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紅茶国C村の日々

7月14日(土)コッツウォルズの「ジュリス」でアフタヌーン・ティー

とうとう念願のティーショップ「ジュリス」でアフターヌーンティーをいただくことができました。
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これをいただくのにどれだけの時間がかかったことか!

去年の夏(2011年7月)、はじめて「ジュリス」に行くことができました。それよりずっと前、2008年に英国紅茶協会からベストティーショップに選ばれたお店です。英国ニュースダイジェスト(週刊無料情報誌)にその記事が載ってから、それを大事に切り抜いて、いつか行ってみたいと思っていた場所でした。 (そのときの記事は こちら。こちらも。こちらも 一番いいのは こちら。「あなたをジュリスに連れて行くよ」、というタイトルの記事
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そして、去年の11月姉妹会をしたときも、コッツウォルズでぜひ、このお店に立ち寄りたかった。電話したら、11月中は工事中でお店はやってないって。(涙) (そのときの記事は、こちら。
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そのあと、今年の6月。この秋に東京で洋菓子店を開業したいという、情熱あふれるパティシェ(Kさん)とその若奥さん(Yさん)のお二人がパリからはるばるロンドンまで私に会いに来てくれたときも、ぜひ、ここにご案内したいと思っていたのに、前もって予約の電話をしたら、「ジュリス」のご主人(樹里さんのお父様)が電話口で、「月、火、水は休みです」って。ガックリでした。それで、その代わりにストーンヘンジに行った記事は こちら。     
自注(1)この頃、「そのときの記事はこちらで」とか「こちら←をクリック」ってのがちょっと多いですよね。ハハハ。リアルタイムで記事を書かず、一週間から10日、間をあけて書いてるせいかな。とっても リトロスペクティブ=回顧趣味 ですね(笑)。面倒くさくて飛ばして読まれる方もきっと多いことでしょう。ええ、ええ、ちっともかまいませんよ。(笑)


朝12時にC村を出発しました。

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いつものコッツウォルズ、お気に入りのフォトジェニックな(写真映りのいい)ところ(細い山道、小道、わき道なんですよ)で、車を停めて車の中から一枚。 さいわい、雨でもなく、寒すぎもせず、ほどほどのいい天気でさいわいでした。

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あとで気がついたのですが、2012年の優秀賞(アワードオブエクセレンス)ももらわれたんですね。今ちょっと調べたら、2012年はイギリス中で 38のお店がこの優秀賞をもらったそうで、そのリストは こちら (←をクリック)だそうです。たしかこの賞をもらうのは、隠れ調査員のインスペクション(査察)など厳しい審査をへなければならないと、聞いたことがあります。

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予定通り、2時に到着できました。なにしろ、事前に予約しておかないと注文できない、アフターヌーン・ティー。 10日ほど前に電話したとき、「ハイティーを予約したいんですが」と言ってしまったので、ご主人様から「うちはハイティーはやってないんですが。」と言われて、「あ、予約の必要なのはなんという?」とたずねたら、「アフタヌーンティーならやっています。」とおっしゃったので、「ああ、そう、それです、それをおねがいしたいんです。」と言いました。そしたら、もう一度、前の日に、必ずお電話で確認してください。それがなかったら、キャンセル扱いになりますよ。」と。それで、前の日に、ロンドンは、ピカデリーサーカスの駅のところで、なんとか忘れずに予約確認のお電話を差し上げることができたのでした。

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そういう思いをして、長いこと願いを心に温めてきたジュリスのアフターヌーンティー! メニューはお好みの紅茶に、スコンと、サンドイッチと、お好みのケーキ、という取り合わせなのでした。 

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さそさんは苺ショートケーキ、私は、レモン・オレンジケーキを選びました。とにかく、いろいろチョイスがあって、選ぶのに困りましたけど。チーズケーキや、モカケーキ、キャロットケーキもありました。ご主人のお話では、アフタヌーンティーの注文がはいると、朝4時起きで、仕込みに入られるのだそうです。この日は他にも2-3組、アフターヌーンティーの予約が入っている、ということで、ご主人はとてもいそがしそうでした。

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ベランダに屋根がかけられて、そこに生い茂る葡萄の木の下で、いただきました。紅茶のお代りは、お湯も冷めないようにと、ずいぶん気を配ってくださって、ほんとうに念入りなサービスでした。
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ジュリスのいちご、ショート、また、食べたいなあ。私が感激で、しばし、眺めていて、食べることができなかった、と書いてくださいね(笑)。

というのは、1週間後の、さそさんからのメッセージ(笑)。

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一口食べて、さそさんも私も美味しくて、感激。ご主人に「美味しいです。」と言うと、なかなか、本当にこの美味しさを受け止めてくれる人は少ない、とか。「美味しいです」とは言ってくれるけれど、それ以上のコメントはあまり聞かないとか。サンドイッチ一つとっても、工夫に工夫を重ねてのお料理だと、おっしゃっていました。卵サンドを作るときも、卵をどのくらい小さくつぶすか、何を混ぜるか、そこまでかなり綿密に気を使って作ってる、とおっしゃっていました。
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サンドイッチのパンの柔らかさ、はさんだ中味のバランスのよさ、そして、まったりとした味わいの調和。本当に、ていねいに作られたお料理だということがよく分かりました。そして、お値段がたったの15ポンド(=1800円ぐらい?)ということで、余計にありがたく、尊いお料理に思われたことでした。

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ケーキが大きくて、もちろん全部いただいたあとは、おなかがいっぱいになってしまいました。

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ゆっくりたっぷりアフターヌーンティーをいただいたあとは、ウインチコムの村を少し、歩きました。

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小さな村ですが、歴史的に、かなり古いとか。いつか、勝手にリンクさせてもらっているロンドンのブロッガーさんの記事で、この村のノース・ストリートにある、NO.5 (ナンバーファイブ)とか言うお店もありました。星5つのレストラン。でも、この日、午後3時ごろはまだお店は開いていませんでした。そのちょうど向かい側の壁にはこんな(↓)プラークもありました。

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サクソン人の王、リチャード2世(1377-1399)のころから、この村は存在したのだとか。馬のマーケットが開かれて、馬をつなぎとめる鉄柵の跡が残っている、という標識。小さな村だけど、やっぱり観光客が多いのでしょう。狭い道の両端に、オシャレなお店が多かったです。これ(↓)もその一つ、お花屋さんの店先のアジサイのディスプレイ。
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4時ちょっと前にウインチコムを出発。1時間弱でストラットフォードアポンエイボン駅に到着。5時24分発、バーミンガム行きの汽車に乗ったさそさんをお見送りして、
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トムトムと一緒にC村に帰ってきました。ちょうど夜7時の到着。C村を出発してからちょうど7時間。ぴったし150マイル(240キロ)のドライブでした。









+++++++++++++ MORE は メモ袋。+++++++++++++

あのいちごショートの味、忘れられません。すっごくおいしかった。今度、Juri'sの電話番号をiPhoneに入れておきます。ミチさんも長時間のドライブ、お疲れになった事と思います。今夜はゆーっくり休んでください。ありがとうございました! (=^0^=)  


さそさん、いつも日本語教育のいろいろな教材を使わせてくださり、ありがとうございました。「ジュリス」で少しは恩返しが出来たでしょうか?

帰り道、トムトムの指示通りのコースを通ったら、かなり北よりの道でノーサンプトンの近くから、知らないところをずっととおり、両脇に牛がいっぱいの細い農場道など、ええ?こんなとこ通っていいの?私いまどこを走ってるの?という具合で、ふっと道路わきの標識がC村って出ていてびっくり。いつもとまったく違う方向からC村に戻ってきたのでした。あれは不思議な感覚だった。


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追加です。下のコメント欄を書いてからここに戻ってきました。
あの日、さそさんが、私の知らないうちに撮って送ってくださった、誰かさんの写真。小さくして、載せておきますね。


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追加の追加です。

うっふっふ。この写真をさそさんが送ってくださったとき、たしかちょうど「借り暮らしのアリエッティー」(DVD)を見てたんです。もしかして、それがシンクロしたんでしょうか。老コビト・ミチエッティ!(爆)
Commented by さそ at 2012-07-22 04:15 x
ミチさん、おぉ、upしましたね。写真がとーてもきれい。私も写真を撮りましたが、ミチさんには、負けます。ミチさん、写真家にもなれますよ!
又、ぜひ、行きたいです。冬が来るまえに。。。
Commented by agsmatters05 at 2012-07-22 05:51
さそさん、へへへ、力作でしょ(!?)。上の記事書くのに、ちょっと苦労してしまいました。思いがこもってるから、かんたんにすっきりまとめるのがむずかしくて。ほんと、また行きたい。また、あそこでゆっくりお茶したい。そうだ、そういえば、さそさんから送っていただいためずらしい写真、つまり、このブログのライター・ミチがちょっとおばけのように花の中にぽつんと丸くはめ込まれているあの写真、あれを載せ忘れてたわ。今から、メモ袋の最後にくっつけたらおかしいかなあ。ちょっとやってみますね。
Commented by agsmatters05 at 2012-07-22 06:01
あ、それから、写真はね、さそさんのコンピューターがいいからですよ。私のデルのラップトップじゃ、全然見栄えがしないの。学校のデスクトップで見たら、ずっと違う写真(光がいっぱいの)がみられるんだもの。私の写真なんか、まだまだ、ド素人もいいとこ。このブログにリンクさせていただいてる「小さな手紙」というブログの写真、ものすごいですよ。いっつも驚かされ続けてますから。
Commented by konatum at 2012-07-22 22:54
お店の姿、好きです!
あっ、村の雰囲気もいいですねえ。
お花も とってもきれいだし。

私もイチゴを注文するかな~、でも 私、欲張りだから、ちょっと 頂戴って一口いただいちゃうでしょうねえ^^

サンドイッチ、パンの耳を、切ってるんですね。うん、やっぱり細かい。

Commented by U at 2012-07-23 13:33 x
素敵です!アフタヌーンティーのメニューもお庭の様子も素敵ですが、ご主人の気配りというか心意気というか、そういうまごころの込め方が素敵です。今度イギリスに行く時は絶対ここを訪れると決定してしまいました(笑)小人なミチさんも素敵です。
さて、またもこの場を借りてしまいますが、追加分のカードも受け取りましたので、兄に渡しました。夏休み入ってしまったので、まだ全員には行き渡ってないのですが、すでに受け取った子たちはお返事がもらえたことをとても喜んでいたそうです。ロンドンオリンピックの影響からかイギリスに興味が向いていることもあり、良い刺激になっていると思います。クリスマスカードの件はもう少し手際よく交換できたらと考えている次第です(こちら側の問題ですが・・・)。
8月後半になったら自分のブログの方を更新できるようになると思うので、そのときはどうぞよろしくお願いします。
Commented by agsmatters05 at 2012-07-23 18:29
小夏さん、そう、小夏さんにぴったりのお店です。はっきり言って狭いお庭なんです。でも、花が咲き乱れていて、とっても手入れが行き届いていて、心休まるんです。あんまりお花の手入れがよくて、さそさんが、毎晩鉢を家の中に入れるのかしら、なんていうほど。まさか、そんなことあるはずない、と思いましたけど、次に行ったとき、きいてみなくっちゃ。

あ、もちろん、私たち、3分の一ずつシェアしましたよん。3人で行ったら、3種類食べられる(笑)。小夏さん、行きまっしょ、こんど、Marri さんといっしょに。(マジですよ。)
Commented by agsmatters05 at 2012-07-23 19:16
Uさん、どうも、どうも・・・です。

いかにもイギリスらしい、地味でも暖かい配慮にあふれた、余計な飾りつけをしないというか表面的なきらびやかさはなしで、中味のよさに徹する、といういわば「頑固一徹」のお店です。はるばる日本からこのお店のために旅行する価値があるといっても言い過ぎではない、と思っています。決して裏切らない。あ、はるばる行ったら、お休みだった、というようなことはあるかも、です。つまりそのくらいの気難しさ、敷居の高さを伴っているからこそ、ティータイムを楽しむということが可能になってくる、、、なんてちょっと大げさに書きすぎたかな。
Commented by agsmatters05 at 2012-07-26 19:40
ちこちゃん、コメントありがとうございました。同じコメントを下に名前だけちょっと操作して、はりつけておきますね。^-^

母塾の会報で、ミチさんの書き物をうれしく拝読。そして、コッツウォルツのジュリのお話。1年前あんなにお世話になりましたのに、本当にご無沙汰でしたこと、気が付き赤面です。今夏は先週ポーランドから戻り、8月末にはニュージーランド、9月にはトルコ、の予定ですが、紅茶国、そしてC村へ行けるのは2014年くらいでしょうか。待ち遠しいです!それまでは、ミチさんのブログで目と、耳と鼻と舌まで楽しませていただかなくちゃ。
Commented by agsmatters05 at 2012-07-26 19:53
ちこちゃん、ご無沙汰はこちらこそ、です。あの時は、大量のお荷物をお運びくださり、今も感謝でいっぱいです。本当に圧倒される量でした。特にミレニアム6巻は、分量も重さも中味もほんとうに胸を打たれました。心深く感謝しています。DVDもまだお借りしたままです。どれがどれだか分かりにくくなってきていますので、見終わり次第まとめてお返ししなければ、と思っています。相変わらず東奔西走の夏をお過ごしですね。2014年よりももう少し前に渡英の機会はないのでしょうか?どうかすぐまたC村でお目にかかれますように。ヒースローまでお迎えに行きますからね。お待ちしていまーす。
by agsmatters05 | 2012-07-22 03:14 | Comments(9)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ