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紅茶国C村の日々

09年7月、カンブリアのアルバムから。

ワテンドラス Watendlath (←をクリックしてください。晴れた日のステキな風景がのってます。)

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ここは、四方を山に取り囲まれていて、人里はなれている、秘境という感じの場所です。でも、名所のひとつで、訪ねる人も多いです。車もなんとか入れます。

ここに来ると必ず心の中で歌っています。

 「山の寂しい湖に 一人来たのも 悲しい心~」湖畔の宿 (高峰 三枝子)

別にそんなに悲しくなくても、この歌が心に浮かんできてしまう。それほど、この歌詞がぴったり来る湖です。
でも、2-3軒の家はあって、アヒルや家畜も住んでいます。
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ヘルベレン山、Helvellynイングランドで4番目に高い山。約950メートルぐらい。でも、3000メートル級の日本アルプスの山を歩くのと同じような高度感覚があります。山全体のエリアが大きいからでしょうか。スタート地点からの距離がものを言うからでしょうか。

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ちょっと調べたら、2008年8月20日の記事も、この山についてでした。写真も載せてあり(同じようなの)、非公開記事扱いにもなっていませんでした。

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巨大な大自然を目の前にして、その威力に圧倒されて、ついついカメラに記録しておきたくなるのは人情というものでしょうけれど、実際の大自然のすごさと、カメラに切り取られた景色とはやはり迫力が全然違います。この巨大さ、スケールの大きさを表わすものの一つに、山並みの色合い、というものがあることに気がつきました。遠くへ行くほど山の色が緑色から薄青色に変化していく、ということです。上の写真のはるか遠くのうす青色の山並みまでたどり着くためには、とても一日で歩いていける距離ではないということ、何百キロも離れた山並みだということをご想像ください。

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山から下りて、ごほうびにパブでいっぱいの ラガーシャンディ を飲みました。ラガー(ビール)とレモネードをミックスした飲み物です。ケズウイックの街は観光が最大の収入源なのでしょう。どの家も、どのパブもこういうきれいな花飾りがさかんに飾られていました。
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スキドー山 (Skiddaw)

この山に登るときはいつも晴天、好天、スキドー晴れです。しっかりと帽子をかぶり、日焼け止めクリームも使います。マウンテンバイクでも登頂できるなだらかな山です。この山の斜面を歩いているときはいつも「大地という女体」という言葉を連想してしまいます。ほんとうになだらかでおおらかな地形なんです。
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上の写真で地面が暗くなっているのは雲の影。
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なんだかそろそろデルトップ君がダダをこねそうな気配がしてきたので、今日はこの辺で。また明日も、続きを載せるつもりです。





湖畔の宿 - 高峰三枝子

作詞:佐藤惣之助 作曲:服部良一

山の淋しい湖に
ひとり来たのも悲しい心
胸の痛みにたえかねて
昨日の夢と焚き捨てる
古い手紙のうすけむり

水にたそがれせまる頃
岸の林を静かにゆけば
雲は流れてむらさきの
薄きすみれにほろほろと
いつか涙の陽がおちる

ランプ引きよせふるさとへ
書いて又消す湖畔の便り
旅の心のつれづれに
ひとり占うトランプの
青いクィーンの寂しさよ
by agsmatters05 | 2009-07-31 22:28 | Comments(0)

紅茶国で(元)日本語教師(今もちょっとだけ)。身の回りのいろんなことを気ままにつづっていきます。日本語教育のほかに、イギリス風景、たまには映画や料理や本やニュースや旅や、家族のことなど。

by dekobokoミチ