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紅茶国C村の日々

九月中に書いておきたいこと。

九月中に書いておきたいこと、があります。

(1)新年度(2014/15)の授業のこと。

明日から月が替わりますね。神無月(おお、神様がいなくなる月!)に入ってしまう。紅茶国日本語教師稼業を細々と続けて丸11年が過ぎました。2003年の10月から教え始めました。最初は生徒二人でした。ルイエ・ギーエ君と ハルーン・ドイル君の二人。1年たって、一人が消えた時はびっくり仰天しました。そういうことがありうるというのを知らなかったので。しばらく校内でハルーン・ドイルを追っかけまわしたりしましたっけ。日本語をやめないで、と何度も訴えました。最後には彼が、せがむような口調で「やめさせてくれませんか」と言うのでした。結局これは、私一人の問題ではなく、本人と親と、学年主任と、A レベルの科目担任たちみんなが関わっている問題で、12年生から13年生にうつるときによくあるケースだったのでした。

あれから11年。シックスフォームの12年生の日本語の授業はずっと毎年続いてきたクラスでした。でも、去年希望者がいないので12年生の日本語クラスはこの9月から開かれない、という通知をもらいました。ショックでした。7月にもらった9月の新学期からの私の時間割には、13年生と11年生(どちらも日本語2年目)だけしか時間割に入ってなくて、この学年が来年5,6月にGCSEの日本語試験を受けたら、私はもう教えるクラスがない、この学校に勤めることもなくなるのか・・・と思っていました。

ところがふたを開けて新学期に入ったら 12年生で新しく日本語を取りたいという生徒が6人にいる、というのです。シックスフォームの予算(国からの)はどんどん減らされているので、科目によってはもっと大勢の受講希望者がいるクラスでも開講されないケースもあるのだとか。日本語の開講を認めるには特別の校長の決済(判断)が必要だというのでした。ぎりぎりまで待たされて、12年生の授業がある当日までどうなるかわからなかったのですが、最終的に校長(新任)はゴーサインを出してくれたのでした。そして2週間後で希望者が一人増えて、今は7人のクラスとなっています。

さて、この12年生のクラスが開講されることになって、うれしいことがありました。開講されること自体、私にとってはうれしいニュースでしたが、なにがうれしかったというと、大勢の先生たち(学年主任、教務主任、学科主任、進路指導主任等々、この12年生という学年を教えている先生たち)が、行き会うたびに私に「おめでとう!」と言ってくれるのでした。

そのわけは、この6人(あとから7人になりましたが)が素晴らしい生徒たちだ!というわけなのです。その中の一人は、(もう書かせていただきます!) 去年受験したGCSEの12科目すべてに A*(エースター)を取った生徒だというのです。これ以上にいい生徒はいない(You couldn't have a better student.) と教務主任は私に打ち明けてくれました。

授業が始まって、確かにほかのクラスとは違いました。宿題を見せると、「もっとください!」こういうワークシートがあるんだけど、というと「イエス、プリーズ!」という生徒がゾクゾクなのでした。 (残念ながら全員ではない。⇐ これが問題。若干一人、全然宿題をやってこない子がいる。) というわけで、こちらも力が入ります。

責任重大だよ、ミチさん
この7人の生徒たち、週2回の授業で、2年間(といっても 1年と2学期程度)でGCSEを受けさせて、どこまで伸ばせるか。みんなにお星さまをとらせられなかったら、それは完全にあなたの責任だよ。

(2)ペイの話。
上のようないきさつで、9月のお給料に異変がありました。最初は先月よりガクッと少ない額の明細だったのが、計算間違いだったことがわかり、ほんのちょっとだけ上げてくれることになりました。と言っても知れてる額。貧乏はつらいよ、の世界は去年も今年も同じですが。

(3)ホン・シビふりかえり。
ここから下は算数問題が好きな人だけお付き合いください。ほとんど意味のない計算をしたいだけですから。

下の写真は 2014年9月22日の夜帰宅時に撮りました。この翌朝、あと5マイル走ったところで5が最後まで並ぶ数字を撮りたかったのです。なぜその写真が載せられないかというと、次の朝野暮用で早めに外出せねばならず、すっかりこの数字のことを忘れてしまっていたのでした。情けない、なんという忘却力のすごさ!
九月中に書いておきたいこと。_e0010856_3585074.jpg



去年の8月26日(今からほぼ12か月と26日前)の記事
に こんなこと(↓)を書いてました。

54380マイルということは、8万七千キロ   というところからのスタート (覚書)


でもって、引き算をしますね。
65550-54380=11,170 これはマイルですから、キロメートルに換算すると
11170 X 1.6=17872 キロメートル ふうん、そうか、12か月と24日(つまり389日)でこれだけ走ったということは、単純平均すると 
17872 ÷ 389 = 45.9 

へええ、そうか、そうなのか(⇐驚き)。
C村とA市の勤め先G学校の距離は片道8マイル(12.8キロ)だから、往復は25.6キロ
週に4回通勤するとして、単純通勤に要する距離数は週に102.4キロ。1年間を、長期休みをのぞく40週として計算すると、102.4 X 40 = 4096 km

通勤以外に走っている距離数は
17872 - 4096 = 13776 km.

ほんとかしら? (歌の文句みたい) 実際の通勤に使うホン・シビより、それ以外の走行距離数のほうが3倍も多いって。これはびっくり。もっとも去年一年間、昼間は学校へ、夜はブリッジ会場へ、と毎日25キロを2往復していたので、全走行距離の約半分は 仕事と夜遊び(!?)。あとの半分が、湖水地方や、コッツウォルズやロンドンなどへの長距離外出で占められる、というわけか・・・。

以上、それがどうした? というような話でした。一日平均の走行距離数がわかったところで、何にもなりやしない。それよりも、燃料一リットル当たりの走行距離を計算するほうがましなのに、まだそれができないという情けなさ。毎回ぺトロールを満タンにするたびに、走行距離数をメモっているのに、次の給油時にはあれ、あのメモどこへ置いちゃったっけ? というありさま。これを実現することが加齢による気力の衰えに逆らう試み、つまり「老いへのチャレンジ」ということにしておきます。

九月中に書いておきたいこと。_e0010856_1025484.jpg

by agsmatters05 | 2014-09-30 10:03 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

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