カテゴリ:本を読んで( 28 )


ちょっと(ブログ投稿の)間(ま)が空いてしまいました。
タイトルの本、その二です。もう一冊があると三部作全部揃うのですが、残念ながら未入手。
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新島襄と同志社の関係を、あらためて再認識したというより、むしろ、はじめてその詳細を知りました。簡単に今のような大きな私立大学がポンと作れたわけじゃなくて、それこそ命がけで、夜も寝ずに苦心して、血みどろになって奔走して、ようやく出来上がった大学だということを知りました。津田梅子さんの場合もアメリカからの援助が大きかったのは確かですが、同志社もおなじく多額の貴重な寄付金によって、最初の土台が築かれたのですね。しかも、場所が場所だけに、苦労も格別だったと。キリスト教(耶蘇教)に対する京都の仏教界の反発は相当なものだった。八重さんはそのために職を失ってしまうほどだったんですね。

この本の主人公は八重さんなので、あまり批判的なことは書いてないですが、ウイキピディアなどで別の見方をしている八重さん評価もあることを知りました。テレビドラマの八重さんも、またそれなりにこの小説とも違うし、おそらく実在した本人像とも違いがあったことでしょう。

新島襄の有名なエピソード「自責の杖」の出来事についての一節を引用させてもらいます。
「私はいつも、いちばんあつかいにくい生徒に特別の注意をはらっている」襄は次第に声を高め、「そうしなければ教壇に立つ者の成功はのぞめないのです。」と言った
 八重は紫色に腫れあがった襄の掌をみつめながら、良人のふるまいに計算ずくの芝居気などほんの少しもなく、一瞬たりといえわが良人を疑った自分を深く恥じた。
私はこのたびのことで学ぶところが多かった。容易ならぬ出来事が起こっても、逃げなければ、自然と問題は解決にみちびかれることを教えられた
襄はしみじみと言い清々しい笑いを浮かべるのだった。(p.187)

それから、男装して戊辰戦争を戦った女性だった、ということも驚くべきことでした。なぜか、あまり深い意味はないのですが、↓の引用を付け加えておこうと思います。たんなる備忘録ですが。
遠雷のように砲声が小田山のあたりにひびき、砲弾が天守閣めざして頭上をとんでゆく。P.208
コンピューターで、大河ドラマを全編(たぶん)見ることができそうだと、今にして知ったのですが、果たして全編PCで見る時間があるかどうか。これも縁もの、時のウンのようなものでしょうか。

6月最初の記事(↓)を書いてから、早くも20日あまり。

はい、はい、予想外の出来事も含めて、6月が終わる前に書いておきたいことがあと5,6編あるのですが・・・。


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by agsmatters05 | 2017-06-24 06:53 | 本を読んで | Trackback | Comments(0)
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4年前のNHK大河ドラマだったんですね。海外にいては、とても無縁の話でした。もっとも、海外でも日本のテレビを見たい放題の暮らしをできる方々も大勢いらっしゃるようですが。

ともかく、4年以上たってから、この大河ドラマの素になった八重さんのことを書いた本をどうにか読むことができました。

今、ウイキ様のサイトで大河ドラマ「八重の桜」を初めてみることができました。ユーチューブに行くと、最初からずっとこれが見られることも今、知りました。 ⇐ ああ、遅れてる、遅れてる。

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でも、とにかく、すべてのものに時があって、ついに私もこの本をよむことができたのでした。
一言で言うと、 「戊辰(ぼしんん)戦争」というものの、いい勉強になりました、ということにつきる、かな。

高校の時歴史の時間にこの言葉を聞いたおぼろな記憶はあれど、白虎隊の悲劇と直結することもなく、とにかく幕末の会津藩のおかれた立場のなんという気の毒なこと。それがよくわかりました。

そして、八重さんって、「男勝り」と言っていいのかどうか、あの動乱の江戸から明治に社会が激変する時代に、かなり型破りの生き方をした方だったんですね。

それは生まれと、育ちと、素質がすべて相まって、あの変化の激しい時代だったから、よけい型にはまらない生き方ができた、いえそうせざるを得なかった、ということなのでしょうか。それとも、社会や時代がどうであれ、才覚のある人はどんどん生き延びていくのだということなのでしょうか。

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この本は、戦争や時代を大きく描くのではなく、ただ山川八重という人の、特に戊辰戦争の渦中にあってのこの女性の行動を中心に描いたものでした。ウイキぺディアの大河ドラマのページは、この本よりはるかに大勢の人物の大きい物語を扱っていて、この本イコール大河ドラマではないことが、よくわかりました。

ほかに、ネットで検索したら、この本について、ないものねだりをしている感じのサイトにあたりました。八重さんの性格や人柄があまり見えてこない、と言われれば確かに、この本の八重さん描写には限界があるともいえるでしょうが、私には、それはあまり気になりませんでした。事実を調べ上げて、これだけの小説を書くということのエネルギーとご苦労を尊重すべきだろうと、おもわれました。

駒子の備忘録 観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど
福本武久『小説・新島八重 会津おんな戦記』『小説・新島八重 新島襄とその妻』(新潮文庫)2012年10月13日 | 乱読記/書名さ行

次は、後編、新島襄と同志社設立の話に移ります。

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by agsmatters05 | 2017-06-18 17:46 | 本を読んで | Trackback | Comments(1)
これ(↓)読みました。

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京都でテーラーを営む曽根俊也は、父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われたテープとまったく同じものだった。週刊文春ミステリーベスト10 2016年【国内部門】第1位!


↑はアマゾンのページからの引用です。

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最初から最後まで緊張感を伴う迫力がありました。怖かった。本当にフィクションとは思えない書きっぷりで、おみごと。最後のほうであまりにもつじつまが合い過ぎているような気がしないでもなかったので、ああこれはフィクションなのだと思わざるをえなかったです。

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これで、2017年の本屋大賞ノミネート作品10点のうち、4作品を読むことができました。とても手ごたえがありました。あと、残りの6っつも読みたいけど、kindle、海外で読めるのでしょうか?いろんな人に頼みすぎて、送ってもらうのも気がひけるとはいえ、やっぱりなんとかして読みたいなあ・・・。

とりあえず次は、福本武久「小説 新島八重」に行きます!(笑)
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by agsmatters05 | 2017-06-09 10:04 | 本を読んで | Trackback | Comments(2)

蜜蜂と遠雷 恩田陸 著

Mitsubachi to Enrai   Book by Riku Onda

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を読みました。

参考サイトはこちら(↓)をどうぞ。あらすじなどもわかりやすく書いてあります。

生活のなぞ解決
蜜蜂と遠雷のあらすじと読み方は曲を聞くこと!本屋大賞&直木賞受賞!

12 Apr 2017 - 史上初の「直木賞」と「本屋大賞」を受賞した「蜜蜂と遠雷」。 そんな蜂蜜と遠雷ってどんな話なのでしょうか? そのあらすじや読み方はどうすればいいのか ..


でもって、グーグルで上の「生活のなぞ解決」のウエブサイトを説明した上の文、どうして 「MITSUBACHI」が 「HACHIMITSU」になってしまうんでしょう?

そして遠くの雷のことを 「ENRAI」と読むのに、 誰かさんったら 「TOURAI」なんて読んでました。誰かさんって
誰よと思われるでしょうね。言ってもいいかな、樋口一葉は HIGUCHI KAZUHA と読んで、ダイナマイトをしかけることは 本当に文字通り 葉っぱ (HAPPA)をかけることだと思っていた人が一人。笑いを誘うことは悪いことじゃないから、ほかにも勘違いしてることあったら、どんどん引き出しから引っ張り出して披露してね。一度訂正したら、同じまちがいは二度しないでしょうから。⇒メグへ。(笑)

以上は道草、脱線でした。

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この本、本屋大賞と直木賞をダブル受賞ですって。たしかにそれだけの価値はあるような気がします。最初とっつきにくくて、何度か冒頭の部分を繰り返さなければなりませんでした。でもだんだん慣れてきて、かなり大部(507ページある!)この本の仕組みがわかってきたら、最後の当たりはユーチューブでその曲を聞きたくてたまらなくなりました。

そしたら、ユーチューブにすでに「蜜蜂と遠雷、風間塵」という項目が出来上がっていて、この本にでてくるクラシックの名曲をそろえたサイトがありました。その中の一つ、辻井伸行さんの演奏を聞きながら、このブログを書き始めました。(↑の写真)

音楽コンクールを小説にしたかった、という作者。モデルになった場所や人が、きっといるのでしょうねぇ。

白状すると、第三次予選の結果発表のところでは、「失格」という言葉がでてきて俄然作者の歯車に巻き込まれてしまいました。風間塵が選ばれたのか、そうでないのか、気が気ではなく数行飛ばして先を読んでしまいました。

最後の本選のところでの選曲とその描写(説明、解説)もまたすごかったです。作者のいっていることが本当かどうか、共感できるかどうか、音楽を聞いてみないことには確かめようがないクラシック素人の読者ですから、よくもまあこれだけの言葉で曲の説明ができるものよ、と思わされました。

この本は「星星峡」という幻冬舎の月刊のPR誌(現在は休刊中)の2009年4月号から2013年11月号までと、同じく幻冬舎が自社発行している月刊のPR誌『PONTOON』(ポンツーン)2014年1月号から2016年5月号までの「連載を大幅に加筆・修正したもの」だそうです。ということは、それだけでも、7年間を費(つい)やしていることになりますね。準備と取材と構想をまとめて、執筆するのには、本当に大きなエネルギーが必要だったことでしょう。

この本を読むきっかけをくださったニックネーム Yそうり、(Aそうりじゃなくて)と、この本をハードカバーで送ってくれたよっちゃん、本当にありがとうございました。おかげで今年の本屋大賞、めぼしいところを軒並み読むことができました。

恒例の一か所引用をしてみようとおもいます。ここがピークでも何でもない、もっと代表的な所を引用するほうがこの本にそぐわしいような気もするのですが、とにかくこの本を一冊読み通して、ページにマークをして、書き写したいとおもったところはここ(↓)でした:

毎日の暮らしの中で水をやり続ける。それは、暮らしの一部であり、生活の行為に組みこまれている。雨の音や風の温度を感じつつ、それに合わせて作業も変わる。

ある日、思いもかけない開花があり、収穫がある。どんな花を咲かせ、実をつけるのかは、誰にも分からない。それは人智を超えたギフトでしかない。

音楽は行為だ。習慣だ。耳を澄ませばそこにいつも音楽が満ちているーーー


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残るはあと一冊。ちょっとビビったけど、読み始めました。塩田武士著「罪の声」。
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by agsmatters05 | 2017-06-02 08:28 | 本を読んで | Comments(0)

浅田次郎「帰郷」

昨日の記事の最後で触れたように、しばらく前に読み終えたこの本。
これ(↓)も今年の本屋大賞ノミネート作品の一つ。

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とってもいい本でした。
「2016年12月18日に大佛次郎賞:浅田次郎さん「帰郷」が受賞」されたと。
受賞を喜ばしく思える本でした。 人間味のある本。ヒューマニズムというものを実感させられた本でした。

内緒話じゃないですけど、きっとmarri さんが感動するよね、と思いながら読みましたよ、marri さん。


シーサーブログで「こんな本を読んだ」
 のH.H様の記事(⇐)がありました。

戦争を扱った本(物語)はどんな本でも、底知れない奥行きを持たないわけにはいかないのだろうという気がします。でも、実話であれ、フィクションであれ、話の終わりをどこに持っていくかは人それぞれ。

「あんたに頼みがある」
「あんた、じゃないってば」
綾子は男の手をきつく握りしめた。しかし、男は名を呼ぶ代わりに、思いがけぬことを言った。


実は、この後の一文が大好きで、ぐっときて、お気に入りの言葉なのですが、あえてここに載せないでおこうと思います。ぜひ、読んでほしいから・・・・・。
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by agsmatters05 | 2017-04-03 07:57 | 本を読んで | Trackback | Comments(2)
昨日の本(「羊と鋼の森」は2016年本屋大賞ノミネートだそうで、(ちなみに、ノミネートされた作品は10位まであるらしい)、2017年の同賞ノミネート作品の一つがこれ。小川糸さんは、ウイキ様によれば1973年生まれだそうで、昨日の宮下奈都(なつ)さんより6歳若いお方。(おんとし44歳、といえば若さと実力が伸びあがるお年ごろ?)

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とっても楽しく、面白く、いい気分で読ませていただきました。「羊と鋼の森」の本とくらべて、(といっても何も比べなければならない理由はないのですが、たまたま続けて読んだ本で、たまたま2年続けて本屋大賞ノミネートされた本で、たまたまアラフォー、アラフィフの女性の小説というわけで。)、こちらは実話間違いなしみたいな感じで本に引きずり込まされました。登場人物のネーミングがおかしくて、名前だけは仮名にちがいないと思っていたところ、終わり近くで、なんだこれは実話じゃなくて、創作だったのか、と薄々感じるようになり、最後に男爵とパンティー(登場人物の一人)が結ばれるということになって、ああこれは全くの創作だったのか、と落ちがついた(落ち着いた)のでした。

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宮下さんも小川さんもそういう人(名前、作家))のことを全く知らない海外暮らしゆえ、本を読み終えてからウイキ様にお伺いをたててみました。すると小川糸さんの公式サイト(糸通信)というのがあって、そこにライフ・ブログ「ペンギンと暮らす」というページ(部屋?)があり、最新(3月19日、日曜日)の記事によると、この作品(ツバキ文具店)は4月からNHKテレビで放映されるのだそうです。http://ogawa-ito.com/blog/

そうそう、お知らせがあります。4月14日(金)から、NHKで『ツバキ文具店』のドラマが始まりまーす!ポッポちゃん役は、多部未華子さん。夜10時スタートなので、ぜひぜひご覧になってください。


日本在住の皆様、お楽しみくださいね。

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ちなみに、わが沖縄WC友、Yソーリが薦めてくれた本の、大部分がこの本屋大賞ノミネート作品だったのだと、今日にして気が付いた次第。あらためてこれらの本を紹介してくださって、ありがとうございました。


またよっちゃん、もったいないようなハードカバーで読み続けています。重い本をたくさん送ってくれて、ありがとう。(ここからは私的な業務連絡、ところで、まだパーセルは届いていませんか?笑)。
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by agsmatters05 | 2017-03-20 06:14 | 本を読んで | Trackback | Comments(2)

宮下奈都「羊と鋼の森」

一週間があっという間。毎週金曜日に会うキムさんと、「早いですねえ、一週間が。」という挨拶をいつも交わす。ったく、昨日のことのように先週の金曜日を思い出し、この一週間は本当に一週間だったのか、などと感じてしまう。よって、読書予報の記事 ⇐ここ を載せてから、かれこれ3週間もたってしまった。その時載せた写真の本の中の今は3冊目を読んでいるけれど、読んですぐ記事がかけなくて、こちらも溜まり気味。読んですぐ書かなければ、感想文もきっと賞味期限の過ぎたものになってしまうのではないか。

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1967年生まれの著者、宮下奈都(なつ)さん。今年50歳にならはる。上智大学文学部哲学科卒、と本のカバーの裏の内側に記してある。上の表紙の帯には、「ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。」と。

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ピアノは、ピアノ線(鋼、はがね)と、それを叩くハンマーをおおうフェルトを作っているいい羊毛からできているのだそうで、そこからタイトルの「羊と鋼の森」という言葉がきているのだとか。つまり「森」はピアノであり、ピアノから流れ出る音楽のこと、といってもいいか。

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作者が女性で、主人公が若い青年ということに、やはり終始距離感(作者と主人公との)を感じないわけにはいかなかった。読み終わったら、作者の創作の用意周到性に、脱帽したと認めざるをえない感じ。本の最後に、著者の「謝辞」というページがあって、

「この物語の執筆にあたり、快くお話を聞かせてくださった調律師の方々に心から感謝いたします。中でも、若い情熱と明晰な語りで調律への戸口を開いてくださった阿部都さん。素晴らしい技術と知見、名立たるピアニストたちとの数々のエピソードで、豊かな調律の世界を垣間見せてくださった狩野真さん。そして私のピアノを四十五年に渡って見守り続けてくださった上田喜久雄さんに、この場を借りてお礼申し上げます。また、作曲家の笠松泰洋さんには、あふれる音楽への愛情と深い洞察を惜しみなく分けていただきました。ほんとうにありがとうございました。」


この「謝辞」があって、はじめてこの作品全体が納得できたような気がしたといったら、私の読み方ははたして「まっとうな」読み方だったのかな?

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by agsmatters05 | 2017-03-18 07:40 | 本を読んで | Trackback | Comments(2)
昨日、写真をアップしたこれからの読書予報ですが、その前にこの(↓)本について一筆。
昨日の本たちが来るのを待っている間に、本棚にあった文庫本から。たぶん、メグが置いてったもので、私にとって東野圭吾さんってはじめてでした。ファンはいっぱいいるんですよね、きっと。

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かれこれ12年以上前の本についてです。

スエーデンのミステリーと、宮部みゆきの本を読んで、ついでに手にしたこのミステリー。

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とても気持ちよく楽しめました。物語の進行に、スピード感があって、変にじらされないところが良かったです。
できることなら、石神と靖子を一緒にさせてくれたらなあ、と思いましたけど。予想もつかない結末でしたけど、それもまたよかったです。やっぱりミステリーは先が読めたら、面白くないでしょうからねえ。

説教じみた文章は一切なくて、事実描写だけで進められる話しっぷりも、よかった。時々作者って、筋書きが佳境にはいってくると一節ぶちたくなるものだとおもうのですが、そういう入れ込みがないのも、またよかった。
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by agsmatters05 | 2017-02-28 09:15 | 本を読んで | Trackback | Comments(2)

読書予報

いきなりですが、Yそうりのおすすめの本が、四女のよっちゃんのおかげではるばるアジアとヨーロッパの大陸を超えて、紅茶国まで送られてきました。

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これから一冊ずつ、これらの(↑)本を読むたびに、ブログの記事にさせてもらう予定です。

よって、「読書予報」。

Yそうり, よっちゃん、
ありがとうございました。


le="line-height: 1.2;">ちょっと業務連絡。

明日(2月27日)は新宿で「沖縄ワークキャンプ50周年記念リユニオン」の準備リユニオン会が開かれる予定。そうり、ざいむ、かんぼう、こうせい(兼もんか)、つうさん(兼けいき)、それからもしかしたらこくざわがはくと、きんじょうあるぴにすともお集まりなんでしょうか。どうか楽しく、実り多い会となりますように。レポートを楽しみに待っています。
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by agsmatters05 | 2017-02-26 20:51 | 本を読んで | Trackback | Comments(2)

いやいや読んだ本

こういうこともあるのだなあと、思いました。
ある本を読み終わったのですが、その本は・・・・・

読書好きの長姉が時々本を「読めし」と言って、調達してくれます。
夕べ読み終わったのは、去年の10月、サンディエゴまで甥々クンにことづけて、まわしてくれた本の中の一冊。

年に2-3回、あるかないか、姉からの手紙。日付けがないけど、数年前のあるときの手紙に、「今、〇田〇樹という人の本を集中的に読んでいます。」と書いてありました。それがどんな人かも知らず、私はサンディエゴ(姪の結婚式)のために実家からやってくる人達二人(甥と、甥の甥)に頼んでしまいました。「姉が一時期はまったという〇田〇樹という人の、どんな本でもいいからその人の本をお願い。」と。

サンディエゴで甥々君から聞いた話では、この本について、「実はこの作者は、今とても問題がある人なので、せっかくのご指名だけどあまり勧めたくない。なんとかこの本ならどうだろうか。」という断り付きで手渡された本だったのでした。グーグルしたら、いろいろありました。政治的なこと、裁判沙汰のことなど。それはともかく、

なんとか読みました

やはり「問題あり」の本でした。ちょうど映画「ブラック・スワン」が「問題あり」だったのと、おなじような理由で、「問題あり」なのでした。本の後ろの梗概を引用します。

「田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女、美帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われ美帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、一人の男への、狂おしいまでの情念だった――。


全然面白くなくて、何度も途中で読むのをやめようかと思ったほどでしたが、半強制的に、読みおえました。

だいたい、なにが気にいらないかって、そもそもテーマがまったく受けいれがたい。「びじん」と「ぶす」の両方をメインテーマにした本というのがそもそもうさんくさい。そして文体があまりにも単調で、うわすべりしている。全然「真(しん)」にせまってこない。一行一行が嘘っぽい。

以上です。

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by agsmatters05 | 2017-02-15 12:46 | 本を読んで | Trackback | Comments(0)

紅茶国で日本語教師。でも、身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅のことなど。


by dekobokoミチ
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