラブルをすっかり忘れてしまっていた。ここに記事を書いてまたちょっと思い出してしまったけど。

これは Copper Beach という木。日本のモミジの木のように、季節で葉の色が変わる。今は赤い、赤い葉っぱ。

ルピナス、または ルーピン。最初の生徒、ジェラルド君(仮名)から授業の最後に鉢植えのこの植物を贈ってもらったもの。枯らしてしまって、今は鉢だけ、オリヅル蘭を植えて窓辺に飾っている。

ちょっとタイミングがずれたけれど、今年2009年のミチの生徒のGCSE日本語試験、スピーキングテストはG男子校の会議室で、↑ の状態で14人の受験生の口頭試験を録音したのでした。
私の方も、一夜明けてやっぱり悔いが残りますね。デキャス先生のように、天井を突き破る大声を張り上げるわけには行きませんからね。できればそうしたいけど、しょせん老女の金切り声で終ってしまうでしょうし(笑)。まったく知恵比べもいいとこですが、もうしばらくはガンバラねば、です。複数教師クラスというのがあればなあ、なんて思ったりします。たとえ生徒数が50,60人になっても四つの眼で押さえ込めば四角い教室の中ですからねえ。あれ、何の話でしたっけ?(笑)。


