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紅茶国C村の日々

テオ君のことを



marriさんにお伝えしたかった。marri さんに聞いてほしかった。
marriさんと一緒にこのビッグ・ニュースを喜び合いたかった。

毎年一回、紅茶国のセカンダリー・スクール(中学、高校レベル)で日本語弁論大会が開かれます。

ALL(Association for Language Learning, 語学連盟)とでもいうのでしょうか、
英国中の外国語教師(教育)の団体があって、
そのなかの日本語委員会(Japanese Language Committee)と日本財団(ジャパン・ファウンデーション)が共同で主催するものです。

三つのレベルに別れていて、12,13,14歳のキーステージ3と呼ばれるレベルと、GCSEを受ける前の15,16歳レベル(キーステージ4)と、 GCSEを受けた後の17,18歳レベル(キーステージ、5)。その中で一番難しいのはキーステージ5で、Aレベルを終えたか終えないくらいの高校生が4-5分のスピーチをして、質問者の質問に答えるという最後のレベル。

これには、今まで私の生徒たちの中では、Aレベルまで行った子(生徒)が少なかったので、
ロレンちゃんがこのレベルで2位になっただけでした。
(これは以前のブログにシリーズ物で詳しく書いてあるけど、今は過去ログの検索をサボります。あとから付け足すかも)


これ(↓)が今年のパンフレット。

テオ君のことを_e0010856_22165575.jpg

今までは駐英日本大使館とか、ロンドンのコンウエーホールとかで行われていたのですが、
今年は初めてオックスフォード大学の,ニッサン・インスティテュートでした。

テオ君はキーステージ3でも、4でも、優勝したことがあるので、今回は最後の仕上げ。
優勝すれば日本行きのご褒美がもらえます。

テオ君のスピーチは「日本人とは」というものでした。

国際結婚をしたり、海外移住をしたりしている人たちの国籍はどうなっているか、
ミスユニバース・ジャパンの宮本エリアナさん、
テニス・プレーヤーのオオサカ ナオミさん、
そして故ドナルド・キーンさんの例を取り上げて、
これからますます多くの日本人のDNAがインターナショナルになっていくのでは、というようなお話でした。過去6年間日本語を勉強してきて、日本が好きになり、日本に行きたい、日本に住みたい、日本人になりたいという希望を持つようになったけれど、はたして私は日本人になれるのか?
将来への希望は、生まれが日本人でない人たちをも、
日本(人)が大きくて暖かい心で受け入れてほしい、という話でした。


イギリス中で、今年は19の学校から70余名の応募(キーステージ、3,4,5合わせて)があったそうです。その中から各ステージで6人ずつ最終選考者(ファイナリスト)が選ばれて、この日の本大会が行われました。

キーステージ5の6人はみんな立派なスピーチをしていました。でもテオ君のスピーチと、話し方と後の質問に対する答えは、本当によどみなく、すらすらと上手にできていました。
(これについては、この記事の続編を書いてみたいのですが、今は時間がないので省略。)

テオ君のことを_e0010856_22160520.jpg

あとでトイレで鉢合わせした審査委員長のMG先生におたずねしたところでは、
満場一致の判定で、テオ君の場合はとても審査が楽で、すぐ決まった、とのことでした。



ここまでくるのにいろいろありましたが、原稿を書いて、録音を主催者に送り、ファイナリストに選ばれたという連絡をもらい、2,3回練習もしました。

もちろん私はテオ君の学校から退職しているので、ヘルプはすべて、ボランティア。
でもこれはとてもやりがいのあることでした。テオ君も日本に行きたいし、
私も何としてもテオ君を日本に行かせたかった、行ってほしかった。


これ(↓)はG学校で、ある日の昼休みに、練習をしたものでした。
6月のはじめでした。この時はまだ全部原稿を覚えてなかった。

それに彼の原稿はちょっと長いので、時間内(5分)におさめるために
早口でしゃべらなければならず、それが大変でした。

テオ君のことを_e0010856_22341858.jpg


とにかくテオ君は言葉の才能があふれている青年です。

ほとんどぺらぺらとしゃべりますが、自分で覚えた言葉ばかりです。
いろんな言葉を自分でインターネット、ユーチューブ、アニメなどで覚えてくるので、
私はただ、使い方の間違いを時々正すだけ。

テオ君のスピーチの中に、
「国籍と人種の交差する地点はどこにあるのでしょう?」という文章があるのですが、
これはどこかの歌の文句なのだそうです。
というようにテオ君から新しい日本文化(流行語)を教えてもらうこともよくありました。


このブログには、テオ君からは、彼について何をどんなふうに書いてもよい、
という許可をもらっています。


実は、スピーチが始まる前からテオ君とお母さんはこれ(↓)を持ってきてくださいました。
まだ結果がどうなるかわからないのに、これを私がいただいていいの?と思いました。

「じゃあ、優勝したら、これをテオ君にあげるね。」と話していたのですが、
結局、「あげる」と言っても受け取らなかったので、
私も彼の優勝がうれしかったので、ありがたくいただきました。

テオ君のことを_e0010856_22332782.jpg

7月20日から8月2日まで2週間、東京、大阪そして愛媛県の松山にも3~4日滞在するみたいです。
世界中の国々で高校生の日本語弁論大会に勝ちぬいてきた生徒たちがまた愛媛で弁論大会をします。


テオ君のことを_e0010856_20225479.png

どうして愛媛県松山市なのかそのわけはわかりませんが、とにかくうれしい懐かしの松山で、
テオ君もスピーチを発表するそうです。

7月25日(木)12時から16時10分まで。

ヤッホー! 松山のみなさあーん!
テオ君に会ってくださーい。

私の名前を出してもらったら、テオ君、大喜びするとおもいます。


テオ君のことを_e0010856_22352472.jpg

テオ君はおしゃべり大好きだから、
marri さんと行き会って話ができたら、どんなに楽しい会話ができたことか、と思います。













# by agsmatters05 | 2019-07-03 08:34 | イベント | Comments(4)

追悼 marriさん

marriさんが永眠されてしまいました。

追悼 marriさん_e0010856_10101383.jpg

 5月に入院されたという知らせをいただいてから、ずっと毎日、この(↑)ペンダントを胸にかけていました。
去年の4月、marriさんに会いに行って、お友達と一緒にしまなみ海道をドライブさせてもらったとき、いただいたペンダント。お友達が作られたものだけど、いつもずっと一緒にいるお友達なので、marriさんと思って胸につけていました。


marriさんがブログをはじめられたのは、2006年3月9日。

デコボコミチがブログをはじめたのは、2005年6月24日(でも時差があるので、記事の日付は23日)。


marriさんが初めて私にコメントをくださったのが、2006年5月10日でした。


Commented by kazumi1713 at 2006-05-10 08:59 x
はじめして!
 全てが初歩的な私です。パソコン・デジカメ・ブログ!
 今日は(5/10)は雨の日。いえ明日も降るそうです?ブログを空けて数日前自身が作った「花づくし」で貴方を知りました。
 赤いリバティの「プリント模様」の花が気に入りました。赤と緑この配色が好きなのです。良く似た理由で一枚目のチューリップも、だあ~~いすき~~♪ 
 仕事から上がって・・・夜中にゴソゴソ。そりゃあ時間掛かるのよ。ブログを始めて3ヶ月目です。そんな私ですがヨロシク!!
 風景も好きです。お花も見るのは好きです。毎日何か見せてください!
 毎日通いますから ではまた


それはこの(↓)記事でした。




あれから13年、ちょうど6月23日の記念日に・・・

すぐにお花畑の小夏さんと、なぜか3人組(トリオ) にならせてもらいました。
marri さんも 小夏さんも コメント友達がたくさん、たくさん。
でも私は主にmarriさんと小夏さんだけの時が多かったです。

marri さんのブログはいつもびっくりさせられるものでした。記事も写真も、スケール(サイズ)が質量ともに充実していて、中味の濃いものでした。

marriさんからコメントいただくときは、身に余るお褒めの言葉をいただくことが多くて、
marriさんは、ほんとうに「ほめ上手」でした。
でもその裏でいろんなご苦労をこなしてこられたんだと思います。

marriさんのブログがもう更新されないと思うと、残念で、寂しくて、悲しくなります。
イギリス(紅茶国)にも来てもらいたかった・・・です。

marri さん、もう痛みのない世界にいるんですよね。
See you again  なんて、最後の言葉をブログに書かれたmarriさん、
またブログにお邪魔して、marriさんの「すごさ」をshinobaset てもらいます。

差し当たって、marri さんに聞いてもらいたかったニュースがあるんです。
テオ君のこと。marri さんに会ってもらいたかったですよ。

追悼 marriさん_e0010856_11025935.jpg







# by agsmatters05 | 2019-07-02 11:25 | 友あり、遠方より来る | Comments(2)

2019年6月30日、今月のまとめ

6月30日(日)になってしまいました。(2019年が半分終わり! 早っ!)

今月、書くことがたくさんあったけど、忙しくて記事にできませんでした。
来月もすごく忙しくなりそうです。
なので、見出しだけまとめ書きしておきます。

あとから丁寧に記事を書かせていただくつもりです。

追悼 Marri さん。 ブログ「あんころネットの部屋2」https://kazumi117.exblog.jp/  のmarrriさんがもう還らぬ人になってしまわれました。この悲しみ、悔しさ、寂しさ、不条理さをどう処理すべきか、うちひしがれています。

その少し前、テオ君が日本語弁論大会で全英トップになりました。彼は7月20日から2週間、日本へ行きます。7月24日から28日は愛媛県松山市に滞在して、世界各国からの弁論大会優勝者とともに弁論大会に参加する予定です。これもまたもう一度、詳しい記事を書きます。

その前の土曜日、ミルトンキーンズで日本人グルーぷのバザーがありました。写真がたくさんあります。

そして、ううチャンのお世話、できる限りのコントラクト・ブリッジ(勝ったり負けたりの記録)、そして あられちゃんと一緒にすごした数日間。

これらの記事をもう少し丁寧に書き直します。


2019年6月30日、今月のまとめ_e0010856_08423824.jpg



2019年6月30日、今月のまとめ_e0010856_08430851.jpg


2019年6月30日、今月のまとめ_e0010856_08433462.jpg



# by agsmatters05 | 2019-07-01 08:56 | bad news/good news | Comments(0)

またできあがり

またできあがり_e0010856_23245141.jpg


また出来上がりました。ううチャン(孫姫)にズボンを作ったあとは、ジョー君(孫若)に。

我ながら驚きつつ、楽しんで作りました。

またできあがり_e0010856_23242614.jpg


だれが考えたのか、一枚の布からこういうものが作れるのは、本当に不思議というか、面白いです。

小麦粉でパンをこねたり、ケーキを焼いたりするときも、よく「誰が最初に考えたのか…!」と思いますが、
縫い物も同じ。

ユーチューブで作り方を見ていると、(料理もそうだけど) 自分でもやってみたくなるってこと、ありませんか?

上の甚兵衛は
ユーチューブのこのサイト(↓)のおかげでした。



またできあがり_e0010856_23432009.png
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紅茶国と緑茶国の間をいつもいつも行ったり来たりしているううママ、アコちゃんに日本を離れる直前にお願いしてしまいました。
ユーチューブで作り方を見つけちゃったからお願い、100均の日本手ぬぐい買ってきて!と。


アコちゃん、ばっちり、ううチャンとジョー君用に楽しい柄の100均の日本手ぬぐいを買ってきてくれました。

それから幾日。ミシンの不調のさなか、ああだこうだと無駄をしながら、ようやく出来上がってしまいました。

でも、丸ぽちゃのジョー君にはちょっと小さすぎるかもしれません。それが心配。
なんてったって100均の日本手ぬぐい3枚でできるんですから、せめて一度か二度これを着て遊んでくれたら、あとはもう雑巾にしてもらったってかまわないからね、ジョーママへ。(笑)



# by agsmatters05 | 2019-06-20 23:37 | 家族のこと | Comments(4)

C村の薔薇の木 (6月のC村)


紅茶国の6月は、1年で一番いい季節。
梅雨?全然ありません。カラッと晴れてさわやかです。
もうすぐ夏至ですね。今年は6月21日、金曜日ですって。
一年中で一番昼が長い日。
朝の3時ごろから明るくなって夜の11時ごろまで空が薄明るい。
夜中にトイレに目覚めてその明るさに驚かされ、夜遅く11時ごろブリッジ・ゲームから帰ってくるとき頭上の空が明るくて、地平線がうっすら見えたりすると、毎年のことでもやっぱり驚かされます。

C村の薔薇の木 (6月のC村)_e0010856_05332854.jpg


ド田舎のC村に、今夜、18日夜E街から無事、11時過ぎに帰ってきました。 C村には、手入れを何にもしなくても毎年咲いてくれるありがたい薔薇の木があります。一つの花の周りに必ず二つぐらい(またはもっと多い時もある)つぼみがつくので、全部を数えたら100どころか200を超えるほどの花の総量です。(途中まで数えて、確信しました。)



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青い空がありがたいです。

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marri さんに、見てもらえるでしょうか?  marriさんの大好きな真っ赤ではないのですけど。  

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といってもこれは2,3日前に撮って写真だけアップして、下書きを残しておきました。思い出の薔薇の花です。10年以上前、ううチャンママがA男子校でこの赤いバラの花の飾りのそばでティーセレモニーを実演してくれました。あれは11月でした。だからこのバラの花って、ほんとうに開花期が長い。11月になるといつも思い出します。


C村の薔薇の木 (6月のC村)_e0010856_05370024.jpg


もっと上手な写真の撮り方もありそうですが。


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ド素人の薔薇の写真でした。



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そのほかC村のクリケット場では
この頃よくクリケットの試合も行われています。


そして、天気のいい日はちょっとだけ散歩。



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いつもの景色ですけど。天気がいいとつい、撮りたくなってしまいます。





# by agsmatters05 | 2019-06-20 11:55 | 平々凡々の日々 | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ