伊藤悠子「まだ空はじゅうぶん明るいのに」

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を読みました。といっても、一度全体を読み流したというだけで、何度も読まなければ全部わかったとは言えないのが詩というものではないかとおもいながら読み進みました。

資生堂は、第34回現代詩花椿賞の選考会を9月8日(木)に開催し、本年度の受賞作を伊藤悠子氏の『まだ空はじゅうぶん明るいのに』(思潮社刊)に決定しました。
(今回の選考委員は佐々木幹郎、小池昌代、池井昌樹、杉本真維子の4氏)
現代詩花椿賞は、年度内(2015年9月1日~2016年8月31日)に刊行された詩集を対象に、4人の選考委員によって選ばれた最も優れた一冊に贈られます(過去の受賞作は別紙のとおりです)。
受賞者の伊藤悠子氏には、資生堂より「特製香水入れ」ならびに100万円が贈られます。


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ところどころの行、言葉、言い回しに「ああいいなあ」とおもったり、ところどころの行、言葉、言い回しに「」と思ったりでした。

それが「詩」というモノだと思いながら、それでも一冊の詩集が身近に感じられるか、疎ましく感じられるかの違いがあって、この同窓の、同年齢の女性詩人にすっかり脱帽。若いころ2度詩集を自費出版をしたことのあるデコボコ・ミチ。若い頃の私がよみがえってくるかもしれないというほのかな予兆さえ覚えてしまったではないか(笑)。

では一編、引用させていただきますね。


返信

問いを抱えながら
カーテンを開けると
枝のあいだに
星が一つまたたいて目が合った
これが問いへの返信と星は言う
今みつめているひとは君だけではないとしても
とおく問うたのは
君なのだから
まっすぐ受けとればよい
胸底ふかく受けよ


この最後の一行がグッときました。
受けよ、という命令口調が、なぜかとてもグッド。
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by agsmatters05 | 2017-01-29 04:01 | 本を読んで | Trackback | Comments(0)

紅茶国で日本語教師。でも、身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅のことなど。


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