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紅茶国C村の日々

面白いこと(その1) - 命名マグカップ作り

さて、クイズの正解者への賞品発送を終えましたので、話題をかえまして。^ー^

本来ならこの記事は、3日前の12月6日に載せたかったのですが、バタバタしちゃってできませんでした。(今日現在は、12月9日。孫ちゃんが生まれて2ヶ月と3日たった、というわけです。)
タイトルにも書きましたが、最近ちょっと予定外の面白いことがありました。以下、写真をはさんでその話を書きますね。
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紅茶国の高校生はシックスフォーマーと呼ばれて、日本の高校2、3年に当たる17,18歳です。このシックス・フォームの2年間は、ふつうはだれもが大学進学を目指して最低3科目、どんなに多くても5科目ぐらいの科目を集中的に勉強することになっています。

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その中に「ビジネス」という科目もはいっていて、毎年、この「ビジネス」という科目の生徒達が、その学習の一貫で、なんらかの製品を作って売る、というようなプロジェクト(モジュール?)があるようです。

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過去にも、いろいろな製品を企画して、ミニ商売(アキナイ)をやっていました。毎年気持ちばかりの協力をして、とぼしい財布をはたいて製品を購入してあげるようにつとめてきました。私にとって過去の最大のヒット商品は、手作りカレンダーでした。12ヶ月分の写真を用意すればステキなマイカレンダーを印刷、製本してくれるというので、その年のPCの写真フォルダーから好きな写真ばかり12枚集めてカレンダーを作ってもらったことがありました。あのカレンダーは、日付けは過ぎてしまっても、写真が好きなので捨てられない、という困ったことになっています。

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さて、今年の企画は「マイ・マグカップ」とのことでした。一つ2.5ポンド(約350円ぐらい)で、白いマグカップに好きな文字、絵、模様をなんでも書き込んでオーブンで焼けば、食器洗い機でもセーフというマイ・マグカップができるんだとか。

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そこでハタと思いついてしまいました。孫々ちゃんの命名祝いにちょっとマグカップを作ってあげようか、と。姉妹、家族、親戚、友人、赤ちゃんのお祝いをいただいた方への返礼になるかも、なんて思いついてしまったら、もう戻れない。止まれない。抑え切れない猪年生まれのグランマ・ミチ。(笑)

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とりあえずキリのいいところで10個、25ポンド(3250円)。うん、まあ送料はかかるけど、このくらいならなんとか赤字を出さずにお祝いと感謝を表わせるかも、と。

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このペンが特殊なもので、これで文字とか絵を描いて丸一日乾かしたあとで、150~180度のオーブンで30分焼き付ければ出来上がり。

孫ちゃんの名前を毎回別々に描いてもいいわけですが、原画は実のパパ(セガちゃん)が一生懸命練習して書いたという命名札を印刷、拡大して、その文字を使うことにしました。その文字の部分を切り抜いた型をつくって、同じ文字になるように10個、書きました。ペンの色は半分は黒(黒がいちばんクールでした)、あとは赤、黄、緑、青、茶などを混ぜて書きました。カップの底には平成二十四年十月六日生、命名〇〇といれておきました。漢字というものを知らない紅茶国の高校生達(日本語を履修している生徒は残念ながらこのクラスには一人もいなかった。)は、この漢字が珍しいといって、よってたかって興味と好奇心丸出しにしていました。こういうとき大体最初の質問は、この文字は横に書くのか、縦に書くのか、というものです。どちらにも書けるけど、縦書きするときは紙の左上からはじめては駄目、と説明しなければなりませんでした。

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このプロジェクト、目標額はどのくらいなの?と聞くと、200ポンドだと言っていました。それでどのくらい集まったの?と聞くと、およそ135から140ポンドだと。「先生がいちばんたくさん買ってくれたお客様でしたよ」とも言われてしまいました。個別のニーズに応える商売って、大切よ。などと商売の「し」の字も知らないくせにコメントしてしまいました。私も楽しんだけど、生徒達も(私がたくさん買ったので)とっても喜んでくれていたので、いい気分でした。ああ、でもこれから日本のあちらこちらへ送るのがタイヘンだ!300円の品物を送るのに、きっと送料は一つ1000円を超えてしまう、と思う。ウウウ、やっぱり師走って、先生は走って金策する月になりそう・・・(笑)。(注ー師走の師は、本来は、お坊様のことなんでしたっけ? 師っていっても先生のことじゃない?ま、それはそれとして・・・ここではテキトーに脚色させていただきました。 >-<)
by agsmatters05 | 2012-12-10 01:06 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

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