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紅茶国C村の日々

紅茶国女王即位60周年祝い(その3、記念礼拝)

6月5日(火) セント・ポール寺院にて

デイリーメイルのウエブサイト
(←をクリックしてください。)で、この日の写真がメガサイズでたっぷりとごらんになれます。(いつまでこのウエブサイトが有効なのかわからないのですが。願わくば、いつまでもこのままでありますように。)

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2154890/Diamond-Jubilee-2012-A-million-turned-cheer-Queen-Buckingham-Palace-balcony.html

どういうわけか、セントポール寺院での記念礼拝の写真が一枚もカメラにはいってなかった。残念。イギリスの国歌に2番があることも、このとき初めて知りました。礼拝式の次第は一言一句、前もって、タイムズ紙(新聞)の特報版で、わかっていました。それを見ながら、賛美歌を一緒に歌ったり、聖書の文句を聞いたりしました。カンタベリー寺院の大司教、ロワン・ウイリアムズ牧師の説教だけは、「生」でした。


でね、これ(↓) は、礼拝後の帰り道なんです。
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もう世界中の人が知ってることでしょうが、この馬車に女王の夫君、エジンバラ公・フィリップ殿下がいないことのわけ。日曜日(6月3日)のテームズ川船パレードのとき、4時間も寒い思いをしたためだって。メディアによる説明はbladder infection (膀胱感染症)ということでした。91歳なんですもの、何があってもおかしくない、と思いません?
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私は、この女王即位記念の一連の行事をテレビでずっと見ながら、去年の夏亡くなったアンドルーのことを考えていました。彼はエリザベス女王と同じ年でした。生きていてほしかった人でした。
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私は英国民でもないし、王室崇拝者でもない。単なる逗留者。「いつまでもこの国に住んでいていいですよ」(英語では Indefinite Leave to Remain つまり ILR と呼ばれる) ヴィザをもらっている立場。でも税金だけはしっかりと払っています。この国の税金は高い。(20%)
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王室や皇室という制度は、人間が長い期間にわたって作り上げた社会集団をまとめていく上でのしきたり、きまり、やくそくごと(といってもいいでしょうか)。職業がその人の特質や才能や技量によらず、ただそういう状況に生まれたというだけで、一生その仕事をしなければならない、というサダメ。私はミーハーではないとおもうのですが、やっぱり皇室や王室の人たちの生き様に、無関心を決め込めないのはなぜか。この国にいて、反王室派の、ちょっとインテリ気味の人たちが、こういう行事をまったく見たくない、関心もないというのは、なぜか?
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何人の人たちが女王の衣装に関わっているのか?一着、一着のお値段は?1ヶ月の衣装代は?なんて考えるのは、ヤボ?
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そういえばこんな新聞記事をよみました。南アフリカ旅行中にお父様の国王ジョージ6世が急逝し、エリザベスが女王に即位することになって、急遽ロンドンのパレスに帰ってきたとき、先王のお妃にあたる人(メアリー皇太后?)が、エリザベスの姿を一目見て、「喪に服す女王としてはスカートが短すぎます。」と言ったのだとか。おそらく、100%の作り話ではないのでしょう、こういう話が新聞にのるのは、周りにいた人が伝え聞いて、時効になってから世間に公表したことではないかと。
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以上で、英女王、ダイアモンドジュビリー関連の記事は終わりです。
Commented by echigo at 2012-06-18 09:29 x
こんにちわ、コメント二度目のechigoです。

「王室や皇室という制度は、~」というところで
色々と感慨深くなってしまいました(TvT

英国の王室もそうですが、日本にも皇室というものがあります。
長い伝統があり、王室や皇室がその国の伝統を体現するのですよね~。

私個人としては、そういう思いもあって
王室、皇室はあっても良いのではないかと思います。
女王やミカド本人は大変でしょうが、矜持をもって努めて頂ければ
とも思います(笑)。

それに、先のコメントでえげれす人云々といいましたが
同時にいわゆる平家方の血も入っています。
一の谷の合戦で落ち延びた落人の子孫という事だそうで。
800年続くといわれ隠れ里?の菩提寺には
安徳天皇の慰霊の為と思われる墓がありまする。
いろいろあって詳細は知りませんけど(^^;;)

たかだか超田舎のあんまし伝わってない家ですら
こーなのだから王家ともなればもっと色々と伝わっている
のでしょうね~とか思ったりしたりします(笑)

でわ
Commented by agsmatters05 at 2012-06-19 09:35
echigoさん、二度目のコメントありがとうございます。
お医者さんとか政治家、役者さんなどが、親子代々同じ職業を続けることが多いのは、いいことなんでしょうか?いいことも、悪いこともあるかもしれませんね。などと考えたりしておりまする。うすうす感じられることは、もしも女王、天皇がいなくなったら、その国はどうやってまとまるのだろう?ということ、なんです。とはいえ、王室、皇室のない国々がちゃんと国として統一して、まとまっていることも世界にはあるわけだし・・・?ひとついえることは、イギリスの王室は外国からの観光客を呼び寄せて、経済的に国に貢献している、と思われることです。この点はにほんの皇室はあまり目立たない?なんだか支離滅裂なことを愚考しおりまする(笑)

でわ
Commented by echigo at 2012-07-02 16:13 x
おひさしぶりです。echigoです。
生徒さんが大会で優勝とのこと、おめでとうございます。

さて、「イギリスの~」についての個人的な考えですけど…。
紅茶の国の王様ファミリーと緑茶国の王様ファミリーは
成り立ちが違うし、なんとなく性質も違うのかなっと思います。

紅茶国の王様ファミリーは
The Norman Conquest of Englandがあったり
ご近所のお国の王様からお嫁さんを貰ったりと
紅茶国の国民に理解(見本)して貰わなくっちゃ!
といアピール意識が高いのかなぁと

片や緑茶国の王様は基本的にドメスティックな家系で
祭祀をする比重が紅茶国より高いような。

だから、オープン過ぎないのが神秘性を増して
それはそれでぐ~かな~と思ったりします。
ただ、それでもアピールが上手ではないなと思ったりしますけど(笑)

でわ
Commented by agsmatters05 at 2012-07-02 18:37
echigoさん、ようこそ。
「オープン過ぎないのが神秘性を増して、ぐー」という日本の皇室についてのご意見なんですね。どういうわけか、私は皇室の神秘性よりも、人間性を重視したいような気がします。きっと世代の違いかもechigoさんは、戦前派? あるいは、ずっとお若い団塊ジュニア世代?なんてズバリお尋ねしてしまいました。・・・というのも、紅茶国のロイヤルファミリーの言動を見ていると、かなり「人間味」を隠さない、テレビのニュースキャスターの抜き打ちインタビューにもその場で答えられるのが、紅茶国のロイヤルファミリーです。日本だって、できるはずなのに、それをさせないのは、「閉鎖性」と「神秘性」をつなげたい周囲の人たちのガードが固いからなのでは???紅茶国のロイヤルファミリーには、神秘性はあまりないですね。そのかわり、富の裏づけと、民衆からのサポート(支持、尊敬、敬愛・・・?)のようなものが直接むきだしになっているみたい。とかなんとか書きましたが、まだよく分かってないところがたくさんあります(私自身)。
Commented by echigo at 2012-07-04 10:36 x
こんにちわ~。コメントありがとうございます。
長くなっちゃたので2連続でコメントさせていただきます。
その1です。

>世代の違いかもechigoさんは、戦前派? 
私は1976年生まれです~(^ ^)Ь

母方の祖父の家に一族による一族の為の巫がおりました(笑)
ま~表向きは明治に入る前までの話って事になってます(笑)

その家はむか~しむかしは緑茶国の王様から分かれましたので、
きっとその王様の影響で巫を立てていたんだろうな~と
想像したわけです。

だから、一族の巫と緑茶国の王様の巫仕事も少し似たところが
あるかなと(^^;;)
今でも緑茶国の王様は祭祀を大分しているかと。

もし、そうだとしたらお仕事柄、神様とお話する時間が多くなって
人とお話する時間がすくなくなってしまうんだろうなって。
結果、アピールという仕事に時間をたくさん取れなくなるんだろうなって。
(それに今時、神様神様というとねぇ(笑))

紅茶国の王様は、英国国教会のトップっていうことになってますけど
司祭様?みたいに礼拝を執り行ったりしたって聞いた事がないような。

その2に続きます
Commented by echigo at 2012-07-04 10:37 x
その1の続きです。

>「オープン過ぎないのが神秘性を増して、ぐー」
というのは、お仕事柄の結果、オープンとかアピールがしにくかろうと
いうだけ?です。
わざわざ閉鎖的にして神秘性を増して~というのではなく(^^;;)Ь

言葉足らずで大変申し訳ないです。

それに、オープン過ぎないとはいっても人間味とは別物かなと。

個人的には、こういう緑茶国の王様の性質みたいなものを
もっと認識してもらった方がいいんでないかとは思います(^^;;)

なので、緑茶国の王様は祭祀王という成分が高く
実際に神様にお祈りをささげたりしますけど
紅茶国の王様は世俗におけるモデル的な存在なのだろうなと。

でわ
by agsmatters05 | 2012-06-17 07:50 | Comments(6)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ