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紅茶国C村の日々

虹を撮った日 - パーフォーマンス・マネジメント・インタビュー

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上の写真は10月12日(金)午後4時ごろでした。

A市で郵便局から初孫ゆうりちゃん(女の子です!)にお祝いのアルバムやベビー服や、小さい小さいくつ(おそらくはいて、歩くことはなさそうな頃の)や、お祝いカードなどを送ったあと、C村に帰る道(A418、ビアトン・ロード)で、あまりにもみごとだったんで、わき道に車を入れて、車の中から十数枚。パチパチパチパチと虹の写真を撮り続けたうちの、一枚。

この12日の金曜日はスタッフ研修日(インセット・デー)でした。いつも金曜日は授業がなくて休みですが、この日は、私の直接の上司=ボス、MFLヘッド、キャ先生による、勤務評定のための面接が入っていました。(このために、予定していた歯医者の予約を変更した。)

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どういうことかというと、過去1年間の勤務振りと、これから1年間の勤務目標を、直接の上司(ラインマネージャー)と話し合う、というものです。毎年1回行われているので、去年の記事もどこかにあるはず ⇒ あった、あった、ここ (←をクリック)。
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(同じ写真を1回だけ自動修正したもの ↑)。

勤務というと会社に勤めているみたいですが、学校勤めなので仕事は授業を中心に、生徒を相手にしていること。生徒の日本語の試験結果が、勤務評定の目玉です。紅茶国のセカンダリー(中学、高校)スクールの教育がいかに「試験」中心に動いているか、明らかです。水戸黄門様の印籠のように、カリキュラム全体が試験の成績をあげることにつながっています。とはいえ、試験というのが複雑で、一科目、一回だけの試験じゃなくて、ふだんの学習状態やら、課題、宿題、そして一科目につきいくつかの単元に分かれて何回も受験するわけですから、一筋縄ではいかないのは確かなのですが。

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面接はまあまあ無事終わりました。緊張しましたが、キャ先生は特に厳しい評価をしなければならない理由はなさそうで、私が正直(上に、バカがつく)に自分の至らないことを伝えると、それは正直すぎるといって聞き流す、というような場面もありました。とはいえ、生徒数も少ないし、今年の生徒の成績がとりわけよかったわけでもないので、プラスマイナスほどほどで、面接結果もまあまあ。4段階の上から2段目。つまり単なるグッド。(一番いいのはアウトスタンディング)。ちなみにグッドの下はサティスファクトリー(何とか許容できるレベル)で、一番下はニーズ・インプルーヴィング(改善が必要)だったかな。

とにかく年に1回の恒例の行事です。

これは、紅茶国の学校制度の中で、私はいいことだと思っています。日本の学校で教職員一人一人をお互いに管理・評価しあう制度なんて、ないですよね。個人的な上司の思惑で評価されるのではなくて、システムとして評価が記録される。キャ先生が私の状態について書き込まなければならないことはたくさんあって、それはもちろん秘密ではなく、私との面談の結果、互いの了解の上で、両方がサインして、学校長に提出。学校中の全てのスタッフがこういうことを経験するわけです。もちろんキャ先生も彼の上司との間で、このプロセスを経ているわけです。自分の仕事の成果を確認し、問題点を認めて、そして次の年の課題を確認しあう。こういうことは、日本ではあまり経験したことがなかったです。


とりあえず、ここまででアップしておきますね。

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追加です。

日本では、勤務年数によって、自動的に昇給する。これがいいこともあれば、悪いこともある。というか、かねがね、同じ職場に長くいた人の弊害(失礼)について、いろいろと体験してきた者として、紅茶国のこの勤務評定制度はいいな、と思ったわけです。毎年毎年、一人一人が仕事の目標を決めて、それがどこまで達成できたかどうかで、給料(待遇)も影響されるということ。もちろん、めちゃくちゃな目標を立てる必要はなく、あくまでも本人と直接の上司との間で、納得の行く、実行可能な目標をたてればいいわけです。もう日本でもこういう制度を取り入れている会社や学校ってあるんでしょう、ね。
by agsmatters05 | 2012-10-14 22:48 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

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