ミレニアム4(上・下)

11月25日に読み終わった本。印象が強すぎて、少し間(ま)をおいてから書くつもりでした。

そもそも最初にこの本(ミレニアム)について聞いたのは、2010年10月10日のことでした。

ここにちょっと書いたことによると、今から6年前のこの日、母校の同窓会(卒業後40年記念)に出て、国分寺で2次会をしたあと、お茶の水まで帰る中央線の電車の中で、隣に座ったよっこさんが「必ず読むように」と命令(指示)してくれた本がこれでした。スティーグ・ラーソンによる「ミレニアム」3巻6冊(それぞれ上下ある)。

このブログの記事管理画面で「ミレニアム」と検索したら、その翌年(2011年10月2,5,16日)に3回にわたって、この記事を書いていたことがわかりました。(もうすっかり忘れてましたけど、、笑)

1、2011年 10月 02日  9月のまとめ、その四 「ミレニアム」その一発端
2、2011年 10月 05日  9月のまとめ、「ミレニアム」その二
3、2011年 10月 16日 9月のまとめ、「ミレニアム」その三

そうして、ミレニアムのこともガブリエルソンのことも、かなり記憶に薄れ掛けてきた5年後、四女のよっちゃんからの贈り物の中にこれ(↓)が入っていたのでした。
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作者は亡くなってるのに、なんで続編が出るの?と思ったまま、すぐに読み始められなかったんです。そして、今年、今回、(やっぱり教職を公式にはリタイアしたことが直接の影響だとおもう)、サンディエゴ以来、読む本にはまる生活がなぜかリセットされて、その勢いでこの本がついにここに登場できることになりました。(よっちゃん、ありがとうね。)

「蜘蛛の巣を払う女」ダヴィッド・ラーゲルクランツ
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結論、よく書けてる! 同じ作者が書いたかのように楽しめる。もしくは、別の作者(ダヴィッド・ラーゲルクランツ)が書いたって、全然大丈夫。とにかく同じように楽しめる。そして、受け入れられる!

「楽しめる」というのは、ちょっと誤解があるかもしれません。この本、ミステリーで、サスペンスもたっぷり。

ずいぶん怖い思いもしましたし、はらはらドキドキ、苦しみさえ味わいました。楽しむというよりは、金縛りにあったような気分に襲われて、普通だったら本から目を離せなくて止められない、というところをあまりの衝撃力でもう読み進められないよ、と何度思ったことか。そういう本でした。

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映画化も進んでいるらしく、評判も上々とのこと。

あまりネタバレしないように書かなければとおもいますが、なんでこの本が好きかというとやっぱり「勧善懲悪」のところ。巨悪と戦うところ。そして弱者、虐げられた人への救いがあるところです。悪い人を小気味よくやっつけてくれるところ。とはいってもそんなにおとぎ話のように単純ではないので、簡単には喜べない話なのですが。

とにかく、読み終わりました。一か所、引用しておきますね。とてもうまく書かれているとおもったところ。

こんなに若くて、目がくらむほど美しいのだから、仕事に疲れて汗ばんだ中年ジャーナリストを追いまわすよりも、ほかにすることがあるだろうに。それだけではない。彼女のまなざし、恥じらったり大胆になったりする態度、偶然を装って手に触れてきたこと。はじめは抗いがたいほど魅力的に見えたすべてが、だんだん計算ずくに思えてきた。(P.140,4 下)


この女性、リスベットの妹は、前三部作には大きく描かれていなかった人物。この女性、ある名をサノス、またの名をカミラ、リスベットと対照的な、あまりにも対照的な人物。

最後の章(第三十章)、

次こそは、姉さん、次こそは!
 という携帯電話のメッセージが三度届いているが、単なるミスなのか、わざと強調しようというくだらない試みなのかは判断がつかない。いずれにせよ、それはどうでもいいことだ。


リスベットとカミラの対決は、次号に持ち越されました。
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by agsmatters05 | 2016-12-05 10:45 | 本を読んで | Trackback | Comments(0)

紅茶国で日本語教師。でも、身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅のことなど。


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