病院の話((ENT = Ear, Nose, Throat 科)

23日(水)午後1時半の予約でした。これを予約したのは、はるか昔。、というのは大袈裟ですが、9月のサンディエゴ行きの前にオンラインでこの日しかなかった。(遠くの病院ならもっと早い日付けもあったけど。)

過去の耳の記事は ここ とか、ここ

この国の医療制度は、登録しているGP(ジェネラル・プラクティショナー=かかりつけ医)が紹介してくれると、大病院の専門医に見てもらうことができる。無料で。9月にGPに耳の炎症のためいっぱい薬をもらい、専門医への紹介状をだしてもらい、そのコード番号とパスワードを使って、大病院の専門医への予約をオンラインでして、それが2か月後の今。ったく、どうしようもないスピード(のなさ)。

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写真は、適当に病院の随所で撮影させてもらったもので、あまり本文と関係ないのですが・・・。こういう写真を撮るのは、ブログ・マインドになっている証拠でもあります(笑)。てか、要するに、(1)いつもと違うことをしている、(2)少し時間にゆとりがある、(3)だけど、先行きのわからない好奇心を感じている、ような時だから、です。

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12月が近づくと、日本もイギリスも、道路が混みあってきて、ちまた(巷)にせわしない気分が立ち込める。いつもなら十分間に合う時に出かけたのに、あちこちでノロノロ運転がつづき、ぎりぎりの予約時間に受け付けに到着。だけど、紅茶国は時間に鷹揚(おうよう)、5分や10分は遅刻に入らない気配。最初の受付から次の受付け場所へ移って、待つことしばし。10分、15分は待合い室でだれもが待ち続けています。

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ようやく名前が呼ばれて、指示された人に指示された場所へ行き、最初は予備問診のような形で看護師さんから名前、症状のチェックがあり、そしてまた廊下に出て違う部屋の前で待つと、部屋から出てきた医師にようやく巡り会えました。ふう、ここに至るまで何人の仲介者を経たことか。これが 名だたる紅茶国のNHS (ナショナル・ヘルス・システム=)国民健康制度。 効率がいいのか、悪いのか、国の税金を大きく使いこんでいるのが難点なのか、だれでも無料で医療のお世話になれるのが利点なのか、賛否両論あることで有名なNHS。

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この(↑)の駐車場だって安くなくて、この病院の予備収入はこの駐車場収入で潤っているのではないかと思われるほど。それに車がない人はどうやってここに来れるんだろうと思うと、貧乏人は病気にもなれないぞと思わされてしまう。

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ようやくお目にかかった耳のお医者様は名前をおっしゃってくれたけど、訛りの強いインド人(多分!)で、聞き取れなかった。分厚いカルテ(私の耳治療の記録)は、すでにこの先生の手元に用意されていて、大体のことはご存知の様子。それで、じゃ耳を見てみましょうとおっしゃって、良いほうの耳を見て、それから炎症にかかった左耳を見て、「ああだいぶ大きな穴がある!」と。もう一度聴力テストを受けてください、と言われて、すぐに部屋を出された。また元の受付でしばらく待っていると、今度はとても礼儀正しく優しくはきはきしている女性のオーディオロジスト(聴覚療法士)が私の名前を呼び、いくつもある部屋の一つ(ヒト気は全然ないにはいって、聴力テスト。右と左の耳にイヤホンを交互にセットして、手に持ったボタンを音が聞こえたら押してくださいと。高い音、低い音、大きい音、小さい音、とにかく全神経を耳に凝らして、どんなかすかな音でも聞こえたら、言われた通りボタンをおした。どうやらあまり深刻な難聴、聞こえない音がたくさんあるわけでもなさそうだった。

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そうしてまた元の発音のわかりにくい医師の部屋の前で待たされてから、この医師に面会できた。やはり聴力テストに問題があまりないので、対応できることは二つ。一つは、手術で鼓膜を元通りにする。もう一つは、耳栓を処方してくれる、って。もちろん即、耳栓をお願いした。ところが、すぐに耳栓を作ってくれるんじゃなくて、2週間ぐらいしたら手紙がくるって。そしたら、耳栓を作ってもらう手続きをはじめるように、だって。

それで、今日の面会は終わり。というのもあまりにもあっけない。2ヶ月以上待って、はるばるやってきたこの大病院でちょこちょこっと聴力テストを受けて、耳の中をのぞいて、「ああ鼓膜に大きな穴があいてますね」で終わりとは! そこで、デコボコ・ミチはずうずうしく我を出させていただきました。「あのう、鼓膜の穴ってどうなってるんでしょうか、見せていただけませんか。」

患者に病状を知らせるのは大切な医師の義務の一つ、ということはとりわけ紅茶国では徹底しているような気もします。歯医者に行っても、いちいち次にはこれをしますよ、ここがこうなってるからどうしましょうか、ああもこうもできますよ。と丁寧な説明を受けることが多くて、ありがたいと思うことが多い。この耳の医師も、テレビ画面をあっちへ動かし、こっちへ動かし、私の椅子を右に向けたり、左に向けたり、いろいろと工夫をした後で、しっかりと私の左耳の奥、中、鼓膜に空いた穴というのを見させてくださいました。もっとも、正常な右耳を見てないので、どれだけ鼓膜の穴が大きいのか、小さいのか、正常の鼓膜はどうなっているのかは、わからなかったのですが、あまり面倒をかけるのも遠慮して、とにかく耳の中が見られたことに感謝して、そこは引き下がりました。

というわけで、今、グーグル様で耳の鼓膜の画像をおたずねしてみました。
このページ 

https://www.google.co.uk/search?q=%E9%BC%93%E8%86%9C&safe=strict&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiMgM3xucfQAhVgGsAKHWrMBnAQ_AUICCgB&biw=797&bih=379#imgrc=XWWPmX309LtasM%3A

それで、ちょっと私の耳の中とは違うのですが、正常なのと穴空きなのと両方の鼓膜の写真があったので、ここに引用させていただきます。

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あとは無事耳栓をいただけたら、入浴時、水泳時、洗髪時には、それを常用しようと思います。2-3年は使えるはず、と医師はおっしゃっていました。ずうっと、じゃないんですと。
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Commented by marri at 2016-11-28 09:56 x
いつも気になっていた事です。
専門的な言葉があって、理解しにくい医療の現場での会話。
私はいつも「付添いさんは?」って聞かれました。どなたも誰かと一緒に来ていました。
貴女も当然一人ぽっちで。私から見ると心配の種だらけ。しかも
9月からこっち、二か月も待たされて。私達には考えられない期間、そして結論。
ここにいて、長年のお付き合いのお客さま方で一番早い老化は「耳がとおくなる」次いで「視力が衰える」です。
貴女は健康な身体で私は安心していますよ。無理をしないで、何事も早めの検査を。
Commented by agsmatters05 at 2016-11-28 10:12
marriさん、ありがたいお言葉、感謝です。
まだ病院に一人で行けるのはいいニュースですよね。
本当に深刻になったらとてもこんな記事は書いてられないことでしょう。耳、目、歯、体の端から治療が必要になってくるんですよね。(というのは、だれでも人は一般的に言うと、のつもりですが。)marri さんはいかがですか。お大事に。無理しないで楽しいご旅行を続けてください。ある日突然にヒースローに着いたよ、なんて知らせが来るのでは、と実は思ったりしてるんですが。
by agsmatters05 | 2016-11-27 09:28 | 行ったところ | Trackback | Comments(2)