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紅茶国C村の日々

11月2日(日)離日

朝7時半に新宿の京王プラザホテルに集合、というのが予定だったけれど、実際にはみんな予定より早く集まった。

前の夜、花を買いたいと思いついたのは、まごまごちゃんと別れた後のことだった。水道橋でコンビニ、ファミマを5〜6軒たずねまわったけれど、どこにも花を置いている店がなかった。紅茶国なら駅のそばの売店などはだいたい花束をうっているのになあと思った。残念。まあ、思いついたのが遅かったのだから、無理もないこと。日本のコンビニ文化(!?)はすごいと思ったけれど、どの店も同じような品物を同じような配列で売っているので、他と違う品物を探し出したりできないことがわかった。

ホストマザーたち3人に、最後のお別れのご挨拶やらお礼をしたいと思ったけれど、はなむけの花束は無理だとあきらめて、ほかのものにすることにした。と言ってもコンビニで高級ご贈答用品なんてありやしない。結局ワイン売り場を2ー3軒、見ているうちに、一番値段が高いのは黒霧島焼酎の瓶ぐらいだった。それとて一本千円程度。でもまあそこで妥協することにした。ご主人さま達にもご迷惑をかけたのだから、ちょうどいいかも。

この朝私は水道橋のYMCAホテルを6時半頃タクシーで出発。(一週間の前金制で払っておいた。約4万5千円ぐらい。)

京王プラザホテルのロビーで、ソファーにしばらく腰かけて待っていた。やがて3軒に分かれたステイ先の生徒らがホストマザーと一緒に集まってきた。めいめいが自動券売機で切符を買い(3100円)、しばらく時間待ちをして、とうとう出発の時間となった。ホストマザーたち3人がずっと手をふって、見えなくなるまで見送りををしてくださった。

バスの中では隣のC君が「ナルト」の漫画(巻一、日本語版)を秋葉原で買ったので、一緒に読みたいと言われて、一緒に読んだ。(読まさせられた。)彼はすでに英語で同じものを読んでいるので、ちょっと訳せば残りはすぐ理解できるようだったけれど、擬声語、擬態語を訳すのは相当難しかった。

成田空港に着く寸前で、飛行機の切符を入れたファイルがないことに気がついた。15分時間をもらって、郵便局へ行き、2カ所に封筒をおくり、テレフォンカードでメグに電話。今回忘れ物としては最大の失策だった。(Lちゃんが、木曜日に帽子をバスに置き忘れたのと同じくらいの失策だったかも。)

ただしEチケット(イーチケット)というのは、航空券そのものではなく、おまけに各人がこのEチケットを印刷したものを持っていて、さらに私、O君、A君、C君の4人は同じ一枚の航空券として取り扱われていたので、チェックインするには全然差しさわりがなかった。

テレフォンカードを使って2度目にメグに電話した時は、すでに京王プラザホテルのロビーで私の忘れ物が見つけ出されて、料金着払いでメグのところへ送ってもらえることになったそうだった。ろくな書類は入っていないのだけれど・・・。

飛行機の中では、私は映画をたくさん見た。
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生徒らはもちろん、日本を離れることを受け入れられない、受け入れたくない気持ちで胸がふさがっているようだった。
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UK時間で11月2日(日)午後4時40分頃? 予定よりちょっと遅れて、飛行機は無事ヒースローに着いた。

5人の生徒の保護者たちとそれぞれ挨拶をしてからC村へ向かった。


Commented by 大崎繁子 at 2014-11-06 00:13 x
お疲れ様でした〜〜日本はいかがでしたか?
あいは帰国した当初からずっと日本は住みやすい、子育てし易いと、とても満足していました。いつか帰国されるのを楽しみにしています。
Commented by agsmatters05 at 2014-11-06 09:45
繁子さん、
一緒に行った子供たちから「なんでこんな素晴らしい国から出て、イギリスに住んでるの?」というようなことを、帰りの飛行機で訊かれてしまいました。なにもかもうまく行って、ほんとうに「大成功」以上の結果でした。何をもって「大成功」というのかは、一口では言えないのですが。イギリスがいいのは「緑とお天気」だと答えておきましたが・・・。
by agsmatters05 | 2014-11-04 08:48 | Comments(2)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ